'19 イストワール18

2歳11月 本格的な騎乗運動へ移行しています

投稿日:2020年12月1日

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2歳馬ビオグラフィア(イストワールの18)

記事を書くのは5月以来になってしまったので、その間の近況をズラーッと並べていきます。

20/6/15 NF空港
馬体重:518kg
現在は週2日900m屋内坂路コースをハロン15~16秒のキャンター2本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。前後躯の連動性や左右のバランスなど、まだ課題は残りますが、ハロン15秒ペースでは楽に登坂できるくらいまで体力は備わってきました。走ることに対して前向きで、自ら動こうという気持ちもあるので、あとは走りの質を上げていきたいところです。
20/6/30 NF空港
現在は週2日900m屋内坂路コースをハロン14~16秒のキャンター2本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。馬体を絞るのになかなか苦労するタイプではありますが、しっかり攻めても体重が減らないあたりを見ると相当なタフさを兼ね備えていそうです。まだ十分に後肢を使えていないことで、どうしても歪んだフォームになりがちなので、真っ直ぐハミに向かってくることを教え込みつつ、時間をかけて良化を促していければと考えています。
20/7/15 NF空港
馬体重:510kg
近々の本州移動を視野に入れ、速めのペースを取り入れて乗り進めていましたが、この中間に左前脚の球節に腫れが見られるようになりました。現在はウォーキングマシンでの調整を行っています。しばらく騎乗運動を控えて経過を観察し、患部の回復に努めていく考えです。脚元の状態次第で騎乗運動の再開時期を判断していきます。
20/7/31 NF空港
現在はウォーキングマシンでの調整を行っています。引き続き、脚元の回復を最優先に考えてケアを施すようにしています。まだ完全に不安が払拭できているわけではないので、焦らず取り組むことで早期の運動再開につなげていくことができればと考えています。
20/8/14 NF空港
馬体重:510kg
現在はウォーキングマシンでの調整を行っています。休ませていることで元気のいいところを見せるようになってきているので、テンションが上がり過ぎないように気を付けて接しています。定期的に獣医師のチェックを行いつつ、腫れと痛みが引くまでは無理なくメニューを進めていく考えです。
20/8/31 NF空港
現在はウォーキングマシンでの調整を行っています。もともと太りやすい体質の馬なので、体重の管理に注意を払っていければと考えています。まだ、左前脚の球節から繋にかけて腫れが残っているので、当面は無理することなく回復を最優先に考えてメニューを組んでいく方針です。
20/9/10 NF空港
この中間はウォーキングマシンでの調整を行っています。
「なかなか腫れが治まってこない状況でしたので、この中間に精密検査を実施しています。その結果、種子骨靭帯の周囲に炎症があることが判明しました。靭帯自体にダメージがあるわけではありませんでしたので、その点では安心しました。引き続き、炎症を抑えられるようにケアを施していきます」(空港担当者)
20/9/17 NF空港
この中間はウォーキングマシンでの調整を行っています。
「引き続き、マシン運動で脚元の回復に努めています。獣医師からは蹄の微調整を併行して行うように指示が出ていますので、良化に向けて取り組んでいきたいところです」(空港担当者)
20/9/24 NF空港
この中間はウォーキングマシンでの調整を行っています。
「腫れと痛みの状況を見ながら最低限の負荷をかけるようにしています。引き続き、ケアを施しながら早期に炎症を抑えることができるように進めていきます」(空港担当者)
20/10/1 NF空港
この中間はウォーキングマシンでの調整を行っています。
「引き続き、炎症を治めるためにケアを施しながら進めています。回復具合を見つつ、日々の調整メニューを組んでいきたいところです。馬体重は518キロです」(空港担当者)
20/10/8 NF空港
この中間はウォーキングマシンでの調整を行っています。
「この中間、獣医師によるチェックを行っていますが、炎症は落ち着いてきているということでしたね。このまま変わりないようであれば、少しずつ負荷を高めていくことを検討しています」(空港担当者)
キャロット公式より

本州への移動を見据えて乗り込みが続けられて、良いコメントも聞かれるようになっていた6月でした。
しかし、移動を目前にしていた7月に「左前脚の球節の腫れ」のためおあずけに。

まぁ骨折や屈腱炎といった症状ではなく打撲のようなものという感じだったので、1ヶ月も経てば運動再開できるだろうと思っていましたが、結局3ヶ月経った10月まで炎症が引かずにウォーキングマシン調整に留められることに。

9月の精密検査でも靭帯自体にダメージはないとのことで一安心ですが、どこかに脚を打ち付けてその腫れが3ヶ月も続いてしまうというのはあらためてサラブレッドの脚の繊細さを感じるところです。

20/10/15 NF空港
この中間はトレッドミルかウォーキングマシンでの調整を行っています。
「経過を見た上でトレッドミルでの調整をスタートしています。まだダク程度の内容なので、焦らず負荷を高めていければと考えています。馬体重は518キロです」(空港担当者)
20/10/22 NF空港
この中間はトレッドミルかウォーキングマシンでの調整を行っています。
「この中間はトレッドミルでのキャンターペースを取り入れるようにしています。慣らしながら進めていくことで、更なる良化につなげていきたいところです」(空港担当者)
20/10/29 NF空港
この中間はトレッドミルかウォーキングマシンでの調整を行っています。
「引き続き、キャンターペースで動かすようにしていますが、変わりなく対応してくれています。負荷を高めたばかりですから、慎重に状態をチェックしながら進めていきます」(空港担当者)
20/11/5 NF空港
この中間はトレッドミルかウォーキングマシンでの調整を行っています。
「強弱を付けながら進めていますが、問題なく推移しています。経過は順調と言っていいでしょうから、このまま騎乗運動の再開を目指していきたいところです」(空港担当者)
20/11/12 NF空港
この中間はトレッドミルかウォーキングマシンでの調整を行っています。
「トレッドミルへの移行後は順調に進めることができていますね。試し乗りなども取り入れて慣らしつつ、徐々に負荷をかけていくつもりです。馬体重は510キロです」(空港担当者)
20/11/19 NF空港
この中間は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は屋内坂路コースでハロン17~18秒のキャンター1本登坂しています。
「経過を見た上で本格的な騎乗運動へ移行しています。乗り進めていく中で良くも悪くも変化が出てくる可能性がありますから、状態を確認しつつ進めていく考えです」(空港担当者)
20/11/26 NF空港
この中間は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本登坂しています。
「状態を確認しつつ、徐々にペースを上げるようにしています。何とかこの調子で軌道に乗せて進めていければ理想的です。馬体重は504キロです」(空港担当者)
キャロット公式より

10月中旬からトレッドミルに移行。

さらに1ヶ月かけてようやく坂路での騎乗運動を再開できるようになっています。

この間の馬体重は510~518の間に抑えられていて、飼料による体重管理はされていました。

2歳7月
[ビオグラフィア] 2歳11月 本格的な騎乗運動へ移行しています

2歳8月
[ビオグラフィア] 2歳11月 本格的な騎乗運動へ移行しています

2歳11月
[ビオグラフィア] 2歳11月 本格的な騎乗運動へ移行しています

もともと太めに見えるシルエットでしたが、運動をできなかった7月から11月の間で太くなりすぎることなく騎乗運動を再開できたのは良かったと思います。

坂路のペースも徐々に上がってきていますから、このまま軌道に乗っていって年明けに移動の話が出てくれば良いかなと思います。

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