3歳馬レッドベルオーブ。
念願のクラシック・皐月賞に出走しました。
もう1ヶ月前ですが・・(笑
まぁ、皐月は5月ということで。
さて、1ヶ月前の皐月賞。
できることならば現地観戦をしたかったですが、指定席が取れずにお家観戦です。
でも通常は現地でしか買えないミニゼッケン、キーホルダーが通販で買えるようになっているので、それは悪くないですね(笑
当日の馬体重が478キロで前走の朝日杯FSから2キロ増。
輸送前の発表が490キロだったので輸送減りしちゃったかな・・テンションがどうかと心配しましたが、特段うるさい様子ではなく、発汗が目立つということもなく収まるところに収まってるかなと思いました。
返し馬ですが、8枠16番なので順番が回ってきたときはすでに待避所で輪乗りの状態でしたが、ここでも鞍上を背にしっかりと周回できていました。
出資馬が出走する初めての皐月賞のファンファーレ。
緊張感が高まりますが、この16番枠からどうやって進めていくか・・。
ゲートが開いて好発!・・とは行かずにやや立ち遅れ気味。
こうなったら腹をくくって中団からかと1コーナーに入っていきますが、このあたりから馬が行きたがり、ジョッキーが持っていかれ加減。
向こう正面に向かうところでは抑えきれずにいつのまにか2番手まで進出。
前半1000m通過が60秒3・・前日の夕方から当日の深夜までかなりの雨が降って稍重となった馬場を考えると平均か少しペースが速いか。
とにかく必死に抑えて最後まで持ってくれと願って勝負所の4コーナー。
外からダノンザキッドが上がってきてそれに合わせてベルオーブも動く。
4角先頭でそのまま押し切ってくれと直線へ。
と思ったのもつかの間、最内で脚を溜めていたエフフォーリアが一気に抜け出すと、ベルオーブの方は脚が残っていないか差を拡げられてしまい・・。
これはガス欠か・・と後続の追い上げにもあって『8着』でのゴールでした。
2021.04.18 : 4月18日レース後コメント(8着) |
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藤原調教師「勝ち馬のような競馬ができればと考えていましたが、今日は枠がすべてですね。走力と能力があるので、壁がないとブレーキが効きません。ペースも流れませんでしたし、外枠からでは道中壁を作れるところがありませんでした。ここに向けてしっかり準備してきたので悔しいですが、仕方ありません。まずは馬の状態をしっかりチェックしてから、次に向けて考えていきたいと思います」 |
東京サラブレッドクラブ公式より |
藤原調教師が挙げた敗因としては大外枠ということでしたね。
スタートで後手を踏んだのが痛かったですし、そこから道中で壁が作れないことで抑えが効かずに、最後の余力が残らなくなってしまいました。
高速馬場で結果を出してきたベルオーブにとって、雨で重くなった馬場もマイナスになったと思います。
ここに向けてしっかり準備してきたので、少しでも条件が向いていれば・・と調教師と同じく悔しい気持ち。
皐月賞を終えて次に切り替えていきたいところで、目標はすぐに出ました。
2021.04.21 : 栗東:藤原英昭厩舎 |
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調整メニュー:引き運動 藤原調教師「こちらに帰ってきてからは厩舎周りの引き運動で調整しています。さすがにG1を走っただけの疲れはあるので、今は馬体に異常がないか慎重にチェックしているところです」 |
2021.04.22 : 栗東:藤原英昭厩舎 |
調整メニュー:引き運動 藤原調教師「今朝も厩舎周りの引き運動で調整しています。引き続き馬体に異常がないか確認しているところで、今週一杯は様子を見ていこうと思います。次走についてはクラブとも協議した結果、日本ダービーを目標に進めていくことになりました」 ※5月30日(日)東京11R・日本ダービー(G1・芝2400m)を予定。 |
東京サラブレッドクラブ公式より |
日本ダービーを目標に。
皐月賞のレースぶりを見れば400m延長でさらに難しい挑戦にはなると思いましたが、3歳牡馬、目指すなら当然ダービーだろうと熱くなったのですが。
2021.04.25 : 栗東:藤原英昭厩舎 |
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藤原調教師「レース後は慎重に上がりの状態をチェックしていましたが、右前脚の圧痛と熱感が取れなかったためレントゲン検査をおこなったところ、右前脚の管骨を剥離骨折していることが判明しました。ここまで入念にケアをしながら進めてきたつもりですが、日本ダービーに挑戦することが決まった矢先にこのような事態になり、非常に残念ですし、大変申し訳なく思っています。将来のある馬ですので近日中に北海道へ戻し、しっかり休ませてから再起を図ることにします」 |
東京サラブレッドクラブ公式より |
残念ながら、右前脚の管骨を剥離骨折していることが判明・・休養が決定しました。
日本ダービー出走へあと一歩というところだったので、非常に残念ではありますが、骨折は仕方のないことですし、剥離骨折ならば早期復帰もあるだろうし、気持ち的には秋に切り替えることができるなという感じでした。
2021.04.28 : 栗東:藤原英昭厩舎 |
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本日、ノーザンファームしがらきへ移動しました。 |
2021.04.30 : ノーザンファームしがらき→ノーザンファーム空港 |
馬体重494キロ。 入場後は60分間のウォーキングマシン運動をおこなっていました。歩様に乱れはありませんが、触診では痛みから反応を示しています。この後は秋の復帰を目指して北海道で休養することが決まっており、今朝ノーザンファームしがらきを出発しました。ノーザンファーム天栄を経由し、最短で明後日(日)にはノーザンファーム空港に到着する見込みです。 |
2021.05.07 : ノーザンファーム空港 |
馬体重494キロ。 5月2日に到着。馬体チェックでは、触診で反応は見られるものの歩様に乱れはありません。現状では手術の予定はなく保存療法の予定。2~3か月マシン運動で経過を観察し、その後、問題ないようならトレッドミルから立ち上げていく方針です。幸い軽度の症状ですし、レースの疲れや輸送もあって肉付きも落ちているので、この休養を良い機会として捉えたいと思っています。 |
2021.05.14 : ノーザンファーム空港 |
馬体重498キロ。 先週末に右前深管のエコーを撮り、状況を確認してからショックウェーブの治療も施しました。エコー診断でも症状としては軽度とのことで、今週からはウォーキングマシンの運動を始めています。故障は残念ですが、この期間にしっかり傷を癒し、ひと回り成長したベルオーブ号をお披露目できるようしっかり調整させていただきます。 |
東京サラブレッドクラブ公式より |
骨折判明後はあっという間に北海道へ移動。
詳細な検査の結果も、症状としては軽度の部類で、手術を行わずの保存療法。
すでにウォーキングマシンの運動を始めたということなので、良化を待ってステップアップしていければでしょう。
逆に早めの休養期間に入ったと思えば、この夏を越してさらに成長してくれそうな気がしますし、秋にはまた大きいところで走ってくれることでしょう。