'17 アップライトスピン

5歳9月 約半年ぶりの実戦に向けて帰厩も左前脚の不安発症、引退

投稿日:2021年10月28日

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5歳2勝クラスのアップライトスピン

前回の競馬が4月の中山・野島崎特別(芝2000)で伸びきれず6着。

レース後は即放牧で回復次第では6月くらいのレースが見込まれていましたが、放牧してから左前脚に軽度の種子骨靭帯炎を発症したことが判明。

過去の出資馬ではストライクイーグルが繋靱帯を傷めたことがありましたが、レース復帰には6ヶ月を要したので、同じイメージで10月東京くらいの復帰になるのかなと思っていました。

その後、症状は悪化せずに7月末には乗り出しを再開。
9月4日にトレセンに帰厩となりました。

復帰戦を中山最終週、もしくは東京開幕週と定めて調整を進めていましたが、レース目前の9月25日の更新で左前脚に不安を発症したことが伝えられ、現役の残り期間を考え引退という決断が下されました。

21/9/25  引退
「水曜日の調教後の様子をよく確認し、木曜日の朝の状態にも違和感はなかったので1週前追い切りを想定して若干強めの負荷を求めるようにしたのですが、硬さが見られたあとでもあったのでオーバーワークにならないように配慮して行ったところ、変わらずいい動きを見せてくれていました。直後の様子に問題がなかったので、このまま反動がなければ来週もしくは再来週の競馬へ向かえると捉えていたのですが、翌日になって左前脚の歩様に違和感が見られました。強いハ行というほどではなかったのでケアしつつ様子を見ていたのですが、時間が経ってもなかなか改善されませんでした。左前脚の外側の中筋と腱に負担がかかっているように思え、検査を受けたところ種子骨靱帯部分が特に傷んでいることがわかりました。また、石灰化してきていることから今回初めて傷めたというよりは以前からの蓄積でもあるようです。慢性疲労とも捉えられますが、この不安を癒すにはしっかりとした休養期間を設けることが必要になります。ここの部分はさらに大きなダメージを与えると脱臼したり、場合によっては最悪の事態に陥ることも考えられることから無理を強いることはできません。若ければまた違ったのでしょうが、年齢を踏まえてクラブと相談した結果、これ以上無理はしないという結論に至りました。若い頃は小柄な馬でしたけれども時間が経つにつれて他の馬とそん色ないくらいまでに成長してくれました。現在2勝クラスですが、もう少し上へ行けたのではないかと思えただけに非常に残念であり、また、温かく見守ってくださった会員の皆様にもっと喜んでいただけるような結果を残したかっただけにこのような形で引退を迎えることになってしまったことを誠に申し訳なく思っています」(池上師)
募集当初は小柄な馬体が目立っていましたが、育成が進むにつれて成長が見られ、今ではまったく気にならないほど立派な体へと成長を遂げてくれました。2歳の11月の初戦へ向かうと見事に勝利を挙げ、クラシックを意識させてくれました。残念ながら2戦目で結果を残すことができず、間隔を取りつつ使ったほうがいいタイプであったことから春は諦めたのですが、3戦目で2勝目を挙げ、秋には秋華賞トライアルの紫苑Sにチャレンジしました。残念ながら気負いがあったか好成績をあげられなかったものの、翌年1月に向かった4戦目では古馬混合の2勝クラスでタイム差なしの3着に入り、現級でも十分に勝負になることを示してくれました。結果的には3勝目を挙げることができませんでしたが、この中間トモに弱さが目立つようになったこともありましたけれども最近は復調を果たし、またいいパフォーマンスを発揮できるようになってきていました。前走後の放牧時に脚部不安が見られたことから慎重に調整を進めてもらい、10月の競馬へ向かえそうということからトレセンへ戻し、復帰に向けた調整を進め出していたのですが、ここに来て不安が再発してしまいました。検査の結果、腱にも負担がかかっていましたが左前種子骨靱帯部が特に傷んでいることが判明し、今以上の無理がかかると大きな怪我に繋がり、最悪の場合生命の危機に陥る可能性もあること、そして現在5歳で来年の3月で引退を迎えることなどを考えると、いたずらに現役を続けるよりは次のステージへ送り出してあげたほうがいいのではないかと池上昌和調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
キャロット公式より

2歳11月の東京の新馬戦。
直線で左前脚を伸ばして叩きつける個性的で力強い走りで快勝。

2勝目も3歳6月の東京でした。

[アップライトスピン] 5歳9月 約半年ぶりの実戦に向けて帰厩も左前脚の不安発症、引退

しかしこの時の勝利が最後となり、度重なる帰厩直後のアクシデントなどもあり満足に数を使えず12戦2勝という戦績で現役を引退することになってしまいました。

能力的にも血統的にも2勝クラスで終わるとは思っていませんでしたし、やり方によってはもっと上を目指せるものはあったと思います。

それをターフで証明できなかったのは残念ではありますが、引退後は生産牧場の白老Fに戻り繁殖牝馬としての仕事が待っています。

幸いなことに繁殖入りするにあたっては消耗も少なく十分に時間をかけて準備することができることになるでしょう。

なんとなく産駒はキャロットで募集されそうな気がしているので、母の無念はその仔たちに期待したいですね。

個性的な走り方で本当にワクワクもさせてもらいましたし楽しませてくれました。

現役生活本当にお疲れさまでした。

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