2歳馬レッドベルオーブ。
先週日曜の朝日杯フューチュリティSに出走しましたので、阪神競馬場へ現地観戦に行ってきました。
先月のデイリー杯に続いての阪神競馬場でしたが、先月は羽田から飛行機で2時間弱。
今回はお一人様ではなかったので去年の朝日杯と同じくマイカーで行きました。
土曜の夕方に出発。
22時頃に静岡の掛川で一泊。GoToTravelのおかげで1泊2,000円に紙クーポン1,000円付き・・実質いくらという感じですが、しっかり布団で寝れて次の日の朝6時過ぎに出発して4時間後に京都に到着。途中、甲賀あたりで雪が降ってたのはビビりました(笑
京都に車を止めて阪急電車を乗り継いで兵庫の仁川まで1時間ちょっと。
めっちゃ速いし、座れていけるしでこのルート最高や!と12時前に阪神競馬場へ到着しました。
ゴール前、ガラス張りのスタンド内の一般指定席に着席。
そのエリアには朝日杯の商品展示ブース。
これを取りに来たんだと。
メインレースのお時間。
ベルオーブの馬体重は前走から8キロ増の476キロ。
新馬478キロから2戦減ってきていたのでここは増えてほしかったので中間の過程どおりにプラス体重でよしと。
そしてパドックの様子はデイリー杯とは全く異なっていて、めちゃくちゃ大人しかった。
前回からまた一つ課題をクリアしたなと感じることができました。
福永騎手が跨ると気合が入りましたが、全然許容範囲内ですし、むしろいい。
馬場入りは最後に入ってきましたが、すぐに1コーナーからスタート地点へと走り出していきました。
レース前の輪乗りも落ち着いている様子。
関西GIの生ファンファーレがなってゲートイン。
後入れの8番枠に問題なくすんなりと入ってレースがスタート。
立ち遅れるようなこともなく出ましたが、前が飛ばすような展開でスタートから400mあたりで福永騎手が抑え込むような格好でデイリー杯と同じく頭を上げるようなところがありましたが、逃げたルメール騎乗のモントライゼ(キャロットの一般抽選で落選した馬!笑)の600通過が33秒7と超ハイペース。
それを考えれば7番手あたりのちょうどいい位置を追走しており、直線で伸びてこれれば勝てる!
という感じで力の入る展開で直線へ。
馬場の良さそうな外に持ち出されて、差を詰めてくると見ていましたが、なかなかエンジンがかかる感じがなく外にヨレるような感じでモタついてます。
それでもジリ、ジリと加速してきたかなと思いましたが、前は勢いよくグレナディアガーズが先頭に入れ替わったところが残り200m。
内からスルスルと上がってきていたステラベローチェにも前に出られて、ベルオーブも差を詰めては来ていますが前届く勢いはなく。
ゴール前のいい写真も撮れず!(メディア邪魔すぎる
1番人気に推されていましたが、悔しい『3着』となってしまいました・・
渋い表情の福永騎手
2020.12.20 : 12月20日レース後コメント(3着) |
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藤原調教師「折り合いを気にして、位置取りが後ろになりすぎましたね。勝ち馬にもうまく乗られましたが、展開などちょっとの差で逆転できると思いますし、決して悲観する内容ではなかったでしょう。今までは気性と力だけで勝ってきましたが、これからの成長で折り合いは克服できると見ていますし、体型的にも距離は延びた方がいいと思っています。レコード決着が3回続いているので、まずはレース後のケアをしっかりしたいですね」 |
東京サラブレッドクラブ公式より |
レース直後の関係者コメントですが、福永騎手は「位置取りの選択ミス」と認め、藤原調教師からも同種のコメントが出ました。
ジョッキーがそう認めるならばそうなのかなと思いますし、そうならないように乗ってほしいとは思いましたが・・。
三冠ジョッキーですが、ジャパンカップのコントレイルや、今日の阪神カップのインディチャンプなど、勝ちに行った競馬なのか?という乗り方が結構ありますからね・・
まぁ、デイリー杯のタイムをさらに更新する「1分32秒3」の勝ち時計。
馬場状態を考えればデイリー杯よりも時計が出るコンディションではなかったとは思うんですが、その中でレコード更新となる展開に、内、前が止まらなかった。
展開的には1400的なスピードで押し切るような展開で、勝ち馬の強い競馬を認めざるを得ませんし、脚が溜まらなかったベルオーブ向きの展開ではなかったのは言えるのかなと思います。
2020.12.23 : 栗東:藤原英昭厩舎 |
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調整メニュー:引き運動 助手「レース後の馬体チェックでは、脚元含めて異常はありませんでした。様子を見ながら軽く一度動かしてみて、問題なければ今週中に放牧に出すことになると思います」 |
2020.12.24 : 栗東:藤原英昭厩舎 |
調整メニュー:角馬場 藤原調教師「軽く動かし始めていますが、今のところ問題はありません。うまく調整はできましたが、他のデイリー杯組の着順を見ると、やはりタフなレースで目に見えない疲れがあったのかもしれません。今週一杯は厩舎で様子を見て、来週くらいに放牧に出すつもりでいます」 |
東京サラブレッドクラブ公式より |
まずはレース後時間が経っても脚元含めて異常はなしということでホッとします。
週中のコメントを見ると、位置取り云々もあったかもしれませんが、状態的にデイリー杯の反動というのもあったのかなというところですかね。
最終追いきりでラスト1ハロン12秒5とかかったのが状態を示唆していたのかもしれません。
それでも8月のデビュー2着から4戦、2戦連続レコード勝ちの後に、大一番でもレコード決着の3着とすごい走りを見せ続けてくれました。
年明けの3歳。問題なければクラシック路線を歩んでくれると思いますし、今日のホープフルSの結果を見ても、朝日杯3着により下がったように感じる世間の評価以上に全然上位争いできるレベルにあると思えます。
ここでしっかりとケアをしてもらって、さらに成長も見込んで春に繋げていってもらいたいです。