'17 シェドゥーヴル

4歳7月 天栄放牧、両前脚の擦り傷が癒えるのを待ってます

投稿日:2020年7月28日

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4歳馬シェドゥーヴルです。

5月1日に2歳12月以来の美浦トレセンに帰厩。
新馬戦の時に課せられていた調教再試験を5月20日に。ゲート再試験を6月11日にクリア。

その後は6月の東京最終週を目標に本格的な調教を進められていましたが、というところの近況から。

20/6/17 木村厩舎
17日は美浦南Wコースで追い切りました(83秒5-67秒7-52秒7-39秒1-13秒0)。
「先週の追い切り後、歩様が悪くなったり、コンディションが下降することはなかったのですが、不安が解消されたわけではありませんでした。ただ、もしこのまま競馬へ向かうとするならば加減した調整のままでは勝負にはなりません。正直リスクはありましたが、この壁を乗り越えてほしいという気持ちを込めて今週はウッドチップコースで6ハロンからの追い切りを行いました。無事に終えていますが、脚元に傷はあるので、その影響が出る恐れも十分に考えられるので、補液したり、抗生剤を入れたりと前持ってできる対応は採りましたから、あとは乗り越えられるかどうかだと思います。そのあたりを数日かけて見極め、行けそうならば来週あたりの競馬、無理はできないと思う状況になれば申し訳ありませんがいい状態で使えるように立て直す必要が出てくるかもしれません」(木村師)
20/6/24 NF天栄
24日にNF天栄へ放牧に出ました。
「先週の追い切り後にちょっとフレグモーネになりそうな兆候はあったので、抗生物質を入れるなど先手を打って治療を行っていました。その分、症状が強く出ることはありませんでしたが、体温が38度台後半まで上がるなど軽度ではあるものの変化を見せたので、これはこのまま競馬へ向かうことは難しいだろうと思えました。治療、回復のために3日ほどかかったこともあり、今週の出走は厳しいと判断して週末に時計を出すことはせず、週が明けてからも体調を整えることを優先していました。長らくお休みしていて実戦へ向けて調教を上げていくことに対応できるほどの体力、免疫力が備わり切れていなくて、調整するごとに苦しくなって、微細な傷などから菌が入り、炎症を起こしてしまったと考えられます。馬体の管理は入念に行ってきただけに保ち切れなかったことは申し訳なく思っておりますが、勝ちに行くには攻める必要もあり踏み込んで調整していました。上手く行かず仕切り直すことになりましたが、再試験の課題はクリアできましたので、ここで辛い部分を楽にして良い状態にして改めて復帰へ向かっていければと考えています」(木村師)
キャロット公式より

6月11日の近況でも両前脚の球節あたりに擦り傷があるという報告がありましたが、競馬を使うことを目標に、勝ちいくための攻めた調整を敢行。

乗り越えられればというところでしたが、軽度であるものの熱発が出たことにより6月最終週の競馬復帰がお流れ。

仕切り直して復帰を目指すことになり、天栄に放牧に出されました。

20/6/30 NF天栄
ウォーキングマシン調整を行っています。
「残念ながら一度帰ってくることになりました。状態については連絡を受けていましたが、到着後改めて確認すると、確かに両前脚の繋部分に擦れた痕が目立っていますね。抵抗力も下がっているようですし、無理はさせられないと思いこちらに到着後もすぐに動かさず、運動のみにしてまずは回復を図ることから始めています」(天栄担当者)
20/7/7 NF天栄
ウォーキングマシン調整を行っています。
「先週に引き続き、今週もウォーキングマシンを使った形での運動を行っています。擦ってできた傷は両前脚の球節の裏全体に及んでおり、治癒までには時間がかかりそうですから、しばらくは無理のない運動にとどめることになると思います」(天栄担当者)
20/7/21 NF天栄
トレッドミル調整を行っています。
「擦った傷が広い範囲に及んでいるため癒えるのにはどうしても時間が掛かるため、慌てて乗り進めることはしていません。先週あたりまではウォーキングマシンを使ったメニューをメインにしていましたが、今はトレッドミルをメインにキャンターペースでの運動を始めていますよ」(天栄担当者)
20/7/28 NF天栄
トレッドミル調整を行っています。
「擦り傷を負った脚元の状態を中途半端にして後々ぶり返すようなことを避けたいと考え、ある程度キレイにしてから皮膚の再生を待つようにしているのでより時間をいただくことになりそうですが、それでもトレッドミルでの調整を始めてから状況は保てています。今週もトレッドミルを使ってキャンターペースで体を動かせていますし、この調子でトレーニングを行っていければと考えています」(天栄担当者)
キャロット公式より

両前脚の球節にできた擦り傷は、裏側全体に及んでいるということで、それを完全にキレイに再生を待つのには時間がかかるとのこと。

もともと東京最終週の競馬を目指して、それができなければ夏場は天栄で調整。
秋の中山あたりで復帰を目指すのかなと思っていましたが、この1ヶ月坂路入りが出来ない状況だと中山復帰は難しく、その先の東京で使えるかという状況のように見えますね。

2歳12月の新馬戦から実に1年8ヶ月。

復帰戦が2年越しというのも見えてきてしまいそうですが、中途半端な状態で使われてもと思うので万全な状態で復帰戦を迎えられるように。

今はもう少しの辛抱のときですかね。

 

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