レース出走 '17 ヴァイトブリック

4歳4月 10戦目 東京競馬(鎌倉S・ダ1400m)にヒューイットソン騎手で出走

投稿日:2020年4月26日

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4歳馬ヴァイトブリックです。

今日の東京10R・鎌倉S(ダ1400)に出走しました。

前回のヴァイトブリックの記事で「希望としては立夏S」と再来週の1600戦を希望してみましたが、4月2日のトレセン帰厩の近況から振り返ります。

帰厩~レース直前

20/3/31 NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン13~15秒のキャンター調整を取り入れています。
「この中間もいい意味で変わりはなく、順調に調整できていますよ。ただし、背腰には疲れやすいところがあるので、しっかりと治療も施しながら調整しています。週明けに速いところを行いましたから、この後の様子を見て変わりがないようであれば移動について調教師と相談していきます。馬体重は517キロです」(天栄担当者)
20/4/2 和田郎厩舎
2日に美浦トレセンへ帰厩しました。
「天栄での状況を確認すると順調に乗り込みが進み、トモのケアは引き続き必要ではあるものの東京開催での出走を考えられそうということでした。前走後に抱いていたイメージに近い形で来てくれたのは何よりです。今週トレセンへ連れてくることして、基本的には東京開催の開幕週、場合によっては3週目という形で、明日から調整を進めていきます」(和田郎師)
20/4/8 和田郎厩舎
8日は軽めの調整を行いました。
「天栄から帰ってきて状態を確認しながら動かしていますが、腰の疲れやすさだけでなく両首にも硬さがあり、それにともない捌きがややゴツゴツとしています。それなので、今朝はじわっと動かして最後のほうにかけてギアを上げてじわーっと伸ばしていくような調教をしようと考えて、比較的頭数が少ないダートコースに入りました。ただ、力みを強く見せたこともあって当初の予定と異なり最後はペースをスッと上げられなかったです。そのため新聞社によっては時計になっていないかもしれませんが、落ち着いてくれば負荷をかけていけると思いますし、競馬は最短でも再来週の予定なので慌てることはないでしょう。気持ちと体の緊張を上手くほぐしながら徐々にピッチを上げていきます」(和田郎師)
今のところ26日の東京競馬(鎌倉S・ダ1400m)に出走を予定しています。
20/4/15 和田郎厩舎
15日は美浦南Wコースで追い切りました(67秒3-53秒2-40秒1-12秒9)。
「先週はコントロールの難しさが出て、鞍上の意図通りに動かせない走りになってしまっていましたが、その後もじっくりと取り組んできたことでだいぶコントロールがつくようになってきました。ダートでのキャンター調整のときに以前なら暴走しても不思議ないくらいでしたが、力みはあるけれどそこまでになることはありませんでしたし、今朝行った追い切りでもまずまずの走りができていました。その内容は前に馬を置いて後ろから併せに行くものだったのですが、道中グイグイ行くところがあるけれど抑えきれないわけではなく我慢ができていましたし、気持ちの部分が少しずついい方へ向きつつあるのかなと感じています。鞍上ですが、前走だけでなく、天栄でも乗ってくれていた丸山元気で引き続き行くつもりでいたのですが、土日とも同じ競馬場で乗らなければいけないルールとなり、丸山ジョッキーはその週の騎乗場所を福島にするということだったので再調整しなければいけなくなりました。それで今あたっているところですが、まだ確定ではないもののヒューイットソンさんに声掛けをしているところです」(和田郎師)
26日の東京競馬(鎌倉S・ダ1400m)に出走を予定しています。
20/4/22 和田郎厩舎
22日は美浦坂路で追い切りました(56秒5-40秒9-26秒3-12秒8)。
「先週のコースでの追い切りである程度のことを確認でき、なおかつそれなりに負荷をかけることもできていましたので、週末と今朝の時計を出す調教は坂路で行うことにしました。ただ、収まりが良すぎたこともあって時計がちょっと遅くなってしまいましたね…。行きっぷりがひと息なのかと心配してしまうところですが、角馬場などを見ていても落ち着いてきたと思える状況にあるだけに、単純に行きっぷりが悪いというよりは教えたことを理解できるようになってきたと考えたいです。ヒューイットソンさんで無事調整がつきましたが、登録頭数が若干多く除外の可能性もある状況のため、無事に出走が確定することを祈っています」(和田郎師)
26日の東京競馬(鎌倉S・ダ1400m)にヒューイットソン騎手で出走いたします。
キャロット公式より

今週からの東京開催に合わせて帰厩しましたが、陣営としても目標は今日の鎌倉S(ダ1400)か3週目の立夏S(ダ1600)でした。

JRAのコロナ対策で無観客開催&東西の人馬の移動制限がダービーまで継続ということが決まり、東京開催になっても関西馬の登録はなしということになりました。
これの影響は3勝クラスでは特に大きく、関東馬にとってはプラス、と考えて良いんじゃないかと思います。

先週日曜終わり、鎌倉Sの登録は22頭。
ハンデ戦でトップハンデ56キロに、55キロ設定がヴァイトブリック含めて5頭くらい。

3勝クラス・ハンデ戦の出走順決定として、上位ハンデ3頭でも出走の可能性はありましたが、水曜の段階では想定18頭に。
その時点でほぼ出走できそうという状況になりましたが、結局1頭除外で16頭フルゲートに入りました。

中間の調整は、帰厩直後の調教がダートコースで思ったような動きにならずに時計にならず(笑

そこから1週前にウッドチップコースで強めで67秒3ー12秒9という時計を出しましたが、それ以外が坂路3本で全体56秒、終い13秒ちょうどくらいの軽めの合計4本。

この過程は11月の銀嶺Sと同じような調教過程で、時間をかけてしっかり本数を重ねた2月とは異なるものでした。
調教ハンターが見たら今回の調教は好走時とは形が違うと言われるやつ。

とにかく、その部分が気になって迎えた今日のレースでした。

パドック・返し馬

東京9Rが石和特別のアップライトスピン
続けて10Rが鎌倉Sのヴァイトブリックと、出資馬が同じ競馬場で連続したレースというのはたしか初めて。

現地観戦だったらどうやって動こうかなどと考えながら、引き続きグリーンチャンネルでチェックです(笑

無観客というのは当然ヴァイトブリックにもプラスに働く条件。
パドックではちょうど舌を出しながら、引手を煩わせることなくリラックスして周回できている様子。

馬体重が前走から2キロ減の506キロと安定してきたのはいい傾向ですが、調教の過程から馬体に張りがないように見えてしまうのがどうかなぁと思いました。

枠は7枠13番。
内目のより外目が欲しかったのでこの枠は良かったですが、あとは3着と好走した1600から1400の短縮がどうかという点ですね。

2月の東京で時計のかかる乾燥した良馬場ダートで1分36秒6の走破時計。
今回は1400戦で、前日には3歳1勝クラスのレッチェバロックの1分23秒6は化け物として、2勝クラスでも1分23秒7。

3勝クラスの鎌倉Sも1分23秒台の決着と考えられ、そこまでのスピード感に対応できるのかなとというのがポイント。
前々で運べれば、超強風の直線でバテ合いを差したいという感じで考えましたが、まずレースの入りに注目でした。

レース

レースがスタート。

青いメンコが前に出て、ゲートは好発。これも安定してきた。

そのまま前々に付けたかったところですが、7頭くらい速い馬に前に出られ、こちらは人馬の体が伸びるような感じで促し促しながらの追走。

苦労しながらという走りですぐさま3コーナーを迎えて、息も入らないような展開、流れ込むように直線へ。

直線のポジションでは、7、8番手。
すぐ内にルメール騎手の2番人気ハーグリーブスがいたので、一緒に上がってこれればと思いましたが、全く手応えがない走りで前を行く馬たちから離されてしまい。

残り200を切ったところで中継映像からも見切れてしまい、結果は『12着』でのゴールでした。

レースを終えて

20/4/26  和田郎厩舎
26日の東京競馬では促しながら中団外目を追走する。
そのまま直線へ向いて外に出して追い出すが、伸びが見られず12着。
「調教の様子からジョッキーにはもしかするとモタつくかもしれないから動かしていってほしいと伝えておいたんです。実際のところ気合をつけていってくれましたが、それでも中団後ろからで、終始促す必要がありました。直線でもまったく思うように脚を使えませんでしたし、落ち着きすぎてしまいましたかね…。課題について改善させたいという思いで取り組んでいたのですが、上手く引き出せず申し訳なく思います。レース後、咳き込むような感じで若干苦しそうな息遣いをしていたので、その影響もあったのかもしれませんし、時間をかけてよく見ておきます」(和田郎師)
調教で課題の折り合いの修正を図ってきてレースへ臨みました。今回は1400m戦とあって少し促しながら追走することになりましたが、直線へ向いてからも脚を使えなかったので、まとまりすぎてしまったのか、脚を溜められず苦しくなったのでしょうか。レース後の様子を慎重に確認していって今後について検討していきます。
キャロット公式より

咳き込むというワードが使われていますが「若干苦しそうな息遣い」ということでやはり競馬に向かう体ができてなかったのかなと思います。

落ち着きすぎ」というのもまた違うと思いますし、逆にそこに意識が行きすぎて攻められないというのはあるのかなと。

まぁ調教過程云々もあると思っていますが、距離が忙しいというのもこれでハッキリしたんじゃないかと思います。

しかし、あらためてどういう条件が向くのかなというのも難しいですね。
やはり東京ダート1600のようにある程度自然と前につけることができて長い直線でしっかりと走り切ることができればと思いますが、雨が降ったりで馬場が高速化すると速い脚が使えずにスピード負けしそうな。

また3勝クラスで、1開催に1鞍しかない条件で狙って使いづらいというのもありますから、うーん、中々に難しい状況ですね。

ちょうど、東京の9Rの前に京都の9Rで半兄のヴァイザーが芝2200で2着と好走していましたが、思い切ってそれくらいの条件替わりというのも考えていくべきじゃないかなと。

この血統はダートオンリーではもちろんないわけですし、芝での走りはデビュー前からずっと見てみたいと思っているので色々と試してもらいたい段階かなと思います。

 

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