6歳馬ストライクイーグル。
通算28戦目、南関移籍3戦目にしてJBCクラシックの舞台へ出走となりました。
舞台は浦和、大きなくくりで地元開催なので現地観戦してきました。
散々話題にも上がっていましたが、浦和競馬場、小さいです。
さすがに朝イチ、開門前から席を求めて・・というのは・・と思ったのでJBCレディスクラシックからでいいやと午後から出発と考えていました。
現地の開門時間が30分繰り上がり8時30分。
するとSNS上で話題に上がってきた「JBC3競走出走馬のミニゼッケン販売」の情報。
・・あ、これはやってしまった感(笑
今から行っても無理だろうと思いつつ支度をして、一度電車に乗りましたが、ほどなくストライクイーグルのゼッケン完売の情報を見て、また一度家に戻りました(笑
仕切り直して13時半過ぎに浦和駅から20分くらい歩いて浦和競馬場へ到着。
JRAの場外馬券を売っている時しか知りませんでしたが、明らかに小さい競馬場に人多すぎ状態。
その人の多さ、開門待ちの画像、ミニゼッケン販売も並んで~と考えたら諦めもつきました。
さて、この状況でどうやってJBCクラシックを見ようかと。
まずはJBCレディスクラシック。
パドックからゴール前に繋がっている通路のところから見ていましたが、人多すぎて壁を背にして腕伸ばして写真を撮ってようやくという感じ。
人の出入りも多いこの場所は「ない」と階段を上がってスタンドの2階へ移動。
この時点で、クラシックのパドック行ってレースもというのは「無理」とパドックを諦め、馬券も早々に購入しました。
そしてJBCスプリント。
ゴールから少し離れて1400のスタート付近。
2階スタンドの席後方の柵の前が空いていたので、そこでレースまで待機。
残念ながら柵とかぶってしまいましたが
藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキングが先頭で直線へ。
押し切れば初のGⅠ(JpnⅠ)制覇か!というところでしたが、最後の最後で御神本騎手騎乗のブルドックボスが差し切り。
スタンドからは「あ~」とため息があがっていました。
ここまで2階スタンドの様子を見ていましたが、椅子席の最前列の通路部分がなぜか場所取りOKな雰囲気だったので、スプリントが終わって、人の出入りがあったタイミングで通路の最前列へ移動。
体を縮こませながら場所を確保できてしまいました。
さらに、どうやら藤田菜七子騎手への注目のほうが高かったのか、スプリントよりクラシックの方が少し空いた?感じでした(笑
JBCクラシックのパドックはスマホの地方競馬LIVE、競馬場のターフビジョンで確認。
ストライクイーグルの馬体重は513キロで前走から1キロ増。
減っていてもいいかなと思っていたくらいなので、増えても1キロなら十分。
映像に映った範囲では、いつもより気持ちが出ているような周回だったように見えました。
まぁあの狭いパドックで人も近い上に多い中で、いつもとは違う感じになるのも仕方なく思えましたしこれも許容範囲かなと。
吉原騎手が跨って本馬場入場。
ゴール過ぎの1コーナー手前あたりから入ってくるので遠めです。
そのまま1コーナーから2000mのスタート地点を過ぎて3コーナー手前までじっくりとキャンター。
そこでスタート地点のほうに引き返していきました。
2000mのスタート地点奥にはこの人だかり。
競馬場の外、公園ぽいのですが、さすが地元ならではという場所取りですね。
注目のスタート。
今回もスタートを決めると、戦前にこの枠を生かした「理想的な競馬」をと考えていましたが、その通りに3番手のポジションに!
これ以上ないポジションから序盤のレースを進めていきます。
2周めの向こう正面、残り800を過ぎて勝負どころ、後方にいたチュウワウィザード、センチュリオン、オメガパフュームが外から一気に上がってきます。
ここで前に出させずに、張っていければよかったのですが、瞬時に加速できないのがイーグル(笑
スピード負けを感じる形で置いていかれてしまい、さらに3コーナーから4コーナーでも後退気味。
前の4頭と差をつけられた状態で直線へ。
しかし直線へ入ると、また盛り返すように脚を使って前を追いかます。
逃げていたワークアンドラブを捉え、一旦は完全に離されてしまったセンチュリオンに迫りましたが、外のクイーンズサターンに差されて、結果は5着でゴールでした。
1・2着馬の脚はさすがに違いましたね。
人馬とも無事に引き上げてきた様子。
勝ちに行く競馬をしてくれましたし、JRA勢5頭が出走している中での掲示板確保の5着。
この舞台でも力を出し切って、よく走ってくれました。
19/11/4 ミッドウェイF |
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4日の浦和競馬ではまずまずのスタートから好位でレースを進める。早めに仕掛けていき、直線でも脚を使うが5着まで。 「勝つための競馬をしましたが最良の結果とならず、申し訳ありませんでした。勝負どころで多少の不利はありましたが、また盛り返して直線では脚を伸ばしてくれましたね。ただ、理想はやはり広々としたコースなのかもしれません。コーナー毎に置かれていましたから、余計にそう感じました。相手関係次第ではありますが、年末の東京大賞典へ行ってもいい勝負ができると思いますよ」(吉原騎手) 「浦和コースで上手く立ち回ることができれば勝負になると感じていましたが、悔しい結果となってしまいました。申し訳ありません。ただ、勝負どころでは厳しいかなと見ていましたが、再度盛り返してきていましたからね。本当に力のある馬です。今日の結果は残念ですが、また次のレースで良い走りができるように取り組んでいければと思います。今後については状態次第で判断していきたいと思いますが、続けて使ってきているので、ここでリフレッシュを挟むことも検討しています」(藤田師) 勝ちに行く競馬を試みましたが、理想の結果とはならなかっただけに残念でなりません。しかし、得意とは言えないコース設定でも安定して力は出せており、心身ともに充実期に差し掛かっているのかもしれません。今後についてはレース後の状態をよく見た上で判断していきますが、より良い形で次走へ向かえるように取り組んでいければと思います。 |
キャロット公式より |
まず「勝負どころで多少の不利」というので、どこだっけとあらためて映像を見直しましたが、3コーナーから4コーナーにかけて、オメガパフュームに交わされるところで頭を上げて躓いて下がるというシーンが確かにありましたね。
パトロールはまだ見れていませんが、たぶん前をカットされるように来られてるんでしょうね。デームー(笑
元々のコーナーで加速がつかないというのと、このシーンで再加速に時間を要したので直線を前にさらに離されることになってしまいました。
そこから盛り返して最後まで走りきっていますし、あの躓きシーンからとりあえず脚元になにもなければいいなと。
あとは、勝負どころのスピードアップでは前日の夜から結構の量の雨が降って重馬場になってしまったことも痛かったかもですね。
残り800から600、400の2ハロンで13秒2→12秒1と上がったところで遅れてしまいましたから、そこの瞬発力的な部分で付いていけないところがありました。
ですが、結果は5着でしたが内容を見れば南関移籍してからの充実ぶりを示すものだったと思います。
今回浦和コースの2000mで先行3番手の好位から競馬ができたというのが何よりの収穫。
左回りというのもよかったと思いますが、今後南関を主戦場として行く上で、大井の1800~2000、川崎の2100といった条件でも十分にやっていけるという内容でしたし、幅が確実に広がった1戦でした。
そして吉原騎手からは「年末の東京大賞典へ行ってもいい勝負ができる」とも。
痺れますね~。
次の1戦がどうなるかわかりませんが、これからもこのコンビで重賞にチャレンジし続けてくれることを願いたいですね。