3歳馬ヴァイトブリック。
7戦目の競馬、中山の3勝クラス・内房Sを競馬場で見てきました。
馬体重は484キロでマイナス10キロ。
大きな増減を繰り返していますが、ベスト体重は前走レパードS時の494あたりと思われていたので、ちょっと減り過ぎかな~という印象です。
パドック周回も、前回の新潟は本当に全く無駄な動きがなく集中している感じでしたが、今回は口を割って引手の手を引っ張るようなところが見られました。
が、悪い印象はなくて、許容範囲内で気合が乗っていいのではという感じ。
福永騎手が騎乗。
8枠15番。
返し馬も最後に入って、じんわりとスタート地点へ向かっていきました。
最後入れのゲートからスタート。
ゲートの出は速く、ここはジョッキーの上手さでもあるところ。
先行争いに向かわずに、馬なり、さらに内に潜り込ませるようにゴール板を過ぎて7、8番手で1コーナーへ。
向こう正面では、後方にいた1番人気のカレンカカが外からまくっていき、一拍おいてからポジションを上げ始める福永騎手とヴァイトブリック。
じわじわと伸びてきて、外を回りすぎかと思いましたが、脚を伸ばせれば勝負圏に入ってこれそうと見て直線へ。
んー、しかし直線に入っての伸びが全く見られず。
目立った脚が使えずに、後方のまま9着でした。
19/9/22 和田郎厩舎 |
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22日の中山競馬ではまずまずのスタートから中団を追走する。4角あたりからじわっと進出していくが、直線へ向いてから思うほどの伸びがなく9着。 「稽古の時よりもレースの時のほうがバランスが良かったです。これならと思えましたし、道中のリズムも良かったんです。手応えもあって、『ヨシッ。あとは伸ばすだけ』と思ったほど。しかし、いざ追うとあった手応えがなくなり、伸びもなくなったんです。う~ん…。多少の左右差は見せたものの急になくなるほどではなかったし、馬が近くに来たからといって変に反抗する態度を見せたわけでもなかったですからね…。考えられるとしたら距離でしょうか…。楽しみを持って臨んだのですが、思うようにいかず申し訳ありません」(福永騎手) 「今回のレースへ向かう雰囲気は良く、調整過程からしてここ2戦よりいいと思える中で臨めたと思っていました。スタートを出ることができ、道中のリズムも良かったです。勝負どころの立ち回りを見てこれならと思ったほどだったのですが、いざこれからというところから伸びがなくなりましたね…。突っ張って頭をあげるような姿勢をとるわけでもないし、乗り手に聞いても耳を絞ったりもしてはいなかったようで、馬を気にしてやめたというわけではなさそう。そう考えるとジョッキーが言うように距離なのか、もしくは別のところに課題があったのか…。着差はそれほどあるわけではないので悲観的になりすぎることはないのかもしれませんが、あとは伸びるだけと思うほどの手応えで来ていたところが来なかっただけに悩ましいです。応援していただいているのに思うような結果を出すことができずに申し訳ございません。レース後の異常がないかをよく確認しておきます」(和田郎師) ジョッキーに調教から跨ってもらい課題・修正点を見つけ、そこを少しずつでも改善していければと考えながら臨んだレースでした。今回に関しては現状でどれだけ戦えるかがテーマになったわけですが、それでも実戦の心身のバランスは悪くなかったということで今後に繋がりそうに思えたのですが、勝負どころで下がってきた馬に並びかけてからの伸びがさっぱりでした。馬を気にして抜こうとしなかったのかと思ったのですが、そういった目立った素振りは見せなかったということでしたので、他に原因がありそうです。特定が難しいだけに悩ましいですが、これからの馬なので、実戦を経験しつつ克服していき、再び上のクラスで戦えるようになればと思っています。今後についてはレース後の状態をよく確認したうえで判断していきます。 |
キャロット公式より |
4コーナー手前くらいからじわじわと加速していって、これまでのレースでも瞬発力という感じのレースぶりはなかったので、長く脚を繰り出すには悪くない立ち回りだと思いましたが、伸びませんでした。
福永騎手からは「距離」ということでしたが、力のいる中山ダートで脚がなくなった、と考えればうーんそうなのかもという感じですかね。
やっぱりヴァイトブリックは馬体を見て、こう~幅が薄いというか、パワーのあるダート馬ぽくはないんですよね。
今、距離を短くしたとしても、追走に苦労して脚がたまるというイメージが湧きづらいです。
戦前にこのクラスで力を付けていければと思いましたが、力を付けていかないといけないくらいの感じになってしまいました。
心身の成長もあると思いますが、条件などについても色々と試しながら、前進を図っていくしかないですね。