3歳馬レッドベルジュール。
本来なら今日の神戸新聞杯で復帰!という青写真でしたが。
2020.07.24 : ノーザンファームしがらき |
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馬体重507キロ。 きのう(木)午前入場しました。到着後も馬体減りなどはなく落ち着いていますし、カイバ食いなども問題ありません。いまのところあす乗り出す予定で問題がなければ週明けには周回コースと坂路で調整することになりそうです。ひと月後の帰厩を目標にしっかり乗り込んでいきます。 |
2020.07.31 : ノーザンファームしがらき |
馬体重506キロ。 予定どおり今週月曜日に乗り出しました。現在は周回コースと坂路を併用して調整しており、坂路ではF17秒から16秒ほどのペースで乗っています。運動中はソワソワした様子を見せていますが、動きは問題なく、ノドの違和感もありません。来週から15-15を始める予定ですが、ペースアップするのに合わせて運動時内視鏡検査も行うことにしています。 |
2020.08.07 : ノーザンファームしがらき |
馬体重506キロ。 夏バテもなく調整は順調に進んでいます。すでに15-15を始めていますが、いまのところ呼吸音などに違和感はありませんし、動きも着実に素軽くなってきました。北海道での長期間の休養を経て、体つきはだいぶ大人びてたくましくなっています。近々、運動時内視鏡検査を行ってノドの現在の状態を確認することになりそうです。 |
2020.08.14 : ノーザンファームしがらき |
馬体重510キロ。 先週末から今週にかけて15-15ほどの時計を2本消化しました。気持ちが入りやすいですし、周りを気にするところもありますが、走り出してからは軽快で素直、2歳時と比べても芯が入ってだいぶしっかりしています。調教中もノド鳴りの症状はほとんど感じられません。入場後の調整も順調に進みコンディションも問題ないため、きょう(金)の検疫で栗東・藤原英厩舎に帰厩しました。 |
2020.08.19 : 藤原厩舎→ノーザンファームしがらき |
調整メニュー:舎飼い 藤原調教師「入厩後、左前脚に小さな骨瘤があり、熱感もあったので、レントゲン検査を行ったところ、副管骨を骨折していることが判明しました。骨折としては軽微なものですが、このまま進めて行くと骨膜が出てきてしまう可能性があるので、大変残念ですが近日中にノーザンファームしがらきへ移動させて休養させます」 |
2020.08.20 : 藤原厩舎→ノーザンファームしがらき |
調整メニュー:舎飼い 藤原調教師「今朝も引き続き舎飼いで調整しています。明日、ノーザンファームしがらきに移動させることになりました」 |
東京サラブレッドクラブ公式より |
見返してみるとノーザンファームしがらきに移動後に運動時の内視鏡検査を行って「ノド鳴りの症状はほとんど感じられない」となっていたんですけどね。
公式で言及はありませんでしたが、メディア情報の次走は「神戸新聞杯」と報じられた直後の8月14日に藤原厩舎へ帰厩。
中間の馬体重は510キロ台までに成長。
復帰戦でどんなパフォーマンスを見せることができるかを楽しみに、さぁ神戸新聞杯へ調整が進められると思った矢先、舎飼いの更新。
左前脚の小さな骨瘤から軽微な副管骨骨折が判明し、まことに残念ながら再びしがらきに移動することに。
と思っていたら翌週の更新は北海道のファンタストクラブからでした。
2020.08.28 : ファンタストクラブ |
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本日、ファンタストクラブに到着。 まだ詳細な検査をしていないので確かなことは言えませんが、骨折については骨瘤から派生した軽微な症状ということで、それであれば割と一般的に見られる症状ですので、そこまで心配することはないと思います。ただ、先生の方から、稽古時に喉の音がするとの申し送りも受けているので、9月に入って改めてチェックする予定です。牧場にいる時でも多少の音はしていたので、トレセン時との程度の違いが分かりませんが、稽古で動かせないので診療所で一度しっかり診てもらうつもりです。 |
2020.09.04 : ファンタストクラブ |
入場後、喉と脚元の検査を行いました。喉の方を精査しましたが、釣り上げていた糸自体は切れていないのですが、披裂軟骨の重さに耐えかねて緩んだ状態になっていました。そのため気道が狭まって以前より苦しい面が見られるようです。獣医とも相談しましたが、披裂軟骨の除去は最終手段として、今回は別の方法で改めて処置することになりました。今のところ11日の手術を予定しています。脚元に関しては、確かに左前の副管骨の骨折が確認されましたが、ケアのみで特別な処置はせず自然治癒を待つ予定でいます。喉の処置後もそれなりの時間は掛かるので、それまでの間に脚元も治癒するものとみています。 |
2020.09.11 : ファンタストクラブ |
馬体重482キロ。 本日9時から喉の手術を行ったのですが、処置の過程の中でもともと吊り下げていた糸の状況を確認したところ、新たに吊り下げの処置を行っても披裂軟骨の重みに耐え切れず、再び同じような状況に陥る可能性が高いとのことでした。そのため吊り上げの処置はなされず、今後については披裂軟骨自体を除去する処置が選択肢に上がってきます。披裂軟骨を除去したからといって、必ずしも走りのパフォーマンスの向上に繋がるかの確約はできないため、今日の処置で生じた傷口の治癒の間(2~3週間を想定)に、関係者間でどうするか協議していくことになっています。 |
2020.09.18 : ファンタストクラブ |
左前の副管骨の骨折の治癒のため舎飼療養中です。披裂軟骨の除去を行うかどうかは現在も協議しています。披裂軟骨を除去すると、突発的な熱発、誤嚥等のリスクも増すため、安易に決断するのではなく慎重に検討していきます。馬は先日の手術の影響もなく、精神的にも落ち着いていて飼い食いもよく、体調面には不安ありません。 |
2020.09.25 : ファンタストクラブ |
引き続き脚元の治療のため舎飼を行っています。治療といっても基本的には自然治癒を待つ形ですが、触診の反応を見る限り経過は悪くないと思います。喉の方も口内の傷口が治まってきたので、もう2週間ほどで披裂軟骨の除去手術を行える状況にはなると思います。ただ、先日も申し上げたように誤嚥等のリスクもありますから、そこは関係者間でよく協議してどうするか決めることになりますね。いずれにせよもう少し時間はありますので、引き続き脚元を含めた体調面のケアに努めたいと思います。 |
東京サラブレッドクラブ公式より |
ファンタストへの移動は骨折の療養というよりは、再び喉の状態を確認するためのものでした。
骨折についてはケアのみの自然治癒でOKとのこと。
それよりも喉の状態で、精査した結果、気道を確保するために破裂軟骨を釣り上げていた糸が緩んでいることが確認され、9月11日に再びの手術をすることになりました。
が、新たに吊り上げの処置を行ったとしても「破裂軟骨の重みに耐えきれず再び同じ様な状況に陥る可能性が高い」との判断でインオペの判断に。
その手術の傷口が塞がるの先週、今週と回復の時間を待つ間に関係者の間では「破裂軟骨の除去」を行うかを協議することに。
自分も詳しくはわかりませんが、この処置について最後の手段という感じで、除去したとしても術後のリスクが高いということが触れられていますから、関係者の中でもどのような判断を下すか真剣に協議してくれていることでしょう。
まずは今週末、10月に入っての更新でその判断が下るのではと思っています。