3歳未勝利の3頭目・イルミナルです。
2月にデビューして1戦0勝。
東京芝1600で上がり最速の2着。
時計的にもパフォーマンス的にも未勝利3頭の中では1番心配いらない~はず。
ただ小柄な馬体に、この血統らしい気性面のこともあって続けて使えないというのがあるので、次でキッチリと行きたいというのはありますね。
デビュー戦の後は放牧に出ています。
20/2/5 NF天栄 |
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5日にNF天栄へ放牧に出ました。 「最短スケジュールでの競馬となり不安もありましたが、抽選を突破した以上は前向きに向かいたいと思い、しっかり準備をして送り出しました。今回の調教で表立って気難しい面を見せていたわけではないものの、血統的なことも踏まえると機嫌を損ねないようにしたいと考えていました。それに、最初の入厩時にゲートで入りを拒むところを見せていましたからね。その時の経験を踏まえ、ジョッキーには強くあたっても馬は理解できるようになってあると言っていました。ただ、初戦だからなおさらジョッキーと馬との関係性を壊したくないというジョッキーの判断のもと、鞍上が強くあたるのではなく、係員さんに後ろからつついてもらう形で促してゲートに入れてもらう形を採ってくれていました。実際のところ、いったんは渋ったけれど、うまく対応してくれていましたね。いろいろ考えて丁寧に接してくれているのでとても助かります。競馬ではいい伸びを見せてくれました。最後に甘くなったのは展開もありますが、調教本数をしっかりと積めていなかったことも大いにあると思います。まともな形で競馬へ向かえていればという思いがないわけではありませんが、素質の一端を確認できたのは収穫でした。レース後の状態に大きな異常はないものの、デビューが遅れていた馬は体力的に続戦に対応しきれないことが多く、このまま押して使っていくと苦しさが積もり積もってレースでのパフォーマンスが低下しやすいので、牧場とも相談して、いったんリセットするために放牧に出しました。また整えていい形でレースに臨み、今度こそは一番いい結果を出せるようにしたいです」(奥村武師) |
20/2/12 NF天栄 |
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。 「先週の半ばに天栄に帰ってきましたので約1週間が経ちます。早くに帰ってきた分、今はもう乗り出せていますが、背腰には傷みがありますので、いきなり強いところを課すことはしません。ゆったりと動かしつつ体を膨らませて、しっかりと乗っていくための下地固めを行っていきます」(天栄担当者) |
20/2/18 NF天栄 |
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。 「この中間もゆったりと動かしながら回復を図っています。前走の内容を踏まえると、中山のようなコースよりも伸び伸びと走れる東京や新潟といったコースを目指していくほうがいいでしょうから、その時期の出走をイメージしながら調整していきます」(天栄担当者) |
20/2/25 NF天栄 |
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン15~16秒のキャンター調整を取り入れています。 「先週お伝えさせていただきました通り、4~5月の出走を想定して調整を進めるようにしています。今週から坂路に入り出していますが、まだごく軽めのもの。心身のバランスをうまく整えつつ成長を図っていければと考えています」(天栄担当者) |
キャロット公式より |
デビュー戦あのポジション、差しの効かない馬場状態、展開から勝負圏に食い込んできたあの脚を使えたことは、まさに「素質の一端」を見せてくれたということで、奥村調教師の言う通り収穫だったと思います。
課題もありましたが、ゲート入りについては石橋騎手が工夫してくれていたようですね。
「ジョッキーが強く促すのではなく、係員につついてもらう」
なるほど、そういうアプローチもあるんだな、よく考えてくれているなと思わされます。
そういう積み重ねが次の競馬に繋がってほしいですね。
続戦ではなく放牧に出た段階で、次の競馬は次の東京か新潟かとイメージしていたとおりの目標になりそう。
時間もありますから、じっくりと立ち上げていってもらえたらです。
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