'19 ビアンカシェボン18

2歳8月 中山開催あたりでのデビューを最短目標として

投稿日:2020年8月12日

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2歳新馬フェアビアンカ(ビアンカシェボンの18)

5月末に入厩して1ヶ月かけてゲート試験合格。

その後、デビューも視野に進められていましたが、夏デビューは見送りで天栄放牧に出ました。

20/7/1 伊藤大厩舎
1日は美浦坂路で追い切りました(55秒0-40秒4-26秒9-13秒8)。
「ゲート練習と調教を並行する形で調整してきて、先週はゲートに専念する形で試験を合格させられたので、すぐに方針を決めず、少し手元で動かしてみて判断したいと思っていました。それで、今朝少し動かしてみようとしましたが、馬場が悪すぎてちょっとかわいそうでしたね。それで時計を少し控え気味にしたのでちょっと参考にしづらかったです…。それなのでもう少し手元に置いて来週くらいまでの動きを見たうえで判断したいと考えています」(伊藤大師)
20/7/8 伊藤大厩舎
8日は美浦南Wコースで追い切りました(71秒4-55秒1-40秒2-12秒6)。
「走りっぷりを見ていると現状は切れる脚を使うタイプというわけではないので、より上がり勝負が求められる新潟よりは福島かなと思っていて、来週までに動ける状況をつくれるか否かで今後の方向性を決めようと思っていました。それで、それなりに動ける相手とペアを組んで今朝動かしてみましたが、モタついてしまいましたね。悪いわけではありませんが、自分の仕事が何かということがまだ分かっていないような感じでポワンとしているから、動く相手にスッと離されてしまいました。磨いていけば変わってきても良さそうですが、1~2週でガラッと変わる感じではないのかなと思うので、一回仕切り直し、牧場で乗り込んでもらってからデビューを目指す方向で考えようかなと思っています」(伊藤大師)
キャロット公式より

ゲート試験合格後、坂路、南Wで2本時計を出しましたが数字的にデビューへ向けてゴーとはいえないものでした。

どちらも一杯に追われてなので数字の見栄えも良くないですが、伊藤大調教師いわく「自分の仕事が何かということがまだわかっていないような感じでポワンとしている」とのこと。

このコメントを見るに一杯に追われても全力を出し切れてのものではないのかなという印象で、それならば急ぐことなく仕切り直しでデビューに向かっていく形がいいだろうなということで天栄に放牧に出ました。

20/7/21 NF天栄
11日にNF天栄へ放牧に出ました。
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。
「ゲート試験後の動きを見て、そのままデビューへ向かうのではなく、天栄で乗り込むことになりました。移動して10日ほど経ち、移動による疲れも癒えたかなと思えたので乗り出していて、今週は坂路で15-14ほどのペースで動かしています。このくらいのペースであれば特に問題なく動けていますが、よりしっかりとした体力、気力を養っていけるようにじっくりと乗っていきます」(天栄担当者)
20/7/28 NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。
「先週に続いて今週も坂路に入る際は15-14くらいでじわっと伸ばすように動かしています。へこたれることなく乗れていますから、この調子で本数を重ねて体力をつけていき、秋のデビューを目指していければと思っています」(天栄担当者)
20/8/4 NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。
「入場して数週経ちますが、ガクッと疲れを見せるようなこともなく、コンスタントに乗り込めているので印象はいいですね。これならば9月の中山開催あたりでのデビューを最短目標として考えていけるかもしれませんね。馬体重は470キロです」(天栄担当者)
20/8/11 NF天栄
周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。
「大きなトラブルを抱えることなく、順調に乗り込めています。まだ良化途上中かもしれませんが、課した調教をそつなくこなせていますし、中山でのデビューを考えていけそうな気がします。伊藤大士調教師とはまだ具体的な相談はしていないものの、数週のうちに送り出せるのではないかと見ています」(天栄担当者)
キャロット公式より

美浦の調教が能力的に一杯なものだったら天栄のコメントも厳しいものになるかなと思いましたが、この1ヶ月の天栄での様子は求められた調教をコンスタントにそつなくこなせているということで良い感じじゃないかなと。

[フェアビアンカ] 2歳8月 中山開催あたりでのデビューを最短目標として

直近の馬体重は470キロなので見栄えのする馬体です。
が、まだまだ幼い身体つき。まだまだ変わってきてくれそうです。

先月中旬にキャロットの募集予定馬93頭が出てから毎日血統を見ていますが、あらためてこのフェアビアンカの血統を見ても芝がダメならダートでも走れるだろうという血統構成ですね。

まぁ上の3頭のカナロアの成績も断然ダートという感じですが、この馬は動きに硬さはないですしまずは芝から試してもらえるんじゃないかと思います。

9月中山というワードも出てきましたので、再度の入厩時にはまずは調教の動きで変化を期待したいです。

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