9戦目となったキャロットのストライクイーグル。
3日の阪神7R 3歳500万下のダート2000mです。
まず、単勝オッズ。
これまで、デビュー戦の13.1倍の最高。前走は33.7倍。
それが一気に3.2倍となって堂々の2番人気で迎えました。
馬体重は前走から2キロ減の494キロ。
もう少し絞れそうな見た目ですが、パドックの雰囲気も良さそうでした。
さて、レースの方は、
前回立ち遅れたゲートは、今回は普通に出てくれました。
芝上のスタートでしたが、岡田騎手が激しく促すこともなくすんなりと5番手に。
杉山調教師の直前のコメントで、「自分からハミをとるよう調整してきた」とあり、
新聞では「ハミを取るようになってきた」とコメントされていましたが、
その甲斐もあってか、スムーズな競馬ができるようになってきました。
その後も番手を保ったまま、ラチ沿いを進み、
イーグルの手応えも十分。
内を回ってきたので、あとはどこから抜けてくるのかなというだけでしたが、
4コーナーから直線を迎えるところで、
外にいた10番エイシンリンリンに被せられるように張り付かれ、
すぐ前の下がり気味の2番エフハリストの内側に押し込められるような形で直線へ。
前には先行した3頭がいるため内に進路はなく、
イーグルは、2番と10番、さらに後ろから来た6番キングサムソンより
さらに外、3頭分外に持ち出したところが残り300m、そこからの追い出し。
ここからの伸びは前走の再現。
3頭を一気に交わしさって残り100mで完全に2番手。
抜け出していた1番人気オルナとの差3馬身を、
一完歩ごとに追い詰めるも、クビ差迫ったところでゴール!
2戦連続の2着となりました。
12/3 杉山厩舎 |
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3日の阪神競馬では五分のスタートから出たなりで好位の後ろを追走。 直線半ばで前が壁になり、外に持ち出して鋭く脚を使ったが2着まで。 「馬の状態はとても良かったですし、スタート後の芝部分でも特に戸惑ったりはせず、スムーズにいい手応えで中団につけられました。内でじっとしていたので、あとは外に切り替えるタイミングひとつだったのですが、うまく捌けませんでした。以前のようにフワフワするところもありませんし、このクラスにいる馬ではないのですが…。申し訳ありません」(岡田騎手) 「直線で前が完全に壁になってしまいましたね…。残念でしたが、前半の行きっぷりもすっかり安定した印象で、内容は濃かったと思います。しっかり集中して走れるようになった分、以前よりレース後の反動も大きくなると思うので、この後はしっかり状態をチェックしてから考えていきます」(杉山師) ブリンカー効果もありますが、ここ2走は道中から安定した走りっぷりでひと皮剥けた印象です。その分馬体への負担もあるでしょうから、まずはしっかり馬体を確認して今後のプランを検討します。 |
まぁ、最後の脚を見ればもったいない2着だったかなと思わなくもないですが、
岡田騎手のコメントにあるとおりですが、外に切り替えるポイントだけでしたね。
でも、ロスなく内を回ってきて閉じ込められるような形になったのも、
人気を背負った故かなと思いますし今回は仕方ないですね。
それよりも、結果的に2戦連続の上がり最速の脚(36秒8)。
前走の末脚がフロックではなく、今回も使えたということは大きいですね。
BS11の記者も言ってましたが、
勝ったオルナと2着のイーグルはこのクラスでは抜けたパフォーマンスと評していましたし、
もう500万下卒業待ったなしと言っていいでしょう。
それもこれも転厩後、レース選択、馬具、臨戦過程と工夫を尽くしてもらった結果と思えますし、
来年、杉山厩舎預託馬募集されたら出資したいなと思っちゃうくらいです(笑
レース後の状態に関しては慎重なコメントですが、
続戦が可能ならば、中2週で12月23日の同条件に使えたらいいな~という感じですね。
そうなると、在厩での競馬がまたポイントになるかと思いますが、
そのあたりは次の更新待ちですね。
次の競馬も楽しみです。