'17 アップライトスピン

4歳7月 新潟9R・糸魚川特別に福永騎手で出走します

投稿日:2020年7月25日

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4歳馬アップライトスピンです。

前走は4月東京の石和特別(2着)。
続戦と行きたいところでしたが、立ち上げ時にトモが入ってこない、股関節周りが傷んでいるように思われるという調教師判断により放牧となっていました。

3ヶ月ぶりの競馬、明日の新潟10R・糸魚川特別(2勝クラス・芝1800)に出走します。

20/6/2 山元TC
この中間は坂路コースでハロン18~20秒のキャンター調整を行っています。
「歩様を含めて脚元の状態は安定していましたので、坂路でのメニューへ移行しています。軽めの内容から慣らしていき、少しずつ負荷を高めていきたいです」(山元担当者)
20/6/9 山元TC
この中間は坂路コースでハロン18秒のキャンター調整を行っています。
「引き続き、焦らず乗り進めていますが、ここまでは変わりなく対応してくれています。脚元の状態を確認しながら少しずつペースを上げていければと考えています」(山元担当者)
20/6/16 山元TC
この中間は坂路コースでハロン17~18秒のキャンター調整を行っています。
「じっくり日々のメニューをこなしていますが、状態は安定しています。ただ、出がけに若干硬さを感じさせる点は気になりますね。焦らず本数を重ねていくことで良化に努めていければと考えています」(山元担当者)
20/6/23 山元TC
この中間は坂路コースでハロン15~17秒のキャンター調整を行っています。
「徐々にハロンペースを高めてきていますが、ここまでは順調に進めることができています。焦らず乗り込むことで、更に体調を上向かせていきたいところです」(山元担当者)
20/7/2 山元TC
この中間は坂路コースでハロン15~17秒のキャンター調整を行っています。
「徐々に気合いが乗ってきており、良い手応えで動くことができています。カイバ食いが良くなってきたことで毛ヅヤは良化傾向にあり、着実に状態は上がってきている印象です。帰厩へ向けて、この調子でメニューを進めていきます」(山元担当者)
20/7/7 山元TC
この中間は坂路コースでハロン14~16秒のキャンター調整を行っています。
「この中間、調教師に来場いただいて状態を確認してもらっています。相談の結果、完全に硬さが取れているわけではないものの、いったん厩舎へ戻して状態次第で次走を探っていってもらおうという形になりました。今のところ、今週の検疫で美浦へ帰厩する予定です」(山元担当者)
キャロット公式より

放牧時には「股関節まわりのダメージとなるとお休み期間がかかってしまうかもしれません」との調教師コメントでしたが、山元TCでの様子は思ったよりも悪くないというギャップ。

慎重に進められて競馬を考えられる状態に上がってきたところで7月8日にトレセンに帰厩しました。

20/7/8 池上厩舎
8日に美浦トレセンへ帰厩しました。
「調整を進めていく中でコンディションが徐々に上がり、新潟開催での出走を考えられそうという話を山元トレセンのスタッフからもらいました。先週末に山元へ行って状態を確認してきたところ、見た目に硬さはなさそうに思え、スタッフの話の通り新潟を考えられるのかなと思いました。ただ、人が跨った状態で動かしての確認ではないですから、ひとまずトレセンへ連れてきて、こちらで動かしながらどうかを探っていこうと思います」(池上師)
20/7/15 池上厩舎
15日は美浦南Wコースで追い切りました(72秒0-56秒0-42秒4-13秒8)。
「入厩後、様子を見るように徐々に進め出していますが、そこまで気になるというほどはないもののキャンターへのおろし掛けや止め際でトモがハマらなかったりするところがあります。それでも、進めていけないというほどではないのかなと感じているので、競馬へ向かっていくことを前提に今朝コースで追い切りを行いました。最後だけ相手に併せにいくような形のもので、動きに違和感はなく、最後までしっかりと走れていたように思います。この後も探っていきますが、おそらく態勢は整うだろうと思えるので、順調に行けば新潟開幕週に組まれている1800m戦へ向かうことを考えています。鞍上は現在調整中です」(池上師)
26日の新潟競馬(糸魚川特別・芝1800m)に出走を予定しています。
20/7/15 池上厩舎
22日は美浦南Wコースで追い切りました(71秒3-55秒4-40秒1-12秒3)。
「今週の競馬に備えて週末そして今朝と時計を出しました。週末にそれなりに出しておいて輸送のある今朝は整える程度でしたが、動き、息遣いとも、競馬を考えるのに問題はないと思えました。ただ、100パーセント良いとは言い切れず、解れてくるまでは硬さが気になるかなというのは正直に言うとあります。今回は福永ジョッキーにお願いできることになったので、レース前にもそのあたりのことをよく話しておきます。体は昨日で492キロありますが、いつも輸送で10キロ以上減る傾向にあります。前回はもっと減っていたので、今回も結局は同じくらいになってしまうかもしれませんが、現段階では余裕を持たせた状態にあります。今回は初めての1泊しての競馬になるので、落ち着いてカイバを食べられ、ふっくらした状態で臨めるかもしれませんし、却ってストレスを抱える時間が長くなりカイバを食べられなくてさらに減ることも考えられますから、何とか馴染んで良い状態で臨むことができればと思っています」(池上師)
26日の新潟競馬(糸魚川特別・芝1800m)に福永騎手で出走いたします。
キャロット公式より

山元TCでも、帰厩後にも「硬さ」という言葉が並びますが、前走の競馬に向かうあたりからでてきている言葉ですね。

ディープ産駒ですがキレよりもパワーを感じさせる馬体なので、もともとそういった面がある馬なのかなと思うところですね。

帰厩してからの時計はウッドチップコースで3本。

やれば動くだろう雰囲気で、日曜の66秒1-12秒6が本追いきりで、3本とも馬なり仕上げ。

レースまでの精神面に起因する馬体減りがひとつ課題になっているので、紫苑S以降はこの馬なり仕上げが板についてきました。

さらに今回は帰厩からレースまでの間隔としてはこれまでで一番短い間隔での出走となります。

この工夫も一役買ってくれればと思いますが、初めての東京・中山以外での輸送による新潟での競馬となるので、現在492キロあるという馬体重からどれだけ減少幅を少なくしてレースに臨めるかは今回もポイントとなりそうです。

今回の鞍上は福永騎手にチェンジ。

正直、前走の大野騎手での2着は道中のポジション取りにあったと思いますし、池上調教師も今回のレースに向けて同種のコメントを出しています。

年明けの中山での競馬でも感じていましたが、大野騎手の騎乗は判で押したようなというか、決め打ちの乗り方をするところがあるので、こういう乗り方が続くようだと厳しいな、変化がほしいなとは感じでいたところでした。

福永騎手ならば先入観なく乗ってきてくれると思いますし、9頭立ての2枠3番、無理に下げることはないだろうと思いますから、まずは枠を生かして好位を取って進めてもらいたいですね。

今日の新潟7Rのカイザーラインのような競馬をしてもらえたら理想的ですね。

しかし3歳未勝利で勝ちタイムが1分45秒9。

馬場状態も明日にかけて悪くならなさそうですし、アップライトスピンが高速決着、または上がりが33秒前半になるような時計勝負に対応しきれるかどうかですかね。

大トビでエンジンのかかりは遅いですが、その分長く脚を使えて、かつハマった時の一瞬のキレも持ち合わせてると思いますから、東京よりも長い直線で持ち味を発揮することができるように、良い競馬を期待したいと思います。

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