レース出走 '17 シェドゥーヴル

2歳12月 デビュー戦のあとの色々

投稿日:2018年12月4日

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2歳馬シェドゥーヴルです。

2日のデビュー戦を勝利後の木村調教師コメントに触れていなかったので、今日の更新を含めて順を追って書いていきます。

18/12/2  木村厩舎
「お騒がせして大変申し訳ありませんでした。ゲートに関しては練習時から課題がないわけではなかったのですが、実戦では駐立が悪く特に入ってから最初のうちが良くありませんでした。そのため再試験が課されましたがスタート自体は人馬ともに対応して中団から進められていました。あとはご覧頂いた通りで、若さを出してしまう形になりました。調教の時からガツンとスイッチが入ってしまうと舞い上がって周りが見えなくなり、辛抱強くなだめるとしばらく経って我にかえるような感じで冷静さを取り戻すようなところがあります。今回も向こう正面でスイッチが入ったところをなだめられて一度は落ち着いたのですが、直線へ向いてまた求められたことで馬が理解できず、なかばパニックになってあのような形になってしまったのかもしれません。ジョッキーからはコントロールを少しでも利きやすくするような馬具を修正してみてはどうかとアドバイスをもらいました。再試験があるように今後取り組んでいかなければいけないことは多く、勝てたからと言って喜んでばかりもいられないのですが、質の高さを実戦でも確認できましたので、何とか良い方向へ持っていけるように取り組んでいきます」(木村師)
若駒ゆえに体力面、精神面と頼りなさがあってここまで時間をかけて臨むことになりましたが、色んな意味で印象に残る走りを見せてくれました。粗削りな面があることは事前から感じていたので競馬を教えることをいちばんの目的としていたのですが、流れなどからそうもいかず、状況に合わせた競馬をした結果、課題も見せることになりました。陣営から走りの質は高いもののあわせて難しいところも多いと報告を受け皆様にもその旨をお伝えしておりましたが、実戦を見て本馬の現状についてご理解いただけたのではないかと思います。もちろんデビュー戦を勝利で飾ることができ大変喜ばしいことですが、これからの道はそう簡単ではないでしょうから、皆さんとともに本馬への理解を深めながら今後の成長へとつなげていければと考えています。この後は発走調教ならびに平地調教再審査が課されたこともあるので、レース後の状態を見てどうしていくかを慎重に検討していきます。
キャロット公式より

コメントにあるようにデビュー戦は質の高さを感じながらも、随所に若さを出してしまう形になりました。

その結果、1着という結果の他に「発走調教ならびに平地調教再審査」の制裁が。
現地のゼッケン撮影時に、クラブの社員さんから「ゲート再試験は決定。平地調教再審査は協議中」と聞いていましたが、ダブルでくらうことになってしまいました。

ゲートではビュイック騎手がゲート内の枠に腰掛けるほどな様子が映っていましたが、
平地調教再審査となった最後の直線をパトロールビデオで。

まず直線の入り口がこの位置。
3頭横並びの真ん中。

[シェドゥーヴル] 2歳12月 デビュー戦のあとの色々

残り200で、8番の前をカットするようになったのがこの位置。

[シェドゥーヴル] 2歳12月 デビュー戦のあとの色々

1着でゴールしたのがこの位置でした(笑

[シェドゥーヴル] 2歳12月 デビュー戦のあとの色々

残り200からゴールまではまともに走れていないという感じでしたが、
最後差してきたカミノシルヴィに差されなくて本当に良かったと思います。

まぁ直線入り口からゴールしたときがこの位置。
審議にはならなかったものの8番に迷惑をかけてしまってはこの制裁も致し方なしというところ。

デビュー戦なので全てがうまくいくはずもなくということで、この制裁をどうやってクリアしていくのかなと明日あたりの更新をある意味楽しみにしていたわけですが・・

18/12/4  木村厩舎
「発走調教再審査だけでなく、平地調教再審査も課されてしまいましたので、レース後に大きなダメージがなければ来年に備えて年内のうちに問題をクリアしておきたいと考えていました。しかし、全休明けの今朝の馬の様子を確認すると、右の膝が腫れていました。歩様にも少し出ていたため競馬会の獣医師に検査してもらったところ、右トウ骨遠位端部分に骨折の疑いがあるとのことでした。現状で明確に飛んでいるということがはっきりわかるレントゲン画像ではなく、時間をかけて再度確認していく必要はあるものの、炎症が出ていることは確かで、それによって多少痛みも伴っているということでした。非常に残念ですが、現状では心身ともに幼く、粗削りでありながらもあれだけのパフォーマンスを見せる馬です。成長を促すことができる期間と捉えれば、暫くの間お休みになったとしても決して悪いことではないと思います。今後の詳細はまだ決まっていませんが、牧場での様子を見たうえで、例えばオペなどの処置が必要なのかどうかを判断していくことになると思います」(木村師
キャロット公式より

本日更新があり、残念ながら「右トウ骨遠位端部分に骨折の疑いがある」とのことです。

9月に帰厩した後にフレグモーネを発症して頓挫した時に右膝が腫れましたが、今回も右の膝が腫れているということ。

現時点では症状としては炎症が出ていることで多少の痛みも伴っていて、正確なことがわかるのはまた後日になりますが、色々と想像していたものは白紙になりそうです。

うーん、ちょっと期待するとそれをあざ笑うかのようにこういうことが起きますね。
嘆いても仕方がないですが、なかなかしんどいです^^;

まずは軽症であることを願って、詳報を待ちたいと思います。

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