2歳新馬レッドベルアーム(レッドファンタジアの19)
本日の阪神5Rでデビューをし見事1着となりました!
気持ちとしては現地観戦をしたかったですが、叶わずにお家観戦。
デビュー戦の馬体重は508キロ。
あまり意識していなかったですが、1ヶ月前のしがらきで519キロでしたからそれくらいかという感じ。
パドックに登場した馬体は、500を超えるような重苦しい見た目ではありませんでしたが、やはり中身はまだまだという感じはしました。
2人引きで尻尾を振っていましたが、集中して歩けているように見えました。
中継では返し馬がなかったんですが、ここで結構な出来事があったみたいですね。
幸いベルアームに大きな影響はなかったようですが、スタート時間が5分遅れる事態となりました。
ファンファーレがなって、11頭の新馬ですがゲート入りはすんなり。
まずまずのスタートから自然とラチ沿いの5、6番手に収まってレースを進めます。
外回りの3コーナー、依然とラチ沿いの4番手を進みますが馬群も固まってきて抜け出せないのだけは勘弁してよと直線へ。
外にいた人気の1角ダノンフォーナインが一杯となってスムーズに外が空くと、先行した前2頭を捉えるべく追い出し開始。
しかしジリジリとした脚で中々差が縮まらずに残り200m・・大丈夫かと思いましたが、ここで左手前から逆の右手前に変えてギアチェンジ。
一完歩ずつ差を縮めてゴール直前で半馬身前に出たところがゴール!
ヒヤヒヤしましたが、見事に『1着』新馬勝ちをおさめてくれました!
前に抜け出す時に右手前になって追い比べを制したのは、2年前の半兄レッドベルジュールの新馬戦を思い出しました。
兄も同じ宝塚記念の日の新馬戦で追い比べになってからは右手前に替えて伸び勝ちました。
血統を感じてゾクッと嬉しくなりました(笑
21.06.27 : 6月27日レース後コメント(1着) |
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藤原英調教師「評判馬が集結した新馬戦、それも初戦向きのタイプでもないのにその中できっちり結果を出せたのは、言うまでもなく能力が高いからこそだと思います。大人びた走りでセンスがよく、さすが血統馬といったところですね。福永騎手は『勝ち方は良かったが、まだまだ完成途上でこれからもっと良くなる馬。奥が深いと思う』と話していました。レースの上がりの歩様や雰囲気も問題ないのでまずはひと安心。この後のことについてはこれから考えます」 |
キャロット公式より |
見た目にはようやく勝ったかという感じの内容でしたが、陣営にしてみればこれで勝てたかというくらいのコメント。
この時期の新馬戦、勝つことこそがなによりも重要という中で全然追い込むところないような仕上げで「まだ太くて最後はしんどかった」というくらいの状態で素質馬の揃った新馬戦を勝たせてしまうんですから・・。
ベルジュールの時もベルオーブの時も書いたような気がしましたが、新馬戦でも成長を阻害しないような仕上げで臨んでくる藤原厩舎・調教師にあらためて驚かされますね。
まぁ実際、今回の競馬の内容だけを見れば重賞だクラシックだと評価できるものではなかったと思いますが、福永騎手、藤原調教師のコメントだけ見ていれば十分でしょうという感じです。
真価を発揮するのは兄達と同様に秋以降で良い。
その期待を膨らませてくれるデビュー戦の勝利でした。
そして3週連続の新馬戦勝利。
北のカイカノキセキ、東のアライバルに続いてくれた西のレッドベルアーム。
本当に楽しみな2歳世代のスタートとなりました。