2歳馬フェアビアンカ(ビアンカシェボンの18)
今日の中山5R・芝2000でデビューしました。
雨予報の天気でしたが、2Rから降り始め開幕週の馬場も稍重になりました。
デビュー戦の馬体重は460キロ。
馬体の見た目は募集時の印象通りスラッとしていて牝馬らしく素軽く仕上がったなという感じ。
パドックの気配はもう少しピリッとしてもいいよというくらいに落ち着いていましたね。
これも募集見学、牧場見学の印象どおりでした。
本馬場入場も落ち着き払った様子で2000を走るんですから好印象。
この頃には雨も横殴りという感じで強い勢いで降っていましたね。
ファンファーレが鳴ってゲート入り。
滞ることなくすんなりと入るとゲートの中の様子も問題なし。
レースがスタート。
ゲートの出は一番いいくらい速く、ゲート試験合格に1ヶ月かかったようには思えない抜群のスタート。
そのままハナに立つかと思いましたが、鞍上のデムーロは抑える格好でハナを譲って2番手、3番手に。
するとビアンカシェボンも行きたがる素振りを見せますがなだめながら1コーナーへ。
隊列はそのまま向こう正面へ最初の1000mが1分5秒4のスローペース3番手。
そこから外を捲くっていった1番や他馬の動きもあって5、6番手に下がりますが、残り600mを前に促されると勢いよく進出開始。
ペースが上がった時に、逃げていた11番、捲くっていった1番と少し差が開いていましたが、再びぐんぐんと差を詰めていって直線へ。
少し外に膨れ加減になりましたが左ムチが入り体勢を立て直すと、脱落した1番を交わし、逃げている11番をめがけ差を詰めにいきます。
が、前も止まらず、坂を上がって詰め寄りますが交わしきれずクビ差の「2着」・・。
なんとも惜しい、悔しい結果になってしまいました。
20/9/12 伊藤大厩舎 |
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12日の中山競馬では好スタートからスッと前につけて3番手の内につける。ペースが上がったところでじわっと前に迫って行き直線へ向くと一完歩ずつ差を詰めていくが、わずかに届かず2着。 「ほかの馬たちを見るとこれからと思える状況でしたし、この馬の完成度のほうが上と感じられましたから、ジョッキーには前々から、なんならハナへ行ってもいいと言っておいたんです。いいスタートを切りましたし、行くかなと思っていたのですが、今後のことを考えたり、物見などのことを踏まえて前に馬を置く形を選択したようでしたね…。あの着差と結果だけにかなり悔しいですが、それでも随所にセンスの良さを見せてくれていました。勝てなかったのは残念でなりませんが、チャンスがあることを確認できましたし、またいい競馬をさせてあげたいです。我慢させたうえで最後までしっかりと走らせているので、ダメージが如何ほどか見極めないと何とも言えないから、この後については様子を見たうえで検討させてください」(伊藤大師)ゲート後の乗り込みによって体力を構築でき、動ける状態で今回の調整を行えました。十分勝負になるという手ごたえを得たうえで臨んだところ、スタートからセンスの良さを見せ、好位から運ぶことができました。ペースが遅く気持ちをなだめる必要こそありましたが、勝負どころの動き方などを見ていても光るものがありました。それだけに、最後の最後で楽に逃げた馬を交わせなかったのが非常に残念でなりませんが、チャンスはすぐにめぐってきていいはずなので今後に期待しています。この後についてはレース後の状態を見たうえでどうするか検討していきます。 |
キャロット公式より |
戦前も逃げてもいいといったコメントを出していた伊藤調教師。
レース後のコメントを見ると好発するも抑えて、逃げた馬に勝たれたことに悔しさを隠さずという感じですね。
たしかにあの着差で惜しい悔しい結果ですが、スタートセンス良く、行きたがる面も見せながらしっかりと抑えられ折り合い、ゴーサインが出てからしっかりと反応して追い上げてくれた直線の走り。
レースラップを見ても、途中で1番が上がっていたっと時に「11秒7-11秒6」とペースが上がっていて、むしろタフな後半4F戦になった感じでした。
このラップの中で最後まで追い詰めてよく走ってくれた内容のある2着は、次の競馬に繋がるものだったと思います。
悔しいですがデビュー戦からいい内容の走りを見せてくれて嬉しいですね。
出資申し込みした時はまさかこの時期の芝2000でデビューしてくれるとは思っていませんでした(笑
すぐに勝ち上がるチャンスはあると思いますのでレース後も無事に。
また次の競馬に向かってくれたらと思います。