レース出走 '18 ラクンパルシータ

3歳9月 4戦目 直線へ向いて追い出しても脚を使えず18着

投稿日:2020年9月6日

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3歳ラクンパルシータ、4戦目の競馬を走り終えて、協議の結果「引退」となりました。

馬体重は前走から10キロ増えて510キロ。
増えているはずなんですが馬体の見た目はほっそりとしちゃっていて、中間の軽めの調教に終始したことも踏まえて良くは見えなかったです。

鶏跛も相変わらずでした。

ファンファーレが鳴って8枠17番からの出走ですでにゲートに入ってる状態。
しかし15番がゲート入りを嫌がっていて時間がかかる・・なんで数字の若い番号の枠入りをゲート内で待ってるんだと・・。

ゲートが開くと力なく右にヨレる形でスタート。
そこからは特に追われることなく出たなりという感じで1コーナーまでにあっという間に最後方となって終わったかなと・・。

向こう正面に入っても1頭大きく置かれてしまい追われても17番手の馬にも追いつけないまま直線に入っても・・という感じで最下位となる「18着」でした。

20/9/5  引退
5日の新潟競馬ではゆったりとしたスタートになり最後方からの競馬。馬群から離れてしまい、直線へ向いて追い出しても脚を使えず18着。
「予定していたレースを延期する原因となった左前脚の歩様に関しては症状が落ち着いて以降特に変わりはなく、今日跨った育也も特に気にならなかったようでした。ただし、これまでは競馬へ行って気にならなかった右トモが今回は気になり、推進力が思うように生まれなかったということでしたね…。今までは競馬に来ると気持ちが入り、それによって鶏跛の歩様も気にならない走りができていたのですが、今回はそこまでにならなかったようです。何とか持ち直して臨めたと思ったのですが、馬もつらかったのかもしれません。育成時からこのトモは見られていて初入厩のときから慎重に接してきました。獣医さんや牧場スタッフ、ウチの厩舎の担当者も含めてということになりますがラクンパルシータに携わる皆さんの尽力があって難しい状態にある中でもレースへ向かっていくことができたのですが、勝ち切ることができず誠に申し訳なく思います」(古賀慎師)
夏の入厩を迎えるまで北海道でじっくりと育成がなされていましたが、その当時からトモ脚に弱さを抱えていましたので、育成時も入厩時も付き合いながら調整を行ってきました。強い負荷がかかっていくと負担となり、鶏跛の歩様をハッキリと見せるようになってきたので厩舎とNF天栄で連携し、マッサージを含めて治療を入念に施しながら何とか状態を保ちつつレースへ向かっていました。初戦では直線外から上がり3ハロン33秒台の脚を使って3着まで追い上げる走りを見せ、期待を胸に2戦目へ向かったのですが、残念ながら身体的な苦しさが出たかまったく良さを出せずに終わってしまいました。反動は大きく、回復のために約半年の期間を要し、復帰戦として選んだダートの3戦目では、見どころこそあったものの結果は伴わず、最後のチャンスに賭けて再度芝の中距離戦に戻して臨んだのですが、残念ながら勝ちあがることができませんでした。未勝利戦が終了するに伴い、古賀慎明調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
キャロット公式より

レース後の更新ですぐに引退のお知らせ。

たしかに北海道の育成時から見せ始めた鶏跛でしたが、なぜそのような歩様になったかの原因はわからないまま入厩して、厩舎では「慎重に接してきました」と確かに担当の厩務員の方を含めてケアをしてくれていたのだと思います。

ただ、そのウイークポイントに対してあまりにも慎重を越して消極的な対応だったかなと思います。

最後の1戦、ここで勝たなければ引退はわかりきっている状況でも強めの調整を課すことができず、反動を気にしてもしょうがないのに踏み込んでの調整はついにしてもらえませんでした。

ウッドチップコースでのまともな追いきりがデビュー前の1本だけでしたからね。

こういう固定観念や先入観でまともに扱ってもらえなかったという思いが残っての引退はなんとも残念です。

そうは思っていても、実際にラクンパルシータも身体的に辛い状況であったのならば頑張ってくれてありがとう、お疲れ様と思いますが、この成績で次のキャリアに進めるのかといえば簡単ではないと思うので、とにかくもっと馬のためにできることがあったのではと思わずにいられないですね。

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