3歳馬イルミナル。
今日の東京6R・3歳未勝利(芝1800)でデビュー2戦目を迎えました。
20/4/22 奥村武厩舎 |
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22日は美浦坂路で追い切りました(53秒8-39秒7-25秒7-12秒4)。 「今朝坂路にて追い切りを行いました。動きには何ら問題がなく、無事に態勢を整えられたと思います。ゲートの確認も行っていますが、駐立時にじっとしていられましたし、出るタイミングも確認しました。あとは実戦へ行って敏感になって難しさを出したりしなければ普通には出てくれるのではないかなと思っています。前回が短期間でデビューすることになりましたが、それでいて粗削りながらも2着にきましたし、まともに調整できた今回は違っていいはずです。ほかにも有力馬がいるでしょうが、帰ってきた時の動きが前回までと違いましたし、ここは決めてほしいです」(奥村武師) 25日の東京競馬(3歳未勝利・芝1800m)にルメール騎手で出走を予定しています。 |
キャロット公式より |
帰厩後16日で迎えたデビュー戦と比べて、今回はじっくりと調整を進めてきました。
調教の動きも格段に良くなってきた感じで、このあたりは母クルミナルと同じような初戦を経験して良くなってきた感じを受けましたね。
東京6Rは12頭立てで6枠7番に。
頭数は少なめも、同枠・染め分け帽のグレートオーサーはやはり気になりました。
無観客の東京競馬場パドック。
馬体重は2キロ増で420キロ。
相変わらず小柄なんですが、充実してきてるのか大きく見えて良い雰囲気でした。
で、イルミナルの直後のグレートオーサー。
馬体重は100キロ近く違いますが、迫力ある好馬体でしたね・・。
中継では返し馬は映らずにスタート地点に。
この時期の東京競馬場は新緑という感じで、芝がキレイな緑色で映えますね。
青葉賞の週とか本当に1年で1番好きな時期かもしれません。
ゲートが開いてスタート。
出遅れることなくゲートを出るとすんなりと4番手に収まるレースの入り。
隊列が縦長になるも、ペースが遅いのか手綱を引き気味に抑えるような形。
先頭の1000m通貨が61秒7とやはりペースが遅く、イルミナルの位置が先頭から5馬身。
グレイトオーサーはさらに4馬身は離れたポジションだったので、上がり勝負ならこの位置取りでまず大丈夫と思いながら直線へ。
直線では手応え十分なのか、先に抜け出そうとする12番のさらに外に出していくかという進路取りでしたが、少し切り替えて内へ。
おそらくその切替は、そのさらに外からグレイトオーサーが抜群の手応えで迫ってきていたため。
イルミナルも残り200で反応良く12番を一瞬で交わしますが、グレイトオーサーが外から一完歩ずつ迫ってきて・・
同じ勝負服、ルメール・レーンの叩き合いはわずかに外グレイトオーサーが前に出たところがゴール。
イルミナル、初戦に続いていい脚を出してくれましたが、惜しくも「2着」という結果でした。
20/4/25 奥村武厩舎 |
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25日の東京競馬ではまずまずのスタートを切り、中団でリズムよく進める。直線へ向いて満を持して追い出すものの切り返すシーンがあり、前の馬を交わしたと思ったところで外から勝ち馬に一気に来られて2着。 「今回牧場から帰ってきて最初の動きを見たときから前回と違うと思えていましたが、実際のレースでもそうでしたね。ゲートを出られていましたし、しっかりと走れていました。若干フラフラするところがあってロスになりましたが、最後のひとハロンは勝ち馬の切れが上回り、イルミナル自身も間が空いた分だけ少し鈍ったかなという印象を受けました。ルメールも“こなせなくはないけれど、もしかしたら先々はマイルくらいが良くなるかもしれない”とも言っていましたね。権利内に牝馬限定戦のマイルは連闘になる来週しかなく、さすがにそこを考えるのは避けるべきでしょう。それならば再度1800m戦まで選択肢に入れて考えたほうがいいのかなという気もしますが、そういったことも含めて、レース後のダメージ具合をよく見て改めてどうしていくべきかを判断していくつもりです」(奥村武師) 前走時と異なり普段からブレの少ない身のこなしができるようになっていて上積みを感じていました。前走時のレベルがどこまでのものか不透明な部分もあったため不安がなかったわけではないのですが、スタートから違った走りを見せてくれました。切り返すシーンがなければもう少しスムーズに先頭に立てていたようにも思えるだけに悔しさもありますが、前走に続いてしっかりと走れていますので、チャンスは近いはずです。今後については目に見えない部分も含めてレース後のダメージを考慮したうえでどうしていくか検討していきます。 |
キャロット公式より |
まぁ今日は1頭強い馬がいたなという結果でしたね。
十分に走った結果で、あれで負けたら仕方ないというくらい勝ち馬の競馬が強かった。
直線の手応えは新馬戦のサリオスかと思ったくらいで、いつのまにか道中のアドバンテージがなくなってたし、もうちょっとこれを凌ぐのはしんどいなぁという競馬でしたね。
レース後はルメールから「先々はマイルくらい」という言葉。
牝馬なので1600前後で走ってくれれば十分ですし、今日は行きたがっていた部分もあったのでマイルくらいがちょうどいいかもしれないですね。
とはいえ未勝利の身なので、惜しい競馬のあとどういう選択になるか。
再度東京なら1800戦を視野になりそうですが、今日の勝ち馬ほど強い相手も今の未勝利にそうそういないでしょうし、できることなら続戦といきたいところですね。
最後に、今日の勝ち馬グレイトオーサーと2着イルミナルの1歳募集見学時の写真です。