5歳馬アランブレラです。
今日の中山8R・隅田川特別(芝1600)に出走します。
3月27日に帰厩しています。
20/4/2 尾関厩舎 |
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27日に美浦トレセンへ帰厩しました。 1日は軽めの調整を行いました。 2日は美浦南Wコースで追い切りました(70秒2-54秒9-40秒0-12秒5)。 「前走後天栄へ放牧に出していましたが、状況を確認すると疲れが癒えてくるのに2~3週ほどかかったようでしたので、早い段階で次の目標を決めず、状態が上がってくるのを待っていました。そして、ここに来てだいぶ整ってきたということから先週の金曜日にトレセンへ連れてきています。昨日までは基本的に心身を整えるようにじっくりと動かしていて、今朝追い切りをかけることにしました。今日は1本目ということもあり、無理せず先導役を務めてもらう形で70-40から終いをじわっと伸ばすという指示のもと、思惑通りに対応できました。相手が切れる馬で思った以上にビュッと一気に来たものですから出し抜けをくらわされて置いてけぼりになったような形で新聞社によっては“遅れ”と表示されてしまうでしょうが、追い付こうという反応を見せていましたし、問題ないと捉えています。コンディションは、休んでいた分だけトモに緩さを感じますね。ケアしつつ動かしていき、少しでもフィットさせていきたいです。あと、前回もちょっと垣間見られていたのですが、馬場入りなどで嫌がると言うか、苦しがるような素振りを見せることがあるので、そのあたりも気をつけて接していきます」(尾関師) |
20/4/9 尾関厩舎 |
8日は軽めの調整を行いました。 9日は美浦南Wコースで追い切りました(67秒6-52秒2-38秒4-11秒9)。 「先週に続いて今週も木曜日に追い切りを行っています。今回も相手に先行したのですが、先週より求めたこともあり今週はしっかりと動けて相手に先着できていましたよ。外目を回ってのものですし、良い調教ができました。トモに関しては多少かったるく思えることはあるものの、徐々に良くはなっていて、速いところへ行って気になることはありません。今朝の追い切りでも最後の最後でしたが手前を替えられていました。今日の追い切りの感触でおそらく来週には態勢が整うと思えましたので、そのつもりでこの後の調整を行っていきます。レースに関してはギリギリまで検討しますが、2400mがちょっとふがいないものになったこと、2000mは頑張れたのかもしれませんがスローだったということもあり、今回は変化をつけるために来週のマイル戦を視野に入れます。いちおう2000mにも登録して、どちらかへ向かう状況を見て決めるつもりです」(尾関師) 19日の中山競馬(隅田川S・芝1600m)か同日の中山競馬(鹿野山特別・芝2000m)に出走を予定しています。 |
20/4/15 尾関厩舎 |
15日は美浦南Wコースで追い切りました(65秒9-51秒4-37秒2-12秒6)。 「今週末の競馬に備えて今朝追い切ることにしました。蓑島に乗ってもらい、ウッドチップコースに入って2勝クラスのガーデンコンサートという馬を2馬身ほど追いかけて、直線内から併せて強めに動かしていくという内容です。馬場の内目を回っているため時計はいつもより速くなっていますが、これは今回マイルも視野に入れているので、機動力重視の追い切りにしたいと考えてのことです。蓑島曰く“角馬場だとトモだけ手前を替えて不正駈歩になっていたけれど、速いところへ行けば問題なかったです。理想を言えば、ギアを上げるときに瞬時に切り替わるとよりいいですね…”といった話でした。トモの緩さに因るのだろうなとは思いますが、今回しっかりと調教を積め、1週前のときよりもまたひとつ良くなっているのではないかなと思えますし、態勢は整ってきていると見ています。最終的にどっちのレースにするかですが、今回行きっぷりは以前よりもいいなと思えていて、聞くところによると今回天栄でも意識して乗り方を変えていたようです。これまでの走りは体が伸びてちょっとダラーっとなりがちでしたが、上体をできるだけ起こしてハミを取り、トモを使えるようにできないかと意識していたようなので、完全とは言えないものの以前より行きっぷりが良くなっているでしょう。地方時代にマイルで思うように結果を出せていなかったかもしれませんが、中山最終週で馬場が荒れてきていることなども踏まえて、2000mよりはマイルを本線に考えてみたほうがいいのかもしれないなと思っています。一応相手関係等を見て、追い切り後の様子を今一度確認してから最終的に判断しますが、マイルのほうでライル・ヒューイットソンを確保してあります」(尾関師) 19日の中山競馬(隅田川特別・芝1600m)にヒューイットソン騎手で出走いたします。 |
キャロット公式より |
帰厩してから順調に時計を出してこれたと思います。
コースでもこれだけの時計が出せますし、坂路でも出そうと思えばデビュー時くらいの時計が出せるというのはやはり走る馬だなとは思うんですけどね。
ただ最終追いきりのジョッキーコメントで「瞬時にギアが切り替わるとよりいい」ということで、一瞬の脚が使えないというところがキャラクターという感じですね。
それができたら、よりいいのは間違いないところです。
目標のレースが中山最終週ということだったので、2000mの鹿野山特別と思っていましたが、陣営の選択はその一つ前の隅田川特別・マイル戦でした。
理由としては中央復帰して2戦。2000、2400と使ってきて距離が長かったんじゃないかと。
まぁ、大井の1800を勝ってきた馬ではありますが、たしかに中山デビューの1800の時も坂で脚が止まって、また伸びたようにもしかすると距離の壁というのもあるのかもしれません。
またそれとは別に、コーナー4回の中山2000より、コーナー2回の1600の方がいいかもしれないというのはありますね。
ということで、今回の中山1600戦の選択は個人的にも好印象。
今日の中山8R・隅田川特別。頭数は12頭立て。
緊急事態宣言を受けて「4月18日から5月3日までは東西の人馬の移動を抑制」とする措置が取られたことで関西馬不在。
ゲバラが抜けた1番人気になっていて、アランブレラは現在は離れた2番人気。
ゲバラの前走は鮮やかでしたが、メンバーも低調でしたし、出遅れて捲くってのあの競馬が昇級戦でできるかといえば、隙はありそうです。
まぁアランブレラがどう乗ってくるかが大事ですが、枠が3枠3番。
もう少し外目が欲しかったですね。
昨日の大雨で不良まで悪化した馬場が、今日の天気、風で回復していってはきてますがそれでも重馬場。
馬場が回復していく時は内が伸びるようになって、外を回すと伸びないという傾向があると思いますが、アランブレラが内を捌いて伸びてくるというのは、去年の11月みたいに踏み遅れがあると厳しくなるので、乗り方も難しいでしょうね。
ちょうど今、中山5Rの芝2200戦を見ましたが、やはり外を回したら伸びない。
内をすくった2頭のワンツーだったので、こういう競馬ができれば・・ですがヒューイットソン騎手の手綱さばきに期待するしかない。
あと1時間半後に出走です。