新潟競馬場への現地観戦。
この日のメインレース・G3レパードSに出走したヴァイトブリックです。
暑さのピークは過ぎたかなという午後3時。
それでも日差しの強さを感じる中、10レースが終わってから7、8分が経って11レースの出走馬がパドックに出てきました。
まず注目していた馬体重は前走から10キロ増の494キロ!
よしっとなりました。
ミストの中を歩くヴァイトブリック。
精神面の状態、落ち着きがあるかどうかが最大のポイントでしたが、中山、東京の2戦の時との比較でも間違いなく今回のパドックは落ち着き払っていました。
戸崎騎手が跨っても変にうるさくなることはなく。
返し馬に入りますが、ここではうるさい感じというよりは首を下げて気合が乗っているようないい感じ。
パドックから返し馬と新潟滞在の効果が出ていると感じる状態に見えました。
そして、返し馬でヴァイトブリック以外に撮っていたのが
白毛のハヤヤッコでした(笑
レースがスタート。
スタートの瞬間、なぜか向正面奥の全く逆方向のゲートの方を見ていたので、スタートしてしばらく経ったところの写真(笑
4番枠でスタートは決めましたが、先行争いには入らずに中団より後ろ目のポジションでゴール板を通過。
向こう正面でも少しポジションが後ろかなと感じましたが、すぐ前には1番人気デルマルーブル。
そして最初の1000m通過が1分ちょうど。
これなら後ろからでも届きそうだと、そう思っていると馬群も詰まってきて前との差も気にならない程度になってきて。
馬群の中に入って4コーナーを回ってきますが、戸崎騎手・・後ろ振り返るくらいに前も横も出しどころがない様子。
直線に入ってもう1回後ろを向いてから馬がいないことを確認して、外に持ち出し。
そこから追い出しが開始されますが、後ろにいてすでに勢いがついていたハヤヤッコ、ブルベアイリーデの2頭に交わされます。
外に出されたヴァイトブリックもどれだけ前との差を詰められるかでしたが、ジリジリとした伸びで前との差がなかなか詰まらず。
前の集団からポツンと離されての6着でのゴールでした。
帰ってきたヴァイトブリック。
勝ち馬ハヤヤッコと鞍上の田辺騎手。
立ち止まってスタンドにアピールしていました。
19/8/4 新潟競馬場 |
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4日の新潟競馬では二の脚がつかず道中中団から。直線はスペースがなく追い出しを待たされてしまい6着。 「ゲートの中で少しうるさくなりましたが、前走よりは精神的に我慢できていてそれなりに出てくれました。それでも何か肩が出ていかない感じで、思ったほど二の脚つきませんでした。そうなったからには切り替えるしかありませんでしたが、道中の折り合い、リズム共に悪くなく進めていましたね。それだけに直線で狭くなってしまったのは痛かったです…。走りの質はまだ良化途上ですが、それでもスムーズならもっとやれただけに申し訳ありませんでした」(戸崎騎手) 「天栄から新潟競馬場に直接入れて調整していましたが、少し気負っているなと感じることはあったものの、それが度を過ぎることなく進められていました。あとはレース当日の雰囲気がどうかが重要でしたが、パドックでの歩き、返し馬と悪くなかったですね。ゲートは少し体勢が悪くなりかけたものの、前走ほどではなくそれなりに出てくれました。そのまま流れに乗せていければ良かったものの、ジョッキーによればどうも肩、つまり前脚が出て行かない感じで、二の脚がついた外の馬に一気に交わされてしまったようです。あとは脚質的にもジワーッとスピードを上げて直線へ向かえれば良かったところ、スペースがなくなってしまいましたし、スムーズなら…と悔しさもあります。テンション面に関してはまだ良かったものの、フットワークの伸びに関してはまだ改善の余地はあるでしょうから、牧場とも連携をとってさらに良くして、結果にもつなげていきたいです。今のところ、輸送の負担を減らすために競馬場からこのまま放牧に出す考えです。今日は期待に応えられず申し訳ありませんでした」(和田郎師) 勝負どころや直線で前や横が壁になって追い出しを待たされてしまい、スペースができたタイミングでは大勢が決してしまっていました。スムーズに抜け出すことができていればと悔しさもありますが、フットワークからもまだ走りの質を上げられる余地がありますから、一戦一戦の経験を糧に、さらに力をつけていきたいところです。今後は競馬場の厩舎でしっかりと状態を確認してから放牧に出す予定です。 |
キャロット公式より |
勝負どころ、ハマってしまって捌けなかったのが痛かったですね。
前半のペースが速かったので、先行勢で後半失速してくるだろうことを頭に入れてポジション取りをしてもらいたかったですが、馬群に突っ込んでいってしまいましたからね…。
あとは和田調教師のコメント通りですかね。
今回は天栄での状態も良く、11日前に新潟競馬場へ移動しての滞在競馬。
これが功を奏して、パドック、返し馬と精神面に不安なくレースに臨めたのは良かったと思います。
レース後は、新潟競馬場から直接、天栄に放牧に出ています。
19/8/6 NF天栄 |
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ウォーキングマシン調整を行っています。「日曜日の競馬のあとに状態を確認してもらったうえで直接競馬場から天栄へ帰ってきています。まだ日が浅いため、もうしばらく時間をかけて状態面の見極めをしていきますが、今のところ脚元等に大きな不安を抱えていることはなさそうですよ」(天栄担当者) |
キャロット公式より |
とりあえず3歳同士で戦える条件は、今回のレパードSが最後。
自己条件の3勝クラスから、改めて力を付けていければと思います。
そこで気になるのが、一息入れて秋の競馬を目指すのか。今年は降級のない古馬を相手に、3歳勢のアドバンテージがありますからね。
それとも、変わらず気性面の問題はあるのでその憂いに対しての策が取られるのか。
いくつかの選択があると思うので、陣営がどのように判断していくか注目です。