2歳馬レッドベルジュール。
本当に嬉しい6月のデビュー戦勝ち。
近況に触れる前に、デビュー戦の直線について振り返ってみると各メディアでの福永騎手のコメントで「最後は内の馬を怖がっていた」というコメントがありました。
パトロールで直線の確認すると、最後の直線に入ったところで、スムーズに左手前に変わると、10秒8を掲示した区間で前にいたメイショウボサツに手応え十分で並びかけていきます。
残り300を迎えたあたりで、メイショウの鞍上・斎藤新騎手が左ムチを入れますが、ここのシーンからメイショウが3頭分、4頭分外にヨレてきていました。
接触することはなかったですが、これを「怖がって」か、ベルジュールの進路も同じように外に膨れます。
その動きにあわせて、手前が右手前に変わってしまい、右手前に変わりながらも外に膨れるような動きもあってか、福永騎手から矯正の左ムチ一発が入ります。
が、そのまま手前は変わらず、パトロールで見返すと結構バタバタな感じでゴール。
ラスト200からの走り、坂もありましたが、そういうこともあっての11秒7だったなという感じです。
その走りを「荒削り」とも評していましたが、まぁそういう面を出しつつもキッチリと捉えて勝ったことが本当に大きかったといえます。
2着だったメイショウボサツが昨日の中京芝1600で2着。
競馬ぶりを見ればよく2着にこれたなというものでしたし、これで新馬戦のレベルが…みたいに思うのはセンスが…(笑
競馬の後は北海道・ノーザンファーム空港へ成長放牧に出ました。
2019.06.26 : 栗東:藤原英昭厩舎 |
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調教メニュー:角馬場 藤原英調教師「歩様だけ確認するために、角馬場で乗りました。この後はノーザンファームしがらきへ移動させて少し様子を見てから、夏の間は成長を促すために北海道へ放牧に出します。今回の経験が先々へ繋がってくるはずです」 助手「短期間でいろいろと詰め込んだ調整になりましたが、馬もそれに耐えてよく頑張ってくれました。レース後は右前脚にソエの反応が少し出ていますが、休ませれば特に問題はないでしょう。これからの成長が本当に楽しみです」 |
2019.06.27 : 藤原英昭厩舎→ノーザンファームしがらき |
本日、ノーザンファームしがらきに移動しました。マシン調整。 きのう(木)入場しました。けさはマシンで調整しましたが、硬さなど体の疲れは見せていませんし、とても落ち着いています。右前脚のソエは触ると反応を示しますが、しばらく軽めの運動にとどめて楽をさせるため現時点で治療は予定されていません。来週中に北海道・ノーザンファーム空港に移動にする見込みです。7月3日(水)ノーザンファーム空港に向けてしがらきを出発します。 順調にいけば金曜日にはノーザンファーム空港に到着する見込みです。 |
2019.07.05 : ノーザンファーム空港 |
馬体重452キロ。 入場後はマシン運動で調整しています。特に傷んだ感じはありませんが、若干細く映るので、もう少しふっくらさせてから立ち上げていきたいと思います。先生も話していましたが、まだ心身ともに幼く、この状態で勝てたことは大きいと思います。もうひと回り大きく成長させられるよう改めて作り直していければと思っています。 |
2019.07.12 : ノーザンファーム空港 |
馬体重461キロ。 引き続きマシン運動を主体の調整です。馬体重は入場時から10キロほど増えました。牡馬にしてはまだ細い面がありますし、この滞在期間に全体のボリュームアップも図っていけたらと思います。ただ、気性的に少し前向きすぎるところも見せていたので、当初からあまり詰め込みすぎず、心身のバランスを図りながらじっくり作っていきたいと思っています。 |
19.07.19 : ノーザンファーム空港 |
馬体重467キロ。 引き続きマシン運動を継続しており、間もなくトレッドミルも併用します。運動しながら馬体重が増加傾向にあるのは何よりです。現状は肉がつきにくいタイプですが、ビルドアップされた馬体は肌艶が良く体調も良さそうです。ひとつ勝って余裕を持ったローテーションを組めるので、焦らずじっくりパワーアップを図っていきます。 |
東京サラブレッドクラブ公式より |
北海道に戻ってからは順調に馬体重が増加。
心身ともに幼い状態で、この夏場の期間を成長に充てられるのは本当に・・大きい。
何度でも繰り返していますが(笑
秋の2走目には最低10キロ、20キロくらい増えててもいいなと思いますね。
その秋の2走目はどこになるのか。
阪神?東京?京都?
早くも来春を見据えたメンバーとぶつかることになると思いますが、まぁそれを考えて楽しむのはあと1ヶ月くらい経ってからの話ですかね。
夏の北海道で、来春を見据えた成長を遂げてくれると思います。