アランブレラの7戦目を大井競馬場へ現地観戦してきました。
昨日は都内は結構雨が降っていましたが、大井の馬場は良馬場。
馬場を見ましたが雨の影響は感じず、発表どおりの馬場かなと。
馬体重は530キロで前走から6キロ減。
さらに絞れて過去最低体重ですが、馬体としてはより走れる身体にフィットしてきているのかなと思います。
今回のパドックでは、前回と違って終始引き手を煩わせるような仕草。
これは昨年末初勝利をあげた時と同じような感じで、大人しいよりはむしろスイッチが入っていて雰囲気も悪くないと思いました。
御神本騎手が跨っても元気一杯なアランブレラ。
いつも通り本馬場入場してすぐに向正面へ。
相手は13番のエンパイヤアーサー。この馬の出方次第と思っていましたが・・。
ゲートは今回もまずまずの出でしたが、8番枠ということもあって先行争いに加わっていきいます。
外からの3頭が速く、4番手で最初のコーナーへ。
8枠の2頭を見る形で向正面を進んでいき、勝負所の3コーナー手前では13番のエンパイヤアーサーが先頭に立ち、それを追うアランブレラの形に。
ここで早めに並びかけていきたいところ、御神本騎手も追って追って差を縮めようとしますが、持ったままの13番とは逆に差が広がってしまい直線へ。
直線でも逃げた13番の脚は衰えず、アランブレラの末脚の勢いもそれを上回る手応えがなく・・。
3番手以下との差は広げて行ったものの、最後まで前を捉えることはできず、前走に続いての2着となってしまいました・・。
19/4/9 ミッドウェイF |
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9日の大井競馬ではまずまずのスタートから押して前々でレースを進める。勝負どころからジリジリ動いていくが、直線では逃げ馬を捉えることができず2着。 「前回は勝っていたレースを取りこぼしましたから、今回は何としても決めなければと考えていました。大井の内回りコースは2度目でしたが、走り自体は全く問題ありませんでした。ただ、いつも以上にスタートを出た分、道中で溜めを作ることができずに最後は伸びを欠きました。それでも普通であれば勝ち切る力はあるのでしょうが、今日に関しては勝ち馬のレース運びが上手でした。申し訳ありません」(御神本騎手) 「枠は良かったので今回は決めてくれると信じていましたが、道中で逃げ馬に楽をさせ過ぎましたね。こちらは上手く溜めを作れず、悪い形になってしまいました。勝てる力があるだけに、本当に歯痒い限りです。なかなか決めることができず、申し訳ありません。調教の動きからも状態自体は安定して推移していると思うので、次こそは決めたいです」(藤田師) 今回こそ勝利を掴みたいところでしたが、勝ち馬の得意とするレース展開となってしまい、捉え切ることができませんでした。大きく負けているわけではないだけに、非常に悔しいレースとなってしまいました。今後についてはミッドウェイFに戻っての状態をよく見た上で判断していきます。 |
キャロット公式より |
御神本騎手のコメントからは今回はスムーズな内回り1600を走りきって「走り自体は全く問題ありません」とのこと。
それでいて、勝ち馬のレース運びに屈したということは、やはりこの条件だと立ち回りの部分で適正の高い馬が相手になると・・という感じは否めないのかなと思います。
アランブレラの走破タイムが1分43秒6(上がり40秒3)。
これも5RのC2戦で勝ち馬が1分43秒4ということを考えると、物足りない数字なのかなと。
今回も2着で地方の賞金は加算されました。
中央2着+地方獲得賞金が612万円に。
現在C1級ですが、700万以上になるとB3級に昇級。
そうなるとB3で3勝目となると収得賞金は500万をゆうに超えることになってしまい・・と2着で賞金加算していくのもまずい状況になってきています。
いや、そこまで取りこぼす形になっていくとそれを許してもらえる猶予があるのかという問題も。
やはり、次の出走を考える場合は、アランブレラが力でねじ伏せられる条件で使ってもらいたいというのはありますかね。
そのレース条件で、また高額賞金が設定されると・・また悩ましいところではあると思いますが。
器用なタイプではないと思いますが、経験を重ねているのは確実なので、これが先々に結びついていってくれればと思います。