3歳馬アランブレラ、ラストチャンスの未勝利戦出走を中山競馬場へ観戦に行ってきました。
中山競馬場到着は10時ちょうどくらい。
台風24号の影響も感じず、雨がやんで、雲間からうっすら日差しも出てくるくらいの天気。
ダートは不良馬場も、前日の阪神のような水の浮くような馬場ではありませんでした。
1つ前の2Rのパドック。
注目を集めてたのがBS11でおなじみの宮島咲良さんと命名馬サクラザチェンジでした。
12時の放送に間に合ったのでしょうか?(笑
そのままパドックに居続けてアランブレラの登場を待ちます。
約7か月ぶりに競馬場に登場しました。
初戦にはなかった青いシャドーロール姿。
また、初戦に両前脚にしていたプロテクターはなく、逆に両後脚に青い何かが巻かれていました。
馬体重は554キロで前走から4キロ増。
夏場を越えて7か月ぶりとすれば大幅増は抑えられていましたが、張りとすればもう一息という仕上がりだったでしょうか。
どうやら2Rでルメール騎手が勝利していたようで、待ち人来ず状態。
尾崎調教師のチェックを終え、本馬場に入場です。
ルメール騎手が跨って本馬場へ。
入った時は気持ちが昂ぶっているような仕草が見られましたね。
7枠13番で奇数番で順番通りにゲートインでしたが、すんなりと入って、中でも我慢できているようでした。
ゲートが開いて、悪くないスタート。
ルメール騎手が促しつつ前へ前へ。
最初のゴール前を2番手で通過。
ポジションとしては最高のところに収まったかなという感じで向こう正面へ。
逃げ馬を見ながらの展開は変わらず、3、4コーナーに突入。
早めに逃げ馬を捉えて4角先頭くらいの気持ちで、と鞍上の手が動きますが、アランブレラの手応えが悪い…。
後ろからも追い上げられて4番手で直線へ。
内から外に出されますが、やはり手応えが悪く前との差を詰められない。
直線ではさらに後ろの馬から交わされて苦しい競馬。
結果は6着と厳しい結果になってしまいました…。
引き上げてきたアランブレラとルメール騎手。
う~ん、と尾関調教師もこの表情。
天栄の木實谷さんを交えて話し込んでました。
みんな難しい顔でしたね。
引き上げていくアランブレラ。
2戦目にして最後の未勝利戦を勝てず。
さすがに今日の今日では…と思いながら夕方の更新を待ちました。
18/9/30 尾関厩舎 |
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30日の中山競馬ではスッと好位につけて2番手から押し切りに行こうとするが、反応がなく6着。 「ゲートは出てくれたので楽にポジションを確保できました。そのままリズムを整えられれば良かったけど、トビが大きい馬なのでもう少しノビノビ走れるコース形態の方が持ち味が活きたと思います。それでもここは勝つしかなかっただけに、申し訳ありません」(ルメール騎手) 「馬群に揉まれることを心配していたので外目の枠が当たったことは好材料と思っていて、あとは力をしっかりと出し切ってくれたら、そして無事に走り終えてくれたらと思っていました。スタートからスッと好位に付けられたので大丈夫かと見ていたものの、勝負どころで外から上がってくる馬が見えた時はちょっと嫌な予感はしたんです。何とか凌いでくれと思っていたのですが瞬時に対応できず、被されてスイッチが入りきれませんでしたね…。う~ん…。能力的には間違いなく上だと思いますが、キャリアの浅さと、今回なんとかここに間に合うことができたかなというような調整過程だったことから心身ともに対応しきれなかったのかもしれません。ジョッキーも言っていましたが、体が柔らかすぎるくらいなのでまだ芯からしっかりとしておらず、瞬時の加速ができなかったのだと思います。それは分かっていましたが、能力の高さで押し切ってくれると思っていただけに残念で、最後のチャンスをモノにすることができず本当に申し訳ありません」(尾関師) 既走馬相手に2着したデビュー戦を見てもわかるように能力はある馬ですが、その後の休養が長引き、ギリギリ間に合わせた感の拭えない調整過程で北海道から本州に入り、今回のレースへ臨みました。気性面にムラがあり、体にはまだ水っぽさが残っていて心身ともに充実していたわけではなかったのですが、それでも押し切れるはずと願っていました。しかし、そう簡単なものではなく、残念ながら勝ちきれずに未勝利戦を終えてしまいました。今後については少し時間をかけてレース後の状態を確認していき、その上で方向性を定めていきます。 |
キャロット公式より |
ということで、即日の引退というのは回避。
デビュー戦のように脚元の不安が出てこなければ、現役続行の道を模索するという選択になりそうです。
尾関調教師の言うように、能力的には間違いなく上、押し切ってくれると思っていましたが、競馬は難しいですね。
体が柔らかすぎて芯からしっかりとしておらず。
勝負所でも対応しきれずと浅いキャリアを乗り越えるだけの状態ではありませんでした。
キャリアを積んで、馬体が完成すれば〜とこちらと同じ気持ちで陣営も期待してくれているのは伝わってきます。
ルメール騎手からは大トビなので広いコースで伸び伸びと走れたらということから、新潟の格上挑戦なども選択肢になってくるでしょうか。
少し時間をかけて確認していくということなので、脚元など問題ないことを願って、その上でどういう選択がなされるか待ちたいと思います。