ノーザンファーム早来2頭目の見学はフォルテピアノの16です。
この馬の見学が多くて、この日3回目の登場だったとか。
現在440キロ。
調整ペースは週に2、3回、坂路18秒くらいのところ。
すごいおとなしいので、全然手がかからずに順調にここまで来ているようです。
- 体型はスラッとしてますね
「来た時はもっとコロンとしてたんですが、伸びてきたかなという感じで。
まだまだ上にも伸びそうですし。
バランスが取れてくるのは春以降になってきそうです」
- 他の馬に比べて成長が遅いって感じですか?
「特にそんなに遅いという感じはないですね。
もともと生まれが4月なんで、その分ですかね。
お母さんもコロンとした馬だったので。
小柄ですけどボリュームもあるので」
- イヤリングからの移動は遅かったけど、だいぶ進んでますね
「ここに来たのは10月になってからと遅めの組だったんですが、
おとなしい仔なので、どんどんスムーズに進められています。
ここに来てから手掛かる馬は大変なんで(笑」
「これから進めていく上で、小柄な中でこれだけ幅があってくれるといいですね。
お腹周りもありますし。
負荷がかかってくると、お腹のラインも上がってくるので、
調教でしっかり鍛えて筋肉がついていけば」
- 募集時の見た目だと、後ろがちょっと寂しいかなと思っていたんですけど
「そうですね。
これが幅が出てきて、上に伸びて横に伸びてどんどん変わってくると思います。
今だとまだ少しアンバランスにうつりがちですけど、まだ馬が伸びてる感じです」
社台SSで話を聞いた時も馬の成長について同じようなことを聞きました。
募集時にどういう風になっていくかイメージするのも大事だなと思いますね。
見方はわかりませんが、イメージイメージ(笑
触ってもおとなしい。
そして顔近づけてくるかわいらしさ。
- 脚元も問題ないですか?
「脚元も問題ないです」
- 乗っててもおとなしいということは、
もう少しピリッとしてくれた方がみたいなのもありますか?
「そのように思いがちですけど、乗ってての前向きさはあります。
反応しないってことはないので、反応させた分だけ反応してくれる感じ。
手のかからない馬で、飲み込みが早いですね」
うん、この部分ってすごい大事ですよね。
前進気勢のあるなしで1つ勝てるか未勝利で終わるか大きなところだと思っています。
「まだまだこれから課題は色々と出てくると思いますが、
今のところクリアしてくれてます。
本格的には年明けてからですね」
- 年明けて順調に行ったりすると夏頃という話も?
「そこは状態が良ければ、夏も視野に入れますし、
今は生まれが遅くても、身体ができていれば夏からでも全然。
もう一回り成長してきそうであれば無理して使わないです」
- 競馬のイメージは?
「最初は芝からのイメージ。
重苦しさもないですし。
母系からは短めなイメージですね」
「理想としては、こっちで470キロくらいをイメージしてます」
「この馬だけでなく、他の馬でも、グッと成長してくる時は、
休みを入れながら成長を促すので、
そうしたら体重もグッと乗って、体高も伸びてきます」
お話をしてくれていたのは、
この厩舎の厩舎長さんだったみたいです。
ハキハキと話してくれて、
聞いたことに対して付け加えてくれるので、
ついつい話が長くなりました。
さすが厩舎長という頼もしい雰囲気で楽しく会話できました。
最後に、案内してくれていた事務局のお姉さんがこんな話をしてくれました。
フォルテピアノの16が大人しくて見た目も牝馬らしくかわいい馬でしたね~
という話をしてた流れで、
「今の厩舎は色々と強い馬がいた厩舎なので、
ブエナビスタちゃんとか、ハープスターちゃんとか、デニムアンドルビーちゃんとか。
みんなレースの時はキリッとしてるんですけど、
厩舎に帰ってくるとほんわかしてる感じ」
おぉこういう話もっと聞きたいです(笑
たまに早来推しという意見を目にすることがあるんですが、
牧場見学に来てみるとなるほどなと感じる部分が多々ありました。
これで北海道2日目、出資馬5頭の見学はすべて終了しました。
5頭ともに現時点で育成・調整を順調に進めてくれていて嬉しい限りです。
見学以外の部分で北海道の2日目、3日目、グルメのことを
自分の備忘録として、誰かの参考になるかもとしてまだまだ書いていきます(笑
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