まずノーザンファーム空港牧場のR-1厩舎へ。
エルミラドールの16です。
見学時の馬体重は495キロ。
順調に問題なく調整が進められています。
性格は普段は手はかからないけど、ちょっと頑固そうなところがあるとのこと。
坂路ペース的には17秒前後くらい。
17と言いながら16いったりすることもあるとか。
- 調整は早いほうですか?
「いちおう順調組の中に入っています。
この時期このペースで乗れていれば順調な組です。
真冬を上手く乗り切れるかで早期デビューがかかってきます」
- 馬体も成長してる?
「来た時は475キロでしたが、乗りながら20キロ増えています。
大きさは十分で、あとは筋肉を付けていければと」
- どれくらい大きくなりそうですか?
「まだ1歳馬ですから、競馬行くのが500前後にはなると思います。
(どの馬も)イヤリングから来て40、50キロくらいは成長しますので」
- やっぱり芝って感じの馬ですか?
「血統でしか判断できないですが、芝だと思いますけどね。
育成場には芝コースがないので(中々判断できない)・・(笑
でも本当にハービンジャーっぽいですよね。
近親も走ってる馬が多いですし」
そうか、それは盲点でした(笑
ウッドチップの走りはわかるんだけど的な。
- 初仔ですけどしっかりしてますよね?
「すごいしっかりした馬だと思いますね。
配合については育成のほうではわかりませんが、
こういう感じで出てくると思って配合をしたと思うので、
そのとおり出てきた馬だと思いますね」
- 母系の体質が弱いところを補うハービンジャーって感じ?
「そうだと思いますね。
馬格は初仔という感じは無いですからね。
あとは冬場をじっくりと乗り込んで。
だいたいどの馬も16、17は問題なくきますから。
16、17くらいだと馬体に痛みもそんなにでてこない。
(どの馬でも) 15を始めてソエが痛いとか、
疲れが抜けないとか出てきたりします」
15秒っていう境目は、ほんとサラブレッドにとって重要なところなんですね。
人間にとってはどれくらいのペースなんでしょうか。
ジョギングの参考にしたい(笑
「この時期、基礎体力をつけていかないと速めもできないので、
順調に来ていることがなによりです」
ということで、まだ調教が始まったばかりの1歳馬の見学。
何を聞けばいいんだろうとなかなか難しいものがありました(笑
エルミラドールの16は、見学中はずっとおとなしくしていて、
1歳馬・牡馬にしてはどっしりとしているなという印象でした。
この時期とはいえ、順調に早い組で進められているようなので、
真冬も順調に乗り切っていってもらいたいです。
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