4歳3勝クラスのヴァイトブリック。
11月14日に阪神・摩耶Sの出走を現地観戦しました。
後方からの競馬になりましたが、直線は内からよく追い上げての4着でした。
その後は、もう1戦競馬を考えるということで在厩で調整が進められていました。
20/11/26 和田郎厩舎 |
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25日、26日は軽めの調整を行いました。 「先週いっぱいはゆったりとさせて、連戦後の疲れの見極めを行っていました。普通キャンター程度に動かしていますが、月曜日時点ではまだ右腰に疲れが残っていましたので少し強めの薬を使って治療を施しました。その他の部分で大きく傷んでいる、疲れているという印象は受けなかったので、基本的にはもう1回頑張ってもらえればという願いを込めて調整を行うようにしています。2回使っているので今のうちから速いところを課す必要もないと思っており、週末、場合によっては来週でいいかなとも考えています。一応来週の中山を考えていますが、状況に合わせて柔軟に判断していきます」(和田郎師) 今のところ12月5日の中山競馬(北総S・ダ1800m)に出走を予定しています。 |
20/12/2 和田郎厩舎 |
2日は美浦坂路で追い切りました(55秒2-39秒3-25秒5-12秒5)。 「じっくりと動かしてきていますが、変わりなく来ているなと感じられます。今朝は角馬場で解すように動かしてから坂路へ入ったのですが、角馬場での様子がとてもいいですね。力が抜けていてリラックスできていることを見て取れました。そのあとの坂路ではちょっと気持ちが入っていましたが、それでも最初の1ハロンを15秒9くらいで走れていましたし、コントロールがつきやすくなっている印象を受けますよ。経験を積ませつつもじっくりとやってきたことが実を結んできているのかなと思えますし、良い傾向にあるのではないでしょうか。今週の競馬で問題ないと思うので、丸山ジョッキーにお願いして投票する予定ですが、今回も登録頭数が多いので、無事に抽選を突破してほしいですね」(和田郎師) 5日の中山競馬(北総S・ダ1800m)に丸山騎手で出走いたします。 |
キャロット公式より |
目標を中山のダート1800・北総Sに定めましたが、3勝クラスのレース。
登録は31頭とやはり出走自体が狭き門。
除外券も持っていない状況でほぼ出走は無理かなと思っていましたが、まさか抽選に当選して出走が叶いました。
東京の神無月Sに続いてこの秋2回目のサプライズ出走という感じでした。
10時に中山競馬場に着いて、フェアビアンカの中山3Rが10時45分でヴァイトブリックの10Rは14時50分と4時間待ち・・(笑
まだまだ競馬場へは限定入場になっているので、いつもはスタンドの中で場所取りがされてしまっているような椅子も座ることができたのでなんとか時間を潰しながら10レースを迎えることができました。
馬体重は阪神遠征の前走から10キロ増の506キロ。
ほんとこのあたりをいったりきたりしてます(笑
馬装もいつもの感じでごちゃっとしてますが、メンコとチークピーシズの面構えだけならオジュウチョウサンと一緒です(笑
パドックには今回の鞍上丸山騎手は登場せず。
この日は摩耶Sの岩田騎手も中山にいて、10レースに乗り馬はいなかったんですよね。
丸山騎手も白嶺S・3着、神無月S・6着とありましたが、前回のイメージで岩田騎手で続戦もよかったのになぁと思いました。もしかしたら除外された馬の騎乗予定があったかもですが(調べてない)
返し馬は、本馬場入場してすぐに駆け出し。
ここも前回の阪神の時のじっくりゆったりとした馬場入りとは異なっていましたが、乗り手が違えば感じ方は違うので仕方ないかなと。
ゲートの出は悪くはないんですが、そこからの二の脚が付かずに今回も後ろ目からのスタート。
と思っていましたが、意外とポジションは半分より前目な感じで6番手、7番手という感じでゴール前を通過。
向こう正面に入って、少しおっつけ気味に追走。
先頭の1000m通過が62秒1で、雨が振り続けて稍重の状態とすれば少しペースは遅めかな?と思えるもの。
レースがペースアップするところで思うように上がっていけず、ポジションとしては6番手、7番手変わらずで直線へ。
直線に入っても伸びては来ているんですが、後ろから来た馬には差され、伸びてはいるんですが上位に来る馬たちと脚色は同じような感じでジリジリ。
結局は思うように差を縮めることができずの『6着』での入線でした。
蒸気越しの画。
20/12/5 和田郎厩舎 |
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5日の中山競馬ではまずまずのスタートを切り縦長の展開のなか中団を進む。勝負どころでは焦らずじっくり追走していき直線で追い上げようとするも、ジリジリとした伸びにとどまり6着まで。 「ゲートは中で1回ガタッとなったので心配しましたが上手く合わせてスタートを切れていましたし、道中も行きたがりかけましたが人馬が呼吸を合わせて上手く収まってくれていい感じで流れに乗れていたように思います。仕掛けたときの反応が若干鈍かったのでスッとは来れませんでしたが、勢いがついてからはジリジリジリと止まらず長く脚を使ってくれています。差はそこまでないですし、前回に続いて今回もまずまずの内容で走ってくれているのですが、その差を詰め切れずに歯がゆい限りです。申し訳ありません。丸山ジョッキーも“幅が広がってきていますね”と誉めてくれていますし、何とかまたいい結果を出せるように頑張っていきます」(和田郎師) 前走は序盤で少し狭くなり控える形となりましたが、今回はまずまずの形で道中を進められていたように思えます。じっくりと進めて直線勝負へ向かってくれましたが、ハンデ戦ということもあってか激戦となり、差はさほどないものの前に迫ることはできませんでした。それでも、前回に続いて今回も悪くない走りができています。展開ひとつで変わってもいいはずですし、戦っていきながら力をつけて再び勝ち星を加えてくれる時が来ることを願っています。放牧明けから3戦使ったところなのでおそらく放牧になると思いますが、状態を見極めたうえで判断していきます。 |
キャロット公式より |
なんとなくわかってきたのは・・スピードが足りないかなってことですね。
緩急のあるペースでビュッとキレる脚は使えず、ジリジリとした脚を長く使うことはできる。
上がりに限界があるというのは感じていましたが、安達太良Sや今回の競馬を見てそれが結構確信できたという感じです。
まぁ変わってくることもあると思いますが、スピード勝負になる展開や条件は厳しい印象です。
条件としてはダートなら東京の2100が今は合っているんじゃないかなと思えますね。
3歳9月の中山1800の内房Sの敗戦の理由がわからず距離短縮にシフトしたこともありましたが、スタミナがなかったのではなくその時はおそらく持たなかった。
距離を詰めて勝負できるスピードはなく、時計がかかるような条件では上位争いもできることがわかり、レースの最後まで走り切ることはできるようになってきた今なら、距離を延長して東京2100あたりがベストなんじゃないかと思いますね。
20/12/9 和田郎厩舎 |
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9日は軽めの調整を行いました。 「3回続けて使わせていただいたので疲れてはいるだろうなと思っていますが、今はまだ気が張っている分、歩様等を見ていても大きく変化を見せることはありません。脚元には浮腫みがあったりしますけれどおそらく問題ないだろうと思えます。さすがに今回はお休みさせてあげたいと考えていますが、リラックスさせると見えない部分が見えてくる可能性もあると思うので、もう数日様子を見て確認したうえで天栄へ放牧に出す予定です」(和田郎師) |
20/12/15 NF天栄 |
11日にNF天栄へ放牧に出ました。 トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。 「3回使って帰ってきたこともあり、正直ダメージを心配していましたが、想像していたほどではありませんでした。もちろん疲れがないというわけではないので、慎重に立ち上げるようにはしているものの、今週から乗り出せていますし、経過は悪くありません。ただし、テンションがいつにもまして高くなるシーンが見られるので、気を付けて進めていきます」(天栄担当者) |
キャロット公式より |
3回続けてレースに使ったので、レース後は天栄に放牧に出ています。
テンションがいつにもまして高くなるシーンがあるということで、このあたりが距離延長を考えにくい部分でもあるんですよね・・。
確かに、2歳秋に天栄で見た時のヴァイトブリックは凄かったのでイメージできます。
まずはしっかりとリフレッシュをして次の競馬に向かってほしいです。