アップライトスピンが土曜日に東京9R・テレビ山梨杯に出走したのを現地観戦してきました。
曇り空だけど予想最高気温17℃と風もなく全く寒くはないお天気で、2月東京の競馬とは思えないパーカーで上着いらずの観戦でした(笑
9R・テレビ山梨杯のパドックですが、アップライトスピンの馬体重。
前走からマイナス4キロの470キロにマジですかと(笑
中間の様子で480後半と出ていたので、前走から悪くても減ることはないだろうと思いきやのマイナス体重はさすがによくはないと思いましたね。
冬毛が相変わらずなのはこの馬のものなのでそこは気になりませんでしたが
しきりに厩務員さんの方に向いてしまう歩き方になっていて、集中できていない様子に見えましたし、終始こういう感じの周回になっていましたかね。
わかりやすく煩くなっている馬もいましたが、それとは違う精神面で良くない印象を持ちました。
が、騎乗した瞬間の大野騎手の笑顔、池上調教師も。
意外と大丈夫なのかな?と思いましたが。
本馬場入場時も首を振って昂ぶっている様子。
首を左右に振ったりして、じっくりと返し馬に入っていきました。
1番人気に推されていましたし、馬場状態を考えても好位で進められれば勝負になるはずとレースを迎えましたが
まずはゲートを出た瞬間。
遅れてはないけど抜群のスタートでもない。
まぁスタートはそれでも好位に付ければと思いましたが
中団よりも少し後ろめの行き脚。
3コーナーを前に真ん中よりも後ろ。
後ろから数えたほうが早いという位置取りに、ペースも遅そうな流れでこれでは厳しいな・・とは正直思ってしまいます。
先頭の残り1000m通過が61秒1。
6月東京で勝った時が61秒3のペースを6番手追走から上がり3F33秒7だったというのが頭に入っていたので、10番手で外を回る今回は33秒7をかなり上回らないと届かないぞという気持ちで見守りながら直線へ。
直線に入って追い出されますが、右ムチも入りながら追われますが、ビュッと前との差を詰めてこられずにジリジリ。
残り200を切ったくらいでようやく何頭か交わして伸びてきたかと思いましたが
直線で後方にいたミモザイエローに交わされて、結局は伸びを欠いたままという感じで
ゴール前はかぶされて写真も上手く撮れず『6着』でのゴールでした。
20/2/15 池上厩舎 |
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15日の東京競馬では中団後方から直線勝負にかけたが、手応えが怪しく、直線でも思うような伸びが見られず6着。 「前回の印象が良かったので、良いイメージで臨みました。しかし、いざレースへ行くと思ったよりも進みが悪く、勝負どころを持ったままで回ることができませんでした。良い時は楽なまま前を被せに行くくらいのことができるのに、今日は促さないといけないような感じになってしまいましたからね…。スローな展開になりましたが、むしろなし崩しに脚を使わされるよりもスローで弾けるタイプのようにも思えるのですが、そういう反応、伸びはありませんでしたし、馬場は前回のほうが悪くて走りづらいような状況でもありましたからね…。何故だろうと首を傾げたくなる走りだったのですが、直線最後は右にやや張るような走りをしていたし、もしかすると苦しい部分があったのかもしれません。これまでのパフォーマンスから考えると能力は足りるはずで、こんなことはないはずです。良い競馬ができなくて申し訳ありません」(大野騎手) 「中間の調整では、減ると思っていたのが案外減らずに横ばい以上の状態だったので、このまま行けるかなと思っていたんです。そしたらその様子と異なり蓋をあけると少し減りましたね…。紫苑Sのときはイレ込みがキツくて、正直レース前にかなり消耗していましたが、そこまでではなかったので対応できると思って送り出しました。しかし、レースっぷりはひと息でした。馬場や展開などあるかもしれませんが、それを言ったら後ろからきた馬に差されてしまっているので、展開が違えばというのは言い訳にはならないですよね…。それに道中から行きっぷりが怪しく、勝負どころでは早めに動かさなければいけなくなっていました。う~ん、牝馬特有の繊細さが出てしまったり、不慣れな連戦に心身が対応しきれなかったのかもしれません。コンスタントに使えてなかっただけに、今回行けるのではと続戦でトライさせていただいたのですが、いい結果を出せず申し訳ありません」(池上師) 前走は苦しい形になりながらも見どころたっぷりでしたし、折り合い面などの課題にも対応でき、自信を持てる内容でした。それなので、ここは期待を込めて臨みましたが、進みっぷりが悪く、思わぬ敗戦となりました。敗因が明確ではないだけに手探りにはなりますが、力があるのはたしかなはずなので、ここでいったん放牧に出し、仕切り直して巻き返しを狙いたいです。 |
キャロット公式より |
さすがにスタートしてからの位置取りは「ない」だろうとレースを見ていて、レースが終わってそう思っていましたが、大野騎手のコメントからすると「進みが悪く、勝負どころも持ったまま回れなかった」とのこと。
そのコメントを信じるならば、やはり状態が良くなかったのかなと見るしかないのかなと思います。
実際に馬体重をキープできると思っていたのが減ってしまったり、パドックの様子や返し馬の様子も良くないように見えたので、今回初めてだった連戦に対応しきれないところがあったのかもしれません。
今回の結果は残念でしたが、これで6戦終わった戦績を見ると1戦おきの成績に。
次の競馬は好走の番とまた期待したいですが、高速馬場への対応や、高速上がりの対応という部分を考えると現状でどうかな?というところもあるので、休みを挟んで成長をしてくれたらなと思います。
まだ6戦目で馬体はフレッシュ、伸びしろもあると思います。
メインレースのクイーンCはミヤマザクラが勝利。
藤原厩舎に福永騎手。
先週のきさらぎ賞のストーンリッジといい、有力馬をクラシック戦線に送り込んできますね。
北海道で復帰を目指すレッドベルジュールも、なんとかダービーに間に合ってくれたら・・と。経過は順調のようです。