24日のデビュー戦を2着で終えましたアランブレラです。
レース後に更新された公式コメントを振り返ります。
2/24 尾関厩舎 |
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24日の中山競馬では道中後方を追走する。 勝負どころでは外を上がって直線でもしっかりと脚を使っているが、勝ち馬もしぶとく2着まで。 「ゲートはこの馬なりで出てくれましたが、ポジション争いでゴチャゴチャさせるより、初めての競馬なのでジックリとリズムを整えて運びました。さすがにデビュー戦と言うことで序盤は促しながらの追走でしたが、勝負どころにかけてはしっかりと加速して、直線も脚を使ってくれました。気性面も悪くは感じなかったですから、このまま保ちながら経験を重ねていければいいですね」(戸崎騎手) 「ゲートはポイントになるので金曜日にも確認をしていましたが、まずまず対応してくれていましたし、今日も出てくれたと思います。ただし、ごちゃついて気の悪さを出さないよう、急かさずジックリ運んでほしいとジョッキーと話していました。実際にその形になりましたが、初めての競馬でちょっとモタついて促しながらになりましたね。向こう正面でペースが落ち着いてからは楽になり、勝負どころで上がっていって直線でしっかりと脚を使ってくれています。あとは一番いい結果を出せれば言うことはなかったですし、悔しいですね…。申し訳ありません。それでも既走馬を相手に悪くない内容でしたから、次こそはという気持ちです。脚元や精神面など気を遣ってあげたいポイントがある馬なので、まずはレース後の状態をしっかりと確認して、どうするか判断していきます」(尾関師) 初めての実戦で動き切れない面があったのか、レース序盤は促しながらの追走になりました。それでも終いにかけて勢いがついてからはいい走りをしてくれましたし、既走馬相手に今日の内容なら悪くはないでしょう。この後はレース後の心身の状態をしっかりと確認してから、リフレッシュ期間を設けるか慎重に判断していきます。 |
キャロット公式より |
まず最初に驚いたのがゲートでしたが、
入りも悪くなく、既走馬相手にも決して悪くないスタートを切ってくれました。
陣営も金曜日に確認するなどしっかり準備してくれた結果だと思います。
その後は出たなりのポジションになりましたが、
これも戸崎騎手&尾関調教師がしっかりと確認したとおりのもの。
実際にゴチャつかないポジションで気分良く進めることができたと思いますし、
これはレースを見ている時にも意図を感じる追走でした。
あとは、その後方12番手、前とは距離のあるポジションからでしたが、
3コーナー、4コーナーにかけての進出、
直線入り口では4番手。
上がり最速の34秒2を繰り出しての惜しくも2着でしたが、
この一連の動きでしっかり脚を出せたことは、
能力の一端を十分見せてくれたと言っていいと思います。
そもそもこの土日は開幕週。
中山芝1800は、アランブレラが出走したレースを含め4鞍ありました。
土曜5R 3歳未勝利
勝ちタイム1分49秒9 上がり3F 35秒1
土曜10R 富里特別(4歳上1000万下)
勝ちタイム1分49秒8 上がり3F 34秒4
日曜6R 3歳上500万下牝馬
勝ちタイム1分49秒8 上がり3F 35秒5
日曜11R 中山記念(G2)
勝ちタイム1分47秒6 上がり3F 36秒6
まず勝ち時計を比べても、古馬1000万、3歳500万牝と大差なく。
1000万の富里特別はスローペースになったということもありますが、
富里特別のレース前半5Fが63秒1。
アランブレラの未勝利は前半5Fが62秒2。
富里特別の馬券内3頭は終始先行していた3頭の決着。
3頭の上がり33秒9~34秒4。
ハンデ戦で負担重量が53~55キロでした。
またキャロ馬メサルティムが勝った日曜6Rの3歳500万下牝馬限定。
前半62秒1で5番手を追走していたメサルティムが上がり35秒0で快勝。
このレース2着のシャドウアイランドが4角9番手で外を回してきましたが、
上がり34秒8。
この4レースで馬券内に絡んだ馬の中で、
3角で後方12番手の位置取りで、
4頭分、5頭分外を回して捲くってきて上がり34秒2で馬券内に絡んできたのは、
まぁアランブレラだけと言ってもいいくらい。
中山記念のペルシアンナイト(上がり34秒4)でさえ、
同じコース取りで馬券内に届かなかった。
十分に評価できるレースぶりを、
既走馬相手に見せてくれたと言えると思います。
尾関調教師も「次こそは」という内容でした。
まぁまずは無事にデビュー戦を終えられてホッとしています。
陣営のコメントからは続戦の可能性を探っていきそうな感じもしますが、
リフレッシュ期間を経ての次ということになるだろうと思います。
週中のコメントがまた楽しみですが、
アランブレラの今後についてさらに期待の高まるデビュー戦でした。