2歳未勝利エイシンフラッシュ産駒のフェアビアンカ。
9月中山でデビュー戦を2着とし、続戦の2戦目がまさかの14着敗退。
初戦と同じく好スタートも控えて好位の内を追走。
しかし馬群が固まる中終始出しどころがなく直線でも閉じ込められたまま追うことができずにの競馬。
1番人気に推されていたこともあり、その敗け方は競馬ファンの間でもちょっとした物議になってました・・個人的にもかなりショックでした。
20/10/7 NF天栄 |
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7日にNF天栄へ放牧に出ました。 「先週は非常に悔しい競馬になってしまいました。会員の皆さんも同じ思いだと思うので本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ミルコと改めて話をしたのですが、彼曰く“逃げても良かったのかもしれないけれど、勝つことだけを考えた場合がそうなのかなと思っていました。先生のところはとても大事にしてくれるし、点で考えないで線で考えて成長させてくれると思っているから勝つことだけでこの馬の先のことを考えない騎乗ではなく、しっかりと教えていく競馬をさせないとダメと思っていたので、前に馬を置いて教える競馬をしました。そのうえで結果を出さなければいけなかったのに、まったく進路がなくて…本当にごめんなさい”ということでした。そう思ってくれることはとても嬉しいし、ミルコを責めるつもりはないけれど、勝たないといけないというところだったのも確かなので本当に悔しいです。しっかりと走ったわけではないのでダメージが目立つわけではないし、脚元の異常もありませんでしたが、流れを断ち切りたいのでここは切り替えて放牧に出すことにしました。体は維持できていましたが、気性等も含めると減ってきても不思議ないので、少しゆったりとしてもらって、またいい形で競馬へ向かうことができればと思っています」(伊藤大師) |
キャロット公式より |
レース後の週中の更新では鞍上のミルコのコメントも紹介がありました。
確かにミルコの言わんとしていることはわかりますが、あの結果に終わるのは逃げを選択することよりもやってはいけない敗け方だったと思いますし、まずは1つ勝つことがなにより重要でそのための最善策を取るべきだったのではと思います。
ただ伊藤調教師も出資者と同じ目線で悔しさの伝わるものでしたし、ミルコの考えていることも理解できないものではなかったので、レース直後の感情からは切り替えていこうと思えるものでした。
20/10/13 NF天栄 |
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トレッドミル調整を行いました。 「2戦目は残念な競馬になってしまいましたが、帰ってきてからの状態を見ると背腰に結構傷みが見られました。ちょっと辛かったところもあるのかもしれません。まずはこの疲れを取ることから始めていかなければいけないと判断して、現在はまだ乗っておらず、トレッドミルでの調整にとどめています」(天栄担当者) |
20/10/20 NF天栄 |
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン15~16秒のキャンター調整を取り入れています。 「先週の調整は基本的に運動にしていましたが、少しずつ動かしていくことにしました。先日から軽く乗り、今朝は坂路に入って軽いキャンターで体を動かしています。乗りながらも背腰を中心に馬体のケアを重点的に行いながら調整を少しずつ進めていくつもりです」(天栄担当者) |
20/10/27 NF天栄 |
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。 「先週すでに坂路に入れていましたが、その後も様子は悪くないですね。ペースも上げ始めていて3ハロン41~42秒の時計も出せていますし、今後40秒くらいも課していけるのではないかという状況にありますよ」(天栄担当者) |
20/11/4 NF天栄 |
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。 「この中間も順調に来ていますね。日によっては3ハロン40秒に近いところも課せていますが、それによって例えば脚元などに堪えた箇所が出てくることもありません。この調子であればそろそろ次走を考えていけると思いますよ」(天栄担当者) |
20/11/10 NF天栄 |
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン13~15秒のキャンター調整を取り入れています。 「先週に続き、今週も変わらずに来ていますね。今朝は1本目を17-16、2本目に14-13-13という形で3ハロン40秒ほどの時計を出す調教を課しています。しっかり動かしてみても対応できていますし、だいぶ整ってきていると見ていいのではないでしょうか。調教師とは大まかな目標について相談していますが、移動のタイミングなどの詳細を徐々に詰めていくようにします。馬体重は477キロです」(天栄担当者) |
キャロット公式より |
レース後は、悪い流れを断ち切るためにも天栄へ放牧。
短期で戻して11月の福島で使えるのかなと思いましたが、ケアが必要な状態でもあったため天栄で1ヶ月整えて帰厩してきました。
20/11/12 伊藤大厩舎 |
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12日に美浦トレセンへ帰厩しました。 「前走後の調整が進み、もう少ししたら送り出せる態勢が整ってくると思いますと天栄から連絡をもらっていました。東京か中山か、どちらがベターかという話もありましたが、前走のことがあったとはいえ、基本的には機動力を活かす形が現状良いのではないかと思えるので、中山開催での出走を目標にしていくことにしました。順調に行けば開幕週あたりの出走が可能になってくるとは思いますが、今から決める必要もないでしょうし、動かしていきながら探っていきます」(伊藤大師) |
20/11/18 伊藤大厩舎 |
18日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒1-53秒8-39秒8-13秒0)。 「デビュー前の8月に入厩した時はビアンカを担当してくれている天栄のスタッフから“動ききれないかも…”という話を実はもらっていたのですが、今回は“引っ張り切れないくらいの感じで坂路をあがってきます”とある意味で泣きながら報告をもらっていたんです。それを踏まえて心配して見てみると、その言葉の通り行く気満々ですね…。前回はまだ良かったけれど、今回は気が入りすぎている分だけカイバ食いがちょっと良くありません。この状態で気持ちが入り過ぎる調教をさらに課していくともっとカイ食いが悪くなりそうなので、単走での追い切りを課しています。レース経験を重ねたのと、しっかりと乗りこまれた分だけ動きはもちろん良いものの、バランスに注意して進めていきます」(伊藤大師) 今のところ12月5日の中山競馬(2歳未勝利・芝2000m)か6日の中山競馬(2歳未勝利・芝1800m)に出走を予定しています。 |
20/11/26 伊藤大厩舎 |
25日は軽めの調整を行いました。 26日は美浦南Wコースで追い切りました(73秒2-57秒3-42秒8-13秒0)。 「先週は気負いとカイ食いが心配だったのでソフトな調整に終始していて、その影響もあってか追い切り後に極端な変化を見せることはありませんでした。このままで行くべきかな…とも思いましたが、ある程度しっかりとやっておかないと実戦で動けないことも考えられたので、目標から逆算すると1週前になる今週はある程度しっかりとやっておこうと判断しました。ウッドチップコースに入れて併せ馬。終いをよりしっかりと思い、そこで体を並べて動かしてあります。全体時計は予定よりも少し遅くなりましたが、しっかりと伸ばせて、動きも良かったので、良い負荷をかけられたはずです。レースを来週のどちらにするか検討していましたが、どうもG1裏だからと言って却って1800mを狙ってくる陣営が多そうという話も聞こえてきます。実際に当日中山にいる上位どころの乗り役は埋まっているようです。また、前回は残念ながら力をまったく発揮できなかっただけですし、中山の2000mを使ってきていることもあるので今回も同じ条件で改めて仕切り直したいと考えています。鞍上ですが、ミルコ続投も正直考えました。ただ、アリと言ってくださる方もいらっしゃるかとは思いましたが、さすがに前回のことがあり、納得してくださる方がどこまでいらっしゃるか…という思いもありましたので、ここはフラットにして上位どころからあたることにしたところ、ルメールが乗れるということでしたので、今回は土曜日の2000mにルメールで向かおうと考えています」(伊藤大師) 12月5日の中山競馬(2歳未勝利・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。 |
20/12/2 伊藤大厩舎 |
2日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒7-53秒4-40秒1-12秒5)。 「1週前追い切りの時計が少し遅くなってしまったので、補うように週末に坂路へ入れて14-14くらいのラップで動かして整えておきました。そのうえで当該週の追い切りを今朝行うことにし、前を追走して最後のゴール前だけ併せるようにじわーっと動かしています。思惑通りにきましたし、無事に整えられていると思います。気になることを挙げれば色々と出てきますが、成長途上中で体はまだしっかりしていませんし、走らせると右に張るところもあります。これは今に始まったことではないのですが、そういう課題がある現状なのでそう簡単な話ではないのですが、能力は足りるはずなので何とかいい競馬をしてくれることを期待しています」(伊藤大師) 5日の中山競馬(2歳未勝利・芝2000m)にルメール騎手で出走いたします。 |
キャロット公式より |
帰厩直後の更新で、今回の天栄での様子についてありましたが、以前は動き切れないという印象があったのが、今回は引っ張り切れないくらいで動いているという報告が。
この馬には前進気勢が出てくればさらにいいなと思っていたのですが、むしろ出過ぎな感じでいいかもしれません(笑
レースの目標は東京よりも中山。
さらに鞍上はミルコからスイッチでクリストフ・ルメール。
さすがに前回の騎乗があって今回というのは…という声があるのも感じながら、続投の考えも持ちつつと伊藤調教師は良い調教師ですね。
ミルコは正直〜最近の競馬内容や騎乗数など悪循環に陥っちゃってる感じで寂しいですね。
好きな騎手なのでこの状況から巻き返してほしいです。
対して今回乗ってくれるルメールは絶好調。
前回の14着から今回は巻き返し必至、馬券妙味大アリだと思ってたら、ルメールじゃダメですね…2.0倍の1番人気って。
中山開幕週で3戦連続となる芝2000。
さらに1枠1番と、さぁこの枠でルメールはどう乗るか。
勝ち上がりのチャンスと思いますので、現地でしっかり応援してきたいと思います。