2歳新馬クローヴィス(リリサイドの18)
本日の京都5R・芝2000mを坂井瑠星騎手でデビューします。
ブログが8月のゲート試験合格から更新できていなかったのでそのあたりの近況から。
20/8/26 矢作厩舎 |
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26日は栗東坂路で追い切りました(54秒5-39秒3-25秒3-12秒8)。 「今朝は坂路で併せて追い切りました。併せ馬で最後に少し促すような内容だったのですが、馬がまだ走り方を分かっていないようで、反応が鈍くて動き切れませんでした。それでも重心の低いフォームは良かったと思いますし、これから進めていけば変わってきてくれそうです。ただ、カイバ食いや馬体の異常こそないものの、ここに来てかなりテンションが上がっているのが気掛かりなので、無理せずいったんリフレッシュ放牧に出させていただくことにしました」(岡助手) 27日にNFしがらきへ放牧に出る予定です。 |
キャロット公式より |
ゲート試験合格後、あわよくばそのまま中京開催中のデビューもあるかなと思っていましたが、ここはリフレッシュ放牧でした。
まぁこの馬に関して一貫してるのは無理をしないということ。
血統的に晩成傾向ということを踏まえて成長をうながしながら進められてきましたし、以前から言われていたように秋デビューに向けてしがらきで乗り込みということになりました。
20/9/2 NFしがらき |
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27日にNFしがらきへ放牧に出ました。軽めの調整を行っています。 「先週こちらへ到着しており、馬体に異常がないことを確認して軽く乗り出しています。トレセンでゲート中心に進めてかなりテンションが上がっているようですから、まずは気持ちの面をしっかりとリセットさせていきたいと思います」(NFしがらき担当者) |
20/9/8 NFしがらき |
坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。 「この中間から坂路での騎乗調教を開始しました。すでに普通キャンターから終いをジワッと伸ばすような感じで乗っていますので、テンションには十分気を付けながらこの調子で進めていければと思います」(NFしがらき担当者) |
20/9/16 NFしがらき |
坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。 「乗り出してからも特に反動は見られず、この中間も坂路で乗り込みを行っています。先週と調教ペースはほぼ同じで、終いをジワッと伸ばすようにしています。テンションはいい意味で変わりありませんし、このままコンスタントに動かしていきます」(NFしがらき担当者) |
20/9/23 NFしがらき |
坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。 「この中間も引き続き坂路中心に乗り込んでいます。ハロン14~15秒くらいまでペースを上げて乗り込んでいますが、ここまでは予定どおり進められていますし、この調子で乗り込みを重ねていきたいと思います」(NFしがらき担当者) |
20/9/30 NFしがらき |
坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。 「この中間も坂路ではハロン14秒ペースを取り入れて乗り込みを行っています。反動が出ないようトレッドミルも交えながらの調整ですが、体調面も変わりなく良好ですし、このまましっかりと動かしていきたいですね。馬体重は492キロです」(NFしがらき担当者) |
20/10/6 NFしがらき |
坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。 「引き続き、坂路ではハロン14秒まで脚を伸ばしています。速い調教を重ねて多少チャカチャカする面は見られますが、手がつけられないというほどではなく、調整自体は順調に進められています。この感じならデビューに向けて進めて行けそうということで、厩舎と相談し、明日の帰厩が決まりました」(NFしがらき担当者) |
キャロット公式より |
しがらきでもハロン14秒の乗り込みを重ねられて、10月に入っていよいよゴーサインが出ました。
この中間嬉しかったのが、速めを消化しながら馬体重が492キロまで増えていたことですね。
これは7月
これは8月の公式写真ですが、
だいぶ馬体もどっしりとしっかりとしてきた印象です。
20/10/8 矢作厩舎 |
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7日に栗東トレセンへ帰厩しました。 8日は軽めの調整を行いました。 「牧場での調整も順調のようでしたので、デビューに向けて昨日帰厩させていただきました。さっそく今日から乗り出しており、テンションに気を付けながら少しずつ動かしていきます」(岡助手) |
20/10/15 矢作厩舎 |
14日は軽めの調整を行いました。 15日は栗東坂路で追い切りました(56秒4-40秒2-25秒7-12秒6)。 「今朝は坂路で追い切りを行いました。まだそこまで無理せずサッとやる程度ですが、これくらいの時計なら終いまで楽に動けていましたし、実質1本目の時計としては十分です。テンションについては今のところ落ち着いていますが、あとはここから進めていってどうなるかですね。カイバもよく食べて体調もいいですし、このまま徐々にピッチを上げながら番組を検討していきます」(岡助手) |
20/10/21 矢作厩舎 |
21日は栗東坂路で追い切りました(55秒8-40秒8-27秒1-13秒9)。 「今朝は坂路で併せて追い切りました。追走する形で相手に並びかけていく時は突き抜けそうな手応えなのですが、交わして前に出ると耳を絞って自分からやめようとしていました。ここに来て気難しい面を見せたのは心配なのですが、幸いテンションは今のところは先週と変わりなく、ここまでは予定どおり進められています。早ければ来週くらいからの競馬を考えていけるかもしれません」(岡助手) |
20/10/29 矢作厩舎 |
28日は栗東CWコースで追い切りました。29日は軽めの調整を行いました。 「水曜日に坂井瑠星を乗せてCWコースで併せて追い切りました。3頭併せで2頭を追走する形でしたが、馬の後ろでちゃんと我慢が利いており、最後は相手を一瞬で交わしてきっちりと先着。抜け出してからも気難しい面は見られなかったとのことでした。来週の競馬も視野に入れていたのですが、テンションも高いとはいえ必要以上に上がってきていませんし、コースでこれだけ動けているなら仕上がり状態に問題もないので、今週の芝2000mに向かわせていただきます」(岡助手) 31日の京都競馬(2歳新馬・芝2000m)に坂井騎手で出走いたします。 |
キャロット公式より |
デビューに向けての調整は、先週までは坂路中心。
重たい状態という栗東坂路で、目立った時計は出せておらず、時に先週の追いきりでは「突き抜けそうな手応えですが、交わして前に出ると耳を絞って自分からやめようとした」とのことで気難しい面を見せたと。
まぁこの血統ですし、1歳12月の外傷を含めてそういう面は織り込み済み。
今週の水曜の最終追いきりはコース追いになって、3頭併せの最内からしっかりと突き放しての先着。
映像で動きが見れましたが、エンジンが掛かったときの動きはなかなか素晴らしいものがありました。
京都芝2000の内回りで17頭立ての17番枠。
なかなか厳しい大外からになりますが、ポテンシャルからすればこの条件でもいい走りを見せてくれると思っているので楽しみなデビュー戦となりそうです。