2歳未勝利フェアビアンカ。
9月12日の中山芝2000でのデビュー戦は惜しくも2着。
明日、同条件の中山芝2000で初勝利を狙います。
20/9/16 伊藤大厩舎 |
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16日は軽めの調整を行いました。 「先週の2着は本当に悔しかったですね…。完成度の高さから早い時期が勝負とも思っていただけにスパッと決めておきたかったですが、チャンスは近いはずです。そうは言っても、初入厩時と今回とで成長も見せてくれており、まだ変わる可能性もあり得るでしょうから、まずは1勝目を、そしてそのあとも上手く持っていければと思っています。今はレース後の状態を見極めているところで、全体的な疲れはありますがおそらく回復して来るのではないかなと思える程度です。脚は、右前脚の球節が少しモヤっとしているものの、これは今に始まったことではなくそう見せやすい馬なので、おそらくしっかりと対処していけば落ち着いてくれるのではないかなと見ています。ただ、現時点でゴーサインを出せるとは言えないので、もう少し様子を見てから方針を決めさせてください。明日、明後日あたりから乗ってみるつもりで、その後の変化を見たうえで続戦するか、一度出して天栄でケアしてもらってからにするか判断します」(伊藤大師) |
20/9/23 伊藤大厩舎 |
23日は軽めの調整を行いました。 「先週後半に乗り出してみたところ、腰がちょっとクタッとしているようにも感じ、一度使ってグッと上がったという印象はありませんでした。ただ、ケアしていけば対応できるかもしれないな…というレベルでもあります。現状から上がり勝負になりやすい東京などで戦うよりも機動力を活かせる舞台のほうがベターかなという思いもあるので、ひとまずすぐに放牧に出すのではなくこのまま手元に置いて様子を見ています。まだ強いところを課しておらず、今週のうちに少し強めを行ってみようと考えているので、その感触を確かめて行くか引くか判断します」(伊藤大師) |
20/9/30 伊藤大厩舎 |
30日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒4-54秒2-39秒4-13秒2)。 「予定通り先週末に少しだけ強めの調教を課してみたところ、悪くはなかったですね。使うのを止めた方がいいという感じではなかったし、キープできているのだから続戦を前向きに考えることにしました。候補は今週の中山か来週の新潟内回りかなと思っていて、そのなかで今朝動かしてみたところ悪くはなかったですよ。楽に動けていましたし、だからと言って1回使って気が入りすぎているわけでもありません。これならばいたずらに間を空けるよりは中2週の間隔で競馬へ行ったほうがよりいい走りができるのではないかなと思えました。今週であればミルコが乗れるということでもありましたし、追い切り後に気にあるところが出てこなければ、前走と同じコンビで今週土曜日の2000m戦へ向かうことにします」(伊藤大師) 10月3日の中山競馬(2歳未勝利・芝2000m)にM.デムーロ騎手で出走いたします。 |
キャロット公式より |
デビュー戦の惜しくも2着には悔しさを十分に感じる伊藤調教師のコメント。
まぁよくよく振り返って見てもフルゲート18頭の中で1番いいスタート。
すんなりとハナに立てそうなところをあえて抑えて前に行かせた馬を最後捉えきれず、でしたからすんなりと行っていればということでしたね。
でも行きたがるところを見せながら道中は必死に抑えて抑えて。
2000mのレース中1200mはそんな感じの抑えられながらの走りだったので、そこから残り700mでしっかりと逃げた勝ち馬との差を詰めていった走りはセンス上々な走りでした。
レース後は状態を見極めて続戦のジャッジ。
鞍上も引き続きミルコということで、同じ轍は踏みたくないところ。
しっかりと逃げの指示を出すのか、それとも中山開幕週から最終週の競馬と変わり馬場状態の悪化を受けて好位からの競馬を目指すか。
後者の競馬を目指すなら初戦の経験が活きてくると思います。
「完成度の高さから早い時期が勝負」とのコメントもありますが、まだまだこれから良くなっていくでしょうと思っているフェアビアンカ。
とはいえ、ここで勝てれば先の展望も開けるというもので初戦2着からもうひとつ上の着順を狙ってもらいたいと思います。