3歳未勝利も今週まで。
ラストチャンスにラクンパルシータ(クルソラの17)が挑みます。
7月31日に帰厩し、8月15日から始まっている3回新潟開催を目標にしていましたが、
20/8/13 古賀慎厩舎 |
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12日、13日は軽めの調整を行いました。 「先週と週末の調教を無事に終えられ、このまま進めていければ来週あたりのレースを最短目標として考えて行けそうだな…と思っていました。しかし、この中間、左前脚の歩様が芳しくなく、獣医師にも診せたところ、左の脇、肘まわりの筋肉を傷めていました。消炎剤を入れて改善が見られれば今朝軽くでも時計を出そうと思っていたのですが、さほど効果は見られなかったので今朝も無理して乗らず曳き運動のみにとどめています。この状況で来週の競馬を考えることはまず難しいでしょうから、その翌週以降の出走を検討できるようにまずは何とか回復を図っていきます」(古賀慎師) |
20/8/19 古賀慎厩舎 |
19日は軽めの調整を行いました。 「先週の時点では左前脚の歩様が良くなくて心配していましたが、治療の効果があってかだいぶ楽になっています。乗ることも可能な状態になったので、追い切りこそしていないもののキャンター調教できていますし、このまま安定してくれればと思っています。今朝は北馬場を使ってじっくり動かしていて、おそらく明日も同様のものにするでしょう。金曜日に少しだけ伸ばしてみて、いけそうであれば週末あたりに大きめを乗って来週ある程度のところを乗れれば来週、もしくは最終週には態勢を整えられるのではないかと見ています」(古賀慎師) |
残念ながら中間に左の脇、肘まわりの筋肉を傷める頓挫。
調教の再開は8月23日から。
そこから4本の時計を出して、今日の最終週の競馬に臨むことになりました。
20/8/26 古賀慎厩舎 |
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26日は美浦坂路で追い切りました(58秒1-43秒2-38秒6-13秒9)。 「慎重に探りながら立ち上げてきていて、不安をぶり返すことなくここまで来ています。予定通り、先週末に少し大きめを乗り、今朝は坂路で3ハロン43秒くらいのところでじわっと動かすことができました。再度軌道に乗ってきたかなと思えるので、このまま競馬まで向かえるはずです。今週よりは来週のほうがいいかなと思えるので来週の2000mを本線として調整を行っていきます」(古賀慎師) 今のところ9月5日の新潟競馬(3歳未勝利・芝2000m)に出走を予定しています。 |
20/9/2 古賀慎厩舎 |
2日は美浦坂路で追い切りました(54秒4-39秒8-26秒1-13秒2)。 「1週間前は実質14-14くらいで、反動がないように気をつけて求めました。その後もコンスタントに動かしてきて、状態が徐々に上がる流れをつくることができ、今朝は当該週追い切りとして3ハロン40秒を切るところで動かしています。動きはこの馬なりではありますが気になることはなく、しっかりと走れていました。上がりの様子を見ると、トモは相変わらずですが、中間気になった左前脚の歩様は比較的スムーズなので無事にレースへ向かうことができそうです。鞍上は、一度北村にお願いできていたのですが、お手馬が権利を獲って同じところへ向かうことになりそうということから残念ながら乗れなくなってしまったので代役を探していたところ、元々乗ってくれていた育也が空いたということでした。3着に来た時の良い印象はもちろん頭にあるでしょうし、トモのことも含めてわかっているから怖がらずに乗ってくれるでしょう。ダートがダメというわけではないけれど、今までのなかでは初戦が一番いいパフォーマンスでしたし、最後のチャンスになることから考えても今回は芝に戻します。内回りになるので、上手く流れを見極めてこの馬の良さを引き出していい結果を出してくれることに期待したいです」(古賀慎師) 5日の新潟競馬(3歳未勝利・芝2000m)に木幡育騎手で出走いたします。 |
キャロット公式より |
しかしその4本の時計にしてもおそるおそるの馬なりの3本に、最終追いだけ馬なりに少し毛が生えたくらいの強め追い。
この調教過程ではラストチャンスの競馬を迎えるのに十分なものとはいえず、中間の頓挫があったこともありますが、本当に最後まで走りに影響がないはずの右トモの状態に遠慮しながら一度もキチンと仕上げることなく競馬を使い続けることになってしまいました。
スケジュールが伸びたことで、条件は新潟の芝2000も内回り。
長い直線でようやくトモのハマりを待つくらいの馬なのに内回りの選択でいいんでしょうか。
まだ明日の芝1600外回りの方が条件が向きそうと思いますが条件選択にも気持ちが感じられません。
鞍上は木幡育也騎手。
新馬戦前の”決めつけ”で起用が決まった騎手でしたが、今回も結果的に同騎手に。
「上手く流れを見極めてこの馬の良さを引き出して」とありますが、内回り、8枠17番、この条件でどういう競馬をするつもりなのか見ものです。
このラストチャンスで勝ち上がってほしいとはとても言えない状況ですが、最後の直線で伸びてきてくれることを信じたいと思います。