2歳新馬のククナ(クルミナルの18)が今日の札幌5Rでデビューしました。
馬体重は446キロ。
募集時の印象がそうでしたが、3歳2月に418キロでデビューした姉イルミナルよりはだいぶ大きい馬体重でデビューを迎えることが出来ました。
パドックでの周回も精神面で気になるような素振りはなく。
ただ解説者の弥永さんの仰るように、硬さを感じる歩様でしたね。
これも募集時から感じていたことですが、そのあたりはキングカメハメハ産駒ということもそうでしょうし、母のクルミナルも今募集動画などを振り返ってみれば硬さのある歩様という感じでした。
返し馬も昂ぶった様子なく終えて、8枠9番からのスタート。
この瞬間に「あ、ゲート・・」とゲートクリアに時間かかっていたのを思い出しましたが、ゲートが開いてやはり良くなく一番後ろからのスタート。
すぐに巻き返していければよかったんですが、促されがちの追走となってポジションが上がらず。
残り600手前辺りからようやく1頭交わして外を上がっていきますが、4コーナーのところで広がる隊列を交わし切ることができずに4頭並びのさらに外を回って振られるような形で直線へ。
位置関係としても厳しい形になりましたが、追い出されるとむしろストライドが伸びた走りでジワジワと伸びてきます。
ただ抜け出した前2頭には届かずに結果は「3着」のデビュー戦になりました。
20/8/1 札幌競馬場 |
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1日の札幌競馬ではややゆっくりとしたスタートで後方から進む。勝負どころから徐々に進出していき直線外から追い上げようとするが3着まで。 「追い切り後のことがあったのでご心配をおかけしましたが、馬は無事で問題なくレースへ臨めたように思います。ただ、随所に幼さはあり、実戦へ行くとゲートに驚いてスッと出ていきませんでしたね。フルゲートを満たしていないとは言え、若い2歳馬同士のレースで外枠スタート、そして出脚がつかずあの位置からになったのはちょっとかわいそうでした。終いにかけて脚を使えていましたが、押し上げるときから体力を使わざるを得なくなりましたし、一方で上位どころは少ないロスで上手く立ち回っていましたから、その差が出てしまった印象です。ルメールは“まだ子供っぽいけれどいい経験になったと思う”と言っていましたし、見どころが何もないわけではなかったので一定の評価をしてあげられればと思っています。本当はここでスンナリ勝って秋に備えたいという思いでいただけに思惑と違ってしまい悩むところですが、レース後の状態をよく見たうえでどうしていくか判断していきます」(栗田師) 直前にアクシデントに見舞われましたが無事にゲートインすることができました。これまでの調教の感触からデビュー勝ちを意識するほどだったのですが残念ながらスタートから思うほどの進みではなく、終始促されながらのレースとなりました。幼さが見られるような走りっぷりでしたし、能力負けとは思いませんでしたから、経験を積んでいき走りを覚えていってくれれば変わっていいはずです。悔しい初陣となりましたが、巻き返しに期待しています。この後はレース後の反動の有無をまずしっかりと確認してから判断していきます。 |
キャロット公式より |
本当は栗田調教師のコメントの思惑通りになればいいなというところでしたが、まずは無事にレースを終えたことがよかったという感じですね。
スタートの出脚つかず、そして追走の手応えなど見てもこの血統の良さは1800くらいがちょうどいいんじゃと思える感じでしたね。
また小脚を使ってキレるイルミナルとは違って、長くいい脚を使えそうなタイプに思えたので、長い直線、東京といった舞台は合いそうに思います。
ちなみに、札幌芝1500の新馬戦は過去10年・39鞍に遡ってみても1分29秒台の時計はたった2鞍。
その2鞍で1分29秒台で走ったのが勝ち馬アドマイヤセプター、グランプリボスと、2着オールアズワン。
今回の1分29秒7の3着、上がり1位の内容なら悲観する必要は全くないという感じです。
札幌滞在のまま1勝を目指すか、仕切り直して秋の東京あたりを目標にするかといった選択になりますが、1つ使った経験を次に生かしてくれると思いいます。