キャロット&東サラで一口馬主やってます。主な活躍馬:レイズアスピリット、クルミナル、ストライクイーグル、ヴァイトブリック、レッドベルジュール、ククナ、レッドベルオーブ

さいぱんの一口馬主ブログ

[出資検討] 一口馬主視点から見るセレクトセール2020・1歳馬セールの結果

2020年7月13日

セレクトセール2020の初日、1歳馬セールが終了しました。

毎年仕事しながら見てますけど、今年は自宅で朝からグリーンチャンネルを流しっぱなしでチェックしてました(笑

流して聞いてると、オークショニアの良し悪しというのがすごく気になってきますね。

良し、の方では午後から登場したノーザンファームの中尾さんはやはり声もいいし、テンポも良く、仕切りが上手。

その影響か、中尾さんが仕切っている時は落札価格も上がっているように感じましたし、主取りで再上場された馬がなぜか主取りの価格より競られて落札価格が上がるという現象が2頭連続で起きていたのは笑いました(笑

キャロットの2020年度の募集予定馬のラインナップが先週公開されましたが、1次募集の時期的にもセレクトセールでノーザンファームが購買した馬が予定ラインナップに追加されるのは例年のこと。

去年は2頭がセレクト購入馬から追加されました。

ペルスネージュ(スノースタイルの18・父ディープインパクト)
購買者:ノーザンファーム
購買価格:5,200万円 → 募集総額:7,000万円

ウィズザベスト(ウィズザフロウの18・父モーリス)
購買者:キャロットファーム
購買価格:2,000万円 → 募集総額:3,000万円

他に、トピカⅡ(父モーリス)がノーザンファームで購買されましたが、この馬は募集されませんでした。

 

今年は、下記の2頭が可能性あるかもです。

ティズトレメンダスの19(牝・父ディープインパクト)
販売者:岡田スタッド
購買者:ノーザンファーム
購買価格:6,400万円

サンビスタの19(牡・父ロードカナロア)
販売者:(有)グランド牧場
購買者:ノーザンファーム
購買価格:6,400万円

いずれもノーザンファーム購入の2頭。

2年連続の岡田ディープに、母G1馬のカナロア牡馬がラインナップに追加されるかどうか。
ただどちらも7,000~8,000万円の募集価格になりそうですね。

今年はキャロットファームとしての購買はありませんでした。
一口馬主クラブとしてはサラブレッドクラブライオンの落札が目立っていて、デアリングタクトの全妹を4,900万円を含めて11頭を落札。
キャロットも何か落としてくれよ~って感じですね(笑

 

一口馬主の視点としては、購買者による種牡馬の産駒に対する評価がわかるのもセレクトセールかなと思います。

まず今年の注目はやはりディープインパクト産駒
去年の7月に急逝してしまい、当歳セールには上場馬がいない状況なので、実質のラストクロップといえる1歳馬の取引はすごかった。

その平均落札価格は「20,808万円
前年の14,039万円を大幅に超え、大台の2億円を突破。
これだけ評価される種牡馬が、これから先現れるのかって感じですね。

他の種牡馬を見ていくと、あくまで平均落札価格の比較ですが、前年から上がっているのはキズナ、エピファネイア、ドゥラメンテと産駒成績が好調だったり、期待される馬だったりということで落札価格に反映されたというのは想像できるところ。

逆に、前年からロードカナロア、ハービンジャーは60%近く平均落札価格が下がっています。

カナロアは億超えが0頭、ハービンジャーはライツェントの19・ディアドラの全弟でも6000万円ですから、現3歳世代が谷間の世代であることもありますが、クラシックに活躍馬を送り出せなかった結果について、購買者の厳しい評価というものが反映されたセールの結果なのかなと思います。

この結果を一口馬主の視点に置き換えてみると、各種牡馬の産駒の募集価格が適正かどうかというところを考える1つの要因にはなりますかね。

一口馬主として出資馬を選ぶ時に「平均」を見てもしょうがないことだとは思いますが、一つの判断材料としてはセレクトセールの結果なども参考に、研究したいところです。

そして、申し込みが始まっている東サラで全く考えていなかったディープインパクト産駒について一考する余地があるかもと思い始めてきました(笑

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