来週のダービーが終わればもう6月。
3歳未勝利期間も残り3ヶ月になってきましたが、キャロットの3歳出資馬がまだ1頭も勝ち上がれていない・・。
まずは今週出走するタイズオブハートです。
20/4/8 NFしがらき |
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8日にNFしがらきへ放牧に出ました。 「先週の競馬は申し訳ありませんでした。まだトモに力がつききっていない分なかなかスッと行き脚をつけづらいのですが、うまく流れには乗れていましたし、こういう競馬をしながらさらに上を目指していきます。レース後は特に問題ありませんが、続けて使うことで背腰に疲労が溜まるのは良くないので一度放牧に出させていただきます」(森田師) |
20/4/15 NFしがらき |
軽めの調整を行っています。 「こちらに到着後は、ウォーキングマシン中心に軽い運動程度の調整で馬体のチェックを行っています。背中に疲れが溜まりやすいタイプなので、背腰重点にしっかりケアをしながら動かしていきます」(NFしがらき担当者) |
20/4/22 NFしがらき |
周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。 「この中間からは周回コースでの軽いキャンター調整も開始しました。まずはトレッドミルと周回コースでフラットワーク中心に背腰のリフレッシュを図っていきます」(NFしがらき担当者) |
20/4/29 NFしがらき |
周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。 「ここまでゆったり進めてきて背腰の硬さも取れてきましたので、先週末からは坂路で15-15近い調教も取り入れ始めました。まだ週に1回ほどですが、この後の反応を見ながら進めていきます。馬体重は464キロです」(NFしがらき担当者) |
20/5/6 NFしがらき |
周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。 「この中間からは坂路で終い15秒程度の調教も取り入れており、順当にペースアップできています。坂路入りの回数も増やしており、ここからは移動に向けてしっかり進めていきます」(NFしがらき担当者) |
キャロット公式より |
前走のレース後の近況から。
森田調教師から4戦目のダート1400で勝ち馬から2秒5差の8着のレース内容について「上手く流れに乗れた、こういう競馬をしながら」というコメントがあって、これで次も同じ条件になるとしたら厳しいな・・というのが率直な思いでした。
優先権を逃したこと、背腰の弱さもあって前走後はしがらき放牧。
そこから今回は前走より短い間隔で帰厩してきました。
20/5/14 森田厩舎 |
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9日に栗東トレセンへ帰厩しました。 13日は栗東坂路で追い切りました(55秒4-40秒2-26秒2-13秒5)。 14日は軽めの調整を行いました。 「NFしがらきでしっかり乗ってもらってきて、順調に良化しているとのことで先週帰厩させました。水曜日は坂路で追い切っています。最後は遅れたものの追走してしっかり脚を使っていましたし、来週の動き次第では使っていっても良さそうです。番組は芝も含めて考えています」(森田師) |
20/5/21 森田厩舎 |
20日は栗東坂路で追い切りました(55秒2-40秒9-27秒2-14秒2)。 21日は軽めの調整を行いました。 「この中間も、普段からしっかり運動量を確保しながら乗り込んでいます。この感じなら今週の競馬には使えそうですが、これまでと同じことをしていても仕方ないでしょうし、芝で出たなりの位置から終いを活かすようなレースができればと思い、1800m戦に向かうことにしました。水曜日の坂路は併せ馬で終い14秒2と時計を要しているのですが、うちの厩舎は坂路の前にCWコースでもしっかりと乗っていますし、もともとそんなに時計が出る方ではないので心配ないですよ。かなり乗り込んで体はできていますし、この条件で変わり身を期待したいと思います。鞍上は国分優作に依頼しています」(森田師) 24日の京都競馬(3歳未勝利・牝馬限定・芝1800m)に国分優騎手で出走いたします。 |
キャロット公式より |
前走直後のコメントから、同じダート1400あたりの距離で使うのかなと思っていましたが、帰厩直後に「芝も含めて考えている」という言葉。
そして「これまでと同じことをしていても仕方ない」と、今回は初めて芝のレースに出走することになりました。
日曜・京都3Rの芝1800mに出走確定です。
これまでダートで4戦走ってきましたが、初戦からダートになった経緯については語られてませんでしたが、こちらとしては芝での走りを見込んで出資していたのでこの条件替わりは歓迎です。
牝馬限定戦の1800。
相手関係を見ての距離ということもあると思いますし、これまでの走りを見て前半の走りに苦労している面があり、歯の影響でハミの制御が効かなかった3戦目のダ1800を度外視すれば、出たなりの位置で終いが活かせるような走りができればという狙い、それしかないかなというところ。
帰厩してから坂路で時計を4本。
55-40以上の時計が1本も出せてないですが、この厩舎はハード調教を課す厩舎。
CWでもしっかり乗り込んだ後に坂路入りしているという話ですし、最終追いの坂路も開門から約1時間後、400頭以上が登坂した後のかなり時計を要する時間帯でのもの。
併せた僚馬が53秒9で1秒4先行しててもあっさり交わされてしまったような内容でしたが、こういう時計の出方を見てもダートをこなすようなパワーがないという見方もできるのではないかと思います。
種牡馬キズナの可能性を感じて初年度産駒から出資。
ノーザンファーム生産馬が少ない中での初年度キズナ産駒が大活躍。
しかしキャロットで募集された3頭は未出走・1戦引退・タイズオブハートといずれも未勝利。
未勝利期間も残り少なくなってきた今、なんとかキズナ産駒の勢いに乗っかっていきたいところ。
ノーザンファーム空港時代には、厩舎長も「楽しみと思えるスピードがある」と評していましたし、自分のイメージとしても軽い走りをするなという風に見ていたので、この条件替わりで一変することを期待したいですね。