3歳馬クローヴィスが引退となりました。
5月の前走り後、去勢手術を施されていました。
そこから2ヶ月経たない間のレースとなったわけですが、園田のJRA交流戦。
この条件なら勝ち上がれる能力があればと送り出されたと思いますが、去勢の影響か馬体重は21キロ減の447キロ。
確かに太くは見えませんでしたが、走れる状態なのかというところでした。
序盤のスタートから改善しないまま、押して先行していきますが向こう正面で早々に手応えがなくなり『8着』
状態面が万全ではなかったとしても、この条件でここまで走れないかという結果になってしまいました。
21/7/8 矢作厩舎 |
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8日の園田競馬ではスタートから懸命に促しつつ先団外目につけていくが、勝負どころを迎える前から早々に手応えが怪しくなって後退し、直線はそのまま見せ場なく8着。「去勢明けで体は減っていましたが、見た感じは特に細くは映りませんでした。ジョッキーは『前残りの馬場なので、意識的に出して行きましたが、向こう正面でもう厳しくなってしまいました』とのことでした。結果的にはもっと自分のリズムで走れる条件の方が良かったのでしょうか…。いい競馬とならず本当に申し訳ありません。レース後の上がりは問題なさそうですが、もう少し状態をよく確認していきます」(岡助手) 大幅な馬体減は絞れたもので、特に細くも映らず、馬のコンディション自体は特に問題なさそうでした。ただ、距離を短縮して変わり身を見せてほしいと思っていたのですが、鞍上が促しても反応は鈍く、最後までいいところなく終わってしまいました。残念な結果となりましたが、今後についてはトレセンで馬体をよく確認してから検討していきます。 |
21/7/9 引退 |
「今回は一気に距離を短縮していいところがあればと思っていましたが、残念ながら早々に手応えがなくなってしまいました。結果的に距離はもっと長い方が良さそうでしたし、次走は改めて検討する気持ちでしたが、今回のレース内容を踏まえてクラブサイドとも相談し、一変は正直厳しいだろうということで今回で引退になりました。これだけの血統馬を預けていただいていますし、なんとかいい結果を出さないといけないのは分かっているのですが、我々の力足らずでその期待に応えることができず本当に申し訳ありません」(矢作師) 今年に入ってからの2戦が共に2桁着順と振るわず、なんとか変化をということで5月に去勢手術を行いました。今回は一気に距離を短縮して前進を図りたいと考え、ジョッキーにもスタートから積極的に動かしてもらったのですが、早くに手応えがなくなってしまい、そのまま見せ場なく終わってしまいました。条件面を改めることも検討しましたが、今回のレース内容からも大きな変わり身を求めるのは厳しいと言わざるを得ません。以上のことから矢作芳人調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。 |
キャロット公式より |
レース翌日に引退が発表されました。
初戦、2戦目の競馬ぶりからは芝1800くらいなら勝ち上がれるだろうと見ていましたが、年明けに道悪の芝2200のチョイス。
そこからダート2000を走って最後は地方のダート1400。
走り方もどんどん悪くなっているように見えて、最後はストライドも伸びずバラバラになってしまっていました。
まぁよくわからないままに幕引きさせられてしまったというのが本音でしょうか。
前年度最優先落選による最優先で出資が叶いましたが、3歳未勝利引退という結果。
同世代に皐月賞、ダービー2着馬がいたことを思うと出資は難しいですね。
未勝利引退となる馬にはレースを重ねる毎に内容が悪くなっていくというのは往々にあることなのでクローヴィスも去勢された経緯からもそういうタイプだったかもしれませんが、陣営の工夫がなにもなかったなというのが正直なところ。
こういう走れなくなっていくタイプの馬をどう走らせることができるのかは陣営の手腕だと思いますが、まぁトップ厩舎なので時間をかけてじっくりということはできないということでしょう。
一口馬主的に言うと走れない馬をどう走らせるように接してくれるかはとても大事なところだと思うので、そういうところをちゃんと見極めないとダメだなと思います。
クローヴィスも怪我があっての引退ではないので、まだ競走馬として走るチャンスがあるはず。
元出資馬として今後も応援していきたいと思います。