8歳にして40戦目を迎えたストライクイーグル。
去年に続いての連覇を狙い、大井記念に出走しました。
まず注目していた馬体重は515キロで前走から6キロ減。
中間で伝えられたものと同じ数字だったので、もう一絞りほしいところでしたかね。
中継で見る限りシルエットはこの馬のものですが、今回は毛ヅヤが良く光ってみえました。
こういう風に見えるときのイーグルは良いです。
今回からブリンカー&クロス鼻革着用で、周回中もほんのりと集中できてるような気がしました。
あとは馬装で注目していたのはブリンカーの耳あての部分。
これは過去にレースで失敗してる部分なので注目していましたが、パドック&返し馬までは耳あてを付けていましたが、レースでは外していたので良かったと思います。
1枠1番からどういうスタートになるかでしたが、ゲートが開いて出していきましたね。
2番枠のクロスケに出られないように前に出ましたが、さらに隣のタービランスよりは前に出れないとなると無理をせずにこれを目標にする形に切り替え。
枠順なりの中団ラチ沿いのポジションで進めることになりました。
道中は向こう正面からミューチャリーが一気に上がって行って、馬群が固まるような展開。
3コーナーからペースアップした時に、内のイーグルは少し離され気味で、またコーナーでは他馬を追い上げる脚がないのが特徴でもあるのでムチも入っての追い上げでしたが、残り600mで前の集団の8頭とは差が開いたかなという感じで直線へ。
最近の競馬では直線で脚を使えずという形が続きましたが、今回は直線を8番手で入り、追われてジリジリと伸びてきていて後続に差されることもなく、残り200では5番手に上がりましたが、抜け出したミューチャリー、上位勢との差を詰め切るところまでは行かず。
そのまま『5着』でゴールでした。
21/5/19 ミッドウェイF |
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19日の大井競馬では五分のスタートから中団でレースを進める。徐々にポジションを上げていき、直線でジリジリと追い上げるが5着まで。 「出たなりで進めて、道中で外へ出す形を考えていましたが、全くスペースがありませんでした。それでも今回は最後まで気持ちを切らさずに走れていました。今日のように包まれる形になってしまうと気持ちがなくなってしまいますが、馬具の効果で我慢できていたように思います。内で我慢できていたという意味では収穫はあったように思います。ただ、思惑通りの展開とならず、正直消化不良の感は否めません。上手く導くことができず、申し訳ありませんでした」(森騎手) 「直線ではジリジリ脚を使ってくれましたが、やはり内枠では力を出し切るのは難しかったように思います。時計勝負になってしまったのもプラスにはなりませんでしたね。連覇を狙っていきましたが、良い結果とならずに申し訳ありませんでした。鞍上が話していましたが、馬具の効果で集中力という部分ではこれまでと違っていたようです。この後に良い番組が組まれていないということもありますが、今日のように集中力を持続できるのであれば再び長い距離の競馬を試してみてもいいのではないかと感じました。収穫のあるレースではあったと思うので、次回以降につなげていきたいところです」(藤田師) ブリンカーとクロス鼻革の着用で変化をつけにいきましたが、内枠スタートで外に出すスペースが全くありませんでした。外枠であれば更に上の着順を狙えていたと思わせる結果だっただけに残念でなりません。最低限、馬具の効果を確認できたレースでしたので、次回以降での復活に期待したいところです。今後についてはレース後の状態をよく見た上で判断していきます。 |
キャロット公式より |
今回は高速馬場に尽きますかね。
パサパサの良でも、東京記念のような水が浮いた不良馬場でも同じような時計で走れると思いますが、2分6秒を切るような脚は使えないというのはそういうキャラクターなので仕方がないところです。
その中でも、1枠1番から中団、道中は包まれるポジションから、コーナーの勝負どころでは前と離されてと集中力が切れやすい展開から最後まで力を出し切ったレースができたのは収穫だったと思います。
森騎手や藤田調教師のコメントからはタイトな競馬になったことで「消化不良の感は否めない」「力を出し切るのは難しかった」とあり、イーグルのポテンシャルを感じてくれているのは嬉しいことです。
しかし、今回はブリンカーやクロス鼻革を着用して、また前回のような競馬となってしまったらと思うところは陣営にもあったと思いますので、次に繋がるという意味でもホッとしました。
今回で40戦目。
このレベルで戦い続けてくれていることには感謝しきれませんが、イーグルの走りをまだまだ見たいです。
とにかく無事にの思いも強まります。
まずはレースの疲れを癒やして、次の競馬に向かってくれればと思います。