5歳2勝クラスのアップライトスピンです。
前走は2月中山の富里特別で1番人気も6着。
スタートの出遅れも痛かったですが、その後が出たなりで少頭数競馬の縦長の隊列な上にスローペース、直線大外とさすがにどうにもならねぇよと言いたくなるような内容でどうしたものかという感じ(笑
その時以来、レース映像を見ていますが、スタート後からほんと何もする気がなく後ろで構えていて、なんであれで良いと思っているのか本当に不可解な騎乗。まぁこういう騎手だというのはわかっているのですが。
21/3/3 池上厩舎 |
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3日は軽めの調整を行いました。 「先週は思うようなパフォーマンスをお見せすることができずに申し訳ありませんでした。ゲートに関しては普段の練習では何もしませんが、だからと言って対策を練らないで向かうのは良くないので念のためにレース前に練習するようにしています。そのときは大丈夫でも、いざ本番となると今回のように不安定になることがときどきありますからね…。悩ましいですが、引き続き精神面の変化に特に気をつけながら対応していくようにします。走り切っていないようならばすぐ次に向かうことも考えましたが、硬い馬場を走った影響なのか、疲労はそれなりに見られますね…。体に関しては487キロあって、レースへ向かう前の状態くらいにまで戻ってはいますが、走っていないという感じではないので、今後のことを決めるにあたっては今後の回復具合次第になるかな…と考えています。できれば続けて使いたいと思っているので在厩調整を本線にしていますが、思った以上に回復に時間を要しそうならば柔軟に判断させてください」(池上師) |
21/3/10 池上厩舎 |
10日はゲート練習中心の調整を行いました。 「前走後に見せた疲労ですが、体のほうは戻ってきていますし、筋肉の疲れはコズミとして見せていたものの徐々に回復してきています。体調がおちているような印象はありませんので、このまま在厩調整で次走を目指していけるのではないかと考えています。ただし、ゲートに関しては前走があまりいいと言えませんでしたし、ちょっと気になるレベルでした。スタート自体はもともとそこまで速くはないのですが、駐立時の素振りがいいと言えないので、今回はこれまでの駐立、後ろ出しの練習にとどめず、少し踏み込んでみることにしました。具体的に言うと、発馬までやってちょっとプレッシャーをかけた中での様子を見て、それでも変わらないのならばそれで仕方ない、もし何かしら見せるようであれば、その状況に対して適していると思える練習をしようと思います。もし、プレッシャーを感じて強くガタつくようになるのならば縛ることも考えるかもしれません。ただ、繊細な牝馬ですから、あまり執拗にやってしまうと今度はまったく走らなくなってしまう恐れもあるので、やる場合は過度にならないように気をつけるつもりです。ゲートの発進ができるのは水、木、金と3日間だけになるので、早速今日から発進まで行いました。今日の様子はというと、非常にお利口で速いスタートを決め、出した後戻って確認した時も大人しかったですね…。ひとまず、これを何回か重ねていって変化の有無を確認し、やはり練習では見せないとなるようならば切り替えて出走に備えていくことを考えていきます」(池上師) |
21/3/17 池上厩舎 |
17日はゲート練習中心のメニューを行いました。 「先週は発進して戻って駐立という形の練習を行ったところ、金曜日に悪さをし出しました。後ろ重心にしたり前にしゃがみ込むようにしたりと、競馬のときに近い行動を見せていたので、週末の特別登録は見送り、ゲートに対するアプローチを引き続き行っていくことにしました。あまり執拗にやらないようにと考えていますが、我慢を覚えさせられればと思い、今日から縛りを行っています。実際、バタバタして反応を見せていました。縛っても何もしないようだとこの練習の効果はないに等しいので、反応を見せてくれているのは次につながることなのではないかと思っています。これを数回継続して馬が我慢するということを理解してくれれば次走へ向けて進め出せると考えています」(池上師) |
21/3/24 池上厩舎 |
24日はゲート練習中心のメニューを行いました。 「先週から始めたゲート縛りですが、回を重ねるごとに前進できているかなと思える状況にありました。そのときは縛り専用の広いゲートで行っていましたので、今日は実戦でも使うサイズの狭い方で縛ったところ、中で動く素振りを見せていました。特に目立つのは後ろへのモタれで、そこから何かの拍子に立ち上がろうとします。先週は理解してきている部分もあるかな…と思ったものの、今朝の様子からするともう少し縛りを続けたほうが良さそうですね。ただ、力んで発汗してきてもいます。繊細な牝馬でやりすぎは禁物ですから、この後の縛りを行うタイミングは馬の雰囲気を見つつ柔軟に判断していければと思っています。週の半ばの追い切りは行っていませんが、週末には行えていて、このあと馬体に異常がなければ今週末も時計を出すつもりです。ゲートと馬のコンディションにもよるので流動的ですが、3週目に組まれている牝馬限定戦をひとつの目標として考えています」(池上師) 4月10日の中山競馬(野島崎特別・牝馬限定・芝2000m)あたりを目標にしています。 |
21/3/31 池上厩舎 |
31日は美浦南Wコースで追い切りました(65秒8-51秒4-37秒4-12秒8)。 「ゲート縛りの練習は先週いっぱいで終えることにしました。精神的に苦しくなってきたからというよりは、ある程度我慢できているかなと思えるようになっていたからです。今回の取り組みによって納得してくれればと思いますが、競馬場の雰囲気となると敏感になってそういう行動を起こしがちなので、蓋を開けてみないと分からない部分はありますね。いちおう、金曜日と来週と通常の練習をするつもりで、よほど悪さをしなければこれまでのような練習はしないつもりでいます。そして週末から次走へ向けた調整に切り替えていて、日曜日に軽く時計を出して、今朝は追い切りました。ハードに動かしたわけではないものの楽に動けており、印象はいいですよ。動きを見ていてもゲート縛りのダメージを感じさせませんでした。体は493キロで、見た目も悪くないように思えるので、心身ともにこのまま維持して来週のレースへ向かえればと思っています。来週の鞍上ですが、ルメールが乗れるということだったので彼に依頼をしています」(池上師) 今のところ4月10日の中山競馬(野島崎特別・牝馬限定・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。 |
キャロット公式より |
その前走から、在厩で調整を進めています。
まずは出遅れたスタートの改善ということで、駐立、発馬の確認がされましたが、踏み込んで縛りによる改善を課されるという練習内容。
・・いや、5歳牝馬にいまさらやることかと。
レース数もこれまで11戦と少ないのに、いまさらこれをやることなのかとさすがに、2年遅いと言いたくなるような話。
どれだけ時間があったというのかと、レースを使って放牧、間隔を明けてレースという使い方で、結局肝心のレース感や基本的な部分の経験が蓄積されていってない感じ。
これは別にアップライトスピンだけに限ったことではないですけどね。
そんな今更なゲート練習を経て、来週の中山・牝馬限定の野島崎特別に出走を予定。
鞍上ルメール・・1年遅い(笑
なんだかなぁと思う状況なんですが、とにかく残り1年の現役期間でオープンにたどり着けるように頑張ってもらいたいものです。