レース出走 '18 ラクンパルシータ

3歳6月 3戦目 東京競馬(3歳未勝利・ダ1600m)に木幡育騎手に出走しました

投稿日:2020年6月29日

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3歳未勝利のラクンパルシータです。

今日の東京1レースで3戦目の競馬に出走しました。

6月4日に約半年ぶりに帰厩しています。

20/6/2 NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては周回コースもしくは坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。
「馬場状態によっては坂路に入ることもありますが、基本的には変わらずコースをメインにしてじっくりと動かしています。今週に入ってもいい意味で変わりはないので、このまま送り出したいです。トモへの反動を考えるといい状態でレースを使えるチャンスは少なく、下手したら1回かもしれないので、何とか今回でいい結果を出したいところです。馬体重は506キロです」(天栄担当者)
20/6/4 古賀慎厩舎
4日に美浦トレセンへ帰厩しました。
「疲れが特に出やすいトモ脚を中心に馬体をしっかりとケアし、時間をかけて乗り込んでもらっていたところ、競馬を考えられる状況になってきたということでしたので、東京の最後あたりの出走をイメージして今週連れてくることにしました。もちろん、調教負荷をかけていくとまた歩様に出てくる可能性は十分にあると思うので、担当スタッフともよく話をしながらしっかりケアしつつ調整していければと思っています」(古賀慎師)
20/6/10 古賀慎厩舎
10日は美浦坂路で追い切りました(57秒8-42秒0-27秒8-14秒2)。
「先週帰ってきて、まずはトモの感じがどうかを確認していますが、脚の運びは相変わらずなものの、引き上げ方、そして地面へ向かっての脚のおとし方は以前よりもいくらかいいように思います。こちらでもマッサージしたり、治療したりとケアしていきますが、牧場でも根気強く接しながら調教を付けてくれていたのだなと思えました。こちらでの調教は徐々に進め出していて、今朝は坂路を無理なくのぼるメニューにしています。まだ序盤なので本数は必要かなと思えますから、今開催の最終週あたりの出走を目標に仕上げていければと考えています」(古賀慎師)
20/6/17 古賀慎厩舎
17日は美浦坂路で追い切りました(55秒6-40秒8-26秒7-13秒2)。
「中間の様子はこれまでのラクンパルシータと変わりはないように見てとれます。トモ脚の歩様も変わりはないので、担当しているスタッフは入念にマッサージをしたり治療したりと状態を維持していけるようにしっかりとケアをしていますし、状態を保てていると言えると思います。週末は自分のフットワークで走らせたいと思いポリトラックに入れてコース調教を行い、今朝は坂路に入れて3ハロン40秒くらいのところで適度に負荷をかけました。乗り手の感触はまずまずのようですが、さらに上げて競馬へ向かえるようにしたいのでこの後もコンスタントに動かして、可能であれば来週の出走を目指していきます。ここ2戦は芝を使いましたが、良いかなと思っていた前走がまったく走れなかったので、今回は条件を替えてダートへ向かうことも検討しています」(古賀慎師)
今のところ28日の東京競馬(3歳未勝利・ダ1600m)に出走を予定しています。
20/6/24 古賀慎厩舎
24日は美浦坂路で追い切りました(55秒8-41秒3-27秒3-13秒6)。
「馬体のケアを入念に行いながら調整を続けており、ここまでは順調です。今朝も坂路に入れて、先行する形で追い切ってあります。時計は少し遅いですが、馬場もタフですし、目一杯に動かしてトモを堪えさせたら元も子もないので、オーバーワークを避けられたという点ではいいかと思います。それに、追い切り以外も馬場を使って入念に動かしており、調教量は補えていて態勢は整っています。ただ、休み前と後でそこまで変わった感じがないのは気がかりですね…。それなので条件を替えることがプラスに働いてほしいと願うばかりです。初ダートということでスタートがポイントになるかもしれませんが、動いていない状態からの発進はどうしてもトモに負担をかけてしまうため、この馬にとっては事前の積極的な発馬の練習は避けたほうがいいと判断して課さずに本番に臨むつもりなので、何とか実戦で上手く対応し、流れに乗って良さを出してくれたらと思っています」(古賀慎師)
28日の東京競馬(3歳未勝利・ダ1600m)に木幡育騎手で出走いたします。
キャロット公式より

半年、時間をかけて右後ろ脚の歩様を改善しようと取り組まれてきましたが、やはり相変わらずという帰厩後の報告。

結局、ボディコンディションが原因じゃないと思っているこちらからすると・・。

しかし、陣営はその部分への反動を気にしてか調教も攻めたものではなく坂路で軽め終始。
さすがに調教時計だけ見たらそう思われると思ったのか、それ以外でも動かしていて調教量は補えてるとフォローされていましたが。

そして、競馬の条件。
2戦目の中山の芝で最下位、その敗因がわからないまま今回はダートへ。

初戦の東京の芝の走りをそのままやってくれればいいだけと思っていたので、適正があるかもわからない、むしろないだろうと思っているダートという選択は・・。

馬体重は18キロ増えて500キロ。
半年ぶりの競馬で、見た目に太い感じはなく成長分もあるという良い馬体でした。

が、右後ろ脚の振り上げは相変わらず、全く変わってない(笑

そして騎手が乗って速歩っぽくなると振り上げなくなるのもこれまでと同様。

東京は昨夜から降り続いた雨が強く降っている中での今日の第1レース。
馬場は不良馬場でダート戦なら前に行かなければ話にならないという状況。

4番枠からゲートは悪くない飛び出しを見せるも、二の脚がつかずに一頭大きく遅れた馬を除いてほぼ最後方、15番手。

道中の追走も、キックバックを嫌がるようなところはなかったと思いますが、ポジションも上がらずに15番手のまま。

4コーナーにかけてもスピードに乗って来たという感じでもなく直線へ。

これで全く脚を使えずに後方のままだとかなりしんどいな~というころでしたが、中継映像からも切られて全く姿が見えずに次に映ったのが直線残り300くらい。

そこでは勢い的に外に出されて伸びてきてるかも?という雰囲気も、15番手から14番手に上がったくらいで再びカメラから切られ。

その後は全く映ることなくゴール板に1着馬が入線。
何番手で入ってくると見ていましたが、数えて9番手、10番手くらいで飛び込んできたキャロットの勝負服。

あれ?結構追い上げてこれてた?の「9着」でした。

20/6/28  古賀慎厩舎
28日の東京競馬では出たなりで後方から進め直線へ向いて大外に出すもジリジリとした伸びにとどまり9着。
「スタート自体は反応を見せているものの、芝のところでズルっと滑らすような格好になり、余計に行き脚がつかなかったとジョッキーは言っていました。道中は少し頭を高くし、いくらかハミの受け方が難しそうかな…と見えたのですが、これも育也に言わせると、極端にキックバックを嫌がっていたわけではなかったようなんです。モニターで見ていると気にしているような格好のところが映っていたかと思いますが、そのシーンは少しだけで、収まるところもあったので初ダートに関しては比較的対応してくれたと言っても良さそうです。今回に関してはやはり展開でしょうか…。前が1列になり、形が決まってしまったので流れてくれませんでしたね…。ラクンパルシータ自身は外に出してまずまずの脚を使えていたので、流れがもう少し向いてくれればもう少し差を詰められていたのではないかと思えました。一番のポイントはやはり今後の状態です。やはり反動が心配なので、慎重に見極め、福島へ向かうべきか、新潟にすべきか、レース後のダメージ具合とコース適性等も踏まえて検討していきます」(古賀慎師)
時間をかけて立て直しを図るように乗り込みを行ったもののトモの歩様には変わりがなく、また、稽古の感触もそこまで変わりがなさそうな状況にありました。そのため、ダートへの条件変更がいいほうに向いてほしいと願う気持ちでいたのですが、残念ながら降雨により前が残りやすい展開になり、後肢の弱さを考えると前半からいい位置につけにくいことから厳しい戦いとなってしまいました。今後に関しては判断が難しいところですが、反動が心配な馬なので状態に合わせて方針を決めていくことになります。
キャロット公式より

結局直線ではメンバー中、上がり2位の37秒1で走ってきました。

初ダートに関しては比較的対応してくれたと言っても良さそうです

いや、良くないと思いますが、結局この馬のトモの状態を一番のウィークポイントと思っていて、スタートから出していくのが難しいと感じている状態でダートの条件が向くわけがないんですよね。

未勝利戦のダートで差し・追い込みに展開が向く、しかも不良馬場で、どれだけ待てばそんな展開が向く状況が訪れるのでしょうか。

そしてレース後は反動、反動。
本当に反動があるのかわかりませんが、次戦については「コース適性なども踏まえて」とのこと。

福島か新潟か。

行き脚がつかなくても、トモのハマり待ちみたいなことがあるとしても直線が長ければ初戦の芝でも今回のダートでもいい脚を使えることは証明できたはず。

陣営が考える選択は福島のダ1700?新潟のダ1800?
福島のダートの直線は295m、新潟のダートなら354m。
東京ダートの501mより確実に短くなるコースです。

ちなみに新潟の芝外回りなら659mですが、陣営がダートの2択で考えてるとするなら、かなり厳しい状況に追い込まれてしまってますね。

 

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