3歳馬イルミナルが3戦目の競馬を迎えました。
日曜新潟1800か、土曜東京1800(牝)の両睨みだったレース選択。
結果は第3の選択肢になりました。
20/5/14 奥村武厩舎 |
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14日は軽めの調整を行いました。 「追い切り後の状態に変わりがないことを確認できています。そして、レースをどちらにするか検討していましたが、東京の牝馬限定戦には2着、2着と来ている馬がいますし、新潟も関西馬でちょっと手ごわそうなのが数頭いるように思えました。イルミナルもそう思ってもらえる立場かもしれないけれど、どうしたものかな…と検討していたところ、東京の2000mは頭数が少なく抜けた馬もそこまで見当たらないように思えました。前走に続いてルメールが乗れるということでもありましたので、ここへ向かいます」(奥村武師) 16日の東京競馬(3歳未勝利・芝2000m)にルメール騎手で出走いたします。 |
キャロット公式より |
たしかに、想定では東京1800の2着、2着はワグネリアンの妹。
新潟の関西馬は、ヴィルシーナの仔・レヴィオーサに、ゴールデンドックエーの仔・リンドブラッドあたりが良血なだけに手強いかなと。
そこで矛先を向けたのが、土曜東京5R。
たしかに前走4着が2頭に、他は掲示板外のメンバー構成。
芝2000とさらに距離延長になっても未勝利クラスなら、さらにこのメンバーならと、いいレース選択に思いました。
あとはキレイな東京の芝でと思っていたら、今日の天気予報は午前中から雨予報。
日曜新潟の天気予報は雨だなと思っていましたが、てっきり東京は天気がいいと思っていた・・。
1レース前から雨が降ってきて、しかも結構雨量が多そう。
午前中のレースが終わった後に馬場状態は稍重になりました。
今日の馬体重は前走から変わらず420キロ。
無観客のパドックでしたが、少し煩さを出しているような雰囲気。
1800の前走でも行きたがる面があったので、2000に伸びる今回ちょっと嫌な感じのパドックでの周回に見えました。
8枠12番と大外の枠番。
東京の馬場も今週からBコース替わりで、先週でも内々がいい結果のコース状態だったので、大外、しかも2000でというのもありましたが、12頭立てでそこまで気にしなくとも、と。
ゲート入りは当然最後かと思いきや、偶数番で一番最初にゲート入り・・(笑
前走で枠入りを少し渋ったのが影響したのか?
ゲートが開いて遅れることなく出ると、自然と先団へ。
2列目の外、4番手で向こう正面に入りますが、やはり今回も行きたがる素振りを見せて、鞍上のルメールさんが抑える格好に。
結局、前と少し間隔をあける形、控えるような形になっての4番手追走。
3コーナーに入り、4コーナーで少しずつ前との差を詰めていって直線へ。
残り400を切って、追い出され、左ムチ一発が飛びますが、イルミナルのエンジンもかかるというところでさらに後ろから来たミッキーパンチの手応えが良さげ。
200を切って逃げていたトーヨースターオーを捉えに行きますが、外からミッキーパンチで間に挟まれるような格好でイルミナル。
牡馬の間で頑張りましたが、最後は逃げたトーヨースターオーも捉えることができずに『3着』。
3頭横並びの真ん中、外からミッキーに差されて3着って、そんなところまで母に似なくてもいいのにという結果でした(笑
20/5/16 奥村武厩舎 |
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16日の東京競馬ではまずまずのスタートを切り、4番手の位置から折り合いに専念しながら進める。直線へ向くところから徐々に動き出したが、前を捕らえることができず3着まで。 「いい結果にならず申し訳ありませんでした。ジョッキーは“やはりちょっと距離が長いような気がする…”と言っていました。そのことはもちろん頭に入っていましたが、メンバー構成がかなり魅力的でしたし、前走以上と言ってもいいくらい具合が良かったので何とかこなしてほしいと期待して送り出したのですが…。距離だけでなく道悪も良くなかったようで、確認すると“脚を取られて苦労もしていたし、可哀想だった”ということだったので、馬場状態も違えばもう少し頑張れたかもしれませんが、いずれにせよ結果を出さなければいけないのに上手く行かず本当に申し訳なく思います。2戦した後なので放牧を挟むことも考えていますが、少し悩んでいるので最終的にどうするかはレース後の状態を見たうえで改めて相談させてください」(奥村武師) 前走後、状態はさらに上向き、ここは決めておきたい一戦でしたが、残念ながら勝ち切るまでには至りませんでした。少し力みは見られたので好位で折り合いに専念しながら進めたものの、湿った馬場も相まってか最後はこの馬らしい伸びが見られませんでした。馬場が違えばパフォーマンスも違うような気はしますが、鞍上が言うように距離も少し長いのかもしれませんし、これまでの経験を活かして次走以降、何とか勝ち切ってもらえればと思っています。続戦したあとでもあるので、この後は放牧に出してケアすることも含めてどうしていくか検討していきます。 |
キャロット公式より |
結果的には「距離が長かった」というか、どうしても道中で行きたがる面がありましたから最後の脚に響いてしまったかなというところ。
加えて結構雨が降って力のいる馬場状態になったのもよろしくなかったですかね。
レース選択については、メンバーレベルを第一に考えてのことで間違っていたとは思わないですが、折り合い、距離、馬場状態が向かないという点で結果に結びつけることができなかったかなと思います。
あとは、接戦になるともう少し馬格があったら・・とは思ってしまいますね。
奥村調教師のコメントでは「少し悩んでいる」と、続戦の可能性も探っていくのかもしれませんが、番組を見ると、短期でも天栄に出して「6月13日 東京芝1600牝馬限定戦」を目指すのが良さげですかね。
時期的にはまた雨の心配もありますが。
勝利まで惜しい競馬が続いてますが、まずは1つ勝つための最良の選択というのを次回も期待したいなと思います。