3歳馬ヴァイトブリック。
土曜東京、3勝クラスの競馬・銀嶺Sに出走しましたが、11着に敗退でした。
馬体重は498キロで戦前に希望してたように500近い数字に戻してきました。
雨が降っていたので現地観戦はやめてテレビ観戦でしたが、パドック、返し馬とも普通にこなせているように思えました。
あとは不良馬場のダート。
前に行けなければノーチャンスとスタートに注目していましたが、出遅れることなく好発。
ビュイック騎手の頭にも当然前目の競馬と出していってくれて、4番手を取れたかと思いましたが、直後に手綱を控えてポジションを大きく下げてしまう格好に。
以降は手を動かしつつ追走に苦労するような感じで、コーナーではかなり追われる格好で直線へ。
10番手くらい、先頭と5、6馬身というところから差を詰めにかかりますが、
伸びてきそうな瞬間もあったかと思いましたが、早い段階で手応えがなくなって11着でゴールでした。
19/11/23 和田郎厩舎 |
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23日の東京競馬では前目につけられたが寄られたことにより引かざるを得なくなり中団からになる。直線で盛り返したかったが目立つほどの伸びはなく11着。 「今日のレースで色々とジャッジするのは難しいところですが、少なくとも前半で寄られたのは痛かったです。あれによってリズミを乱し、乱したまま走らなければいけなくなりました。スムーズであればということになるのですが、マイルくらいで脚を溜めることができれば良さそうな気はします」(ビュイック騎手) 「今回の調整過程での馬の雰囲気は良かったんです。特に精神面が段々と良いものになってきていると感じていました。競馬場に来ても同じで、以前はレース前に燃えてしまうところがあったのですが、今回は落ち着いて歩けていました。これならばと思いジョッキーに託してレースへ向かってもらったわけですが、スタートを出て行き脚もついていました。しかし、いいなと思っていたところで外から切れ込んできた馬がいたため強めに引く必要が出てしまいましたね。その後はリズムを取り戻せないままになってしまったとジョッキーも言っていました。距離に関しては正直何とも言えません。不利がなければどうだったというのを見たかったのが正直なところですが、それでもジョッキーが忙しいかもと感じたのも事実でしょうから、今後のための参考にします。別の見方をすると、精神的な脆さが出た可能性も否めず、何が一番影響したと言い切れないレースとなってしまいましたが、まだ若くこれから経験を積んでいく必要があるのは確かなはずなので、レースの条件も含めて色々と模索しながら復調させていきたいです」(和田郎師) 前走の内容を踏まえて今回は距離を短くしてみました。ダートスタートでもしっかりと出られたことから良い位置より進められそうに思えたのですが、強く引かなければいけないほど外から寄られたためリズムを乱してしまいました。スムーズであればどうだったかを見たかったですし、今回で断定はしづらいのですが、成長のあとも見られるようなので、経験しながら少しずつでも前進していければと思っています。今後については様子を見た上で判断します。 |
キャロット公式より |
スタートしてからの先行争い。
うまく出していけて4番手におさまるかというところで大きく番手を下げた場面は、パトロールで確認しましたが、大外のアーバンイェーガーが切り込んでくる形で不利を受けてというものでした。
そこで番手が下がったのも痛かったですが、その後は課題であった精神面の弱さというか、落ち着いたレース運びも難しくなり、またこの距離の追走で脚も溜まらずに最後は余力なしというレースになってしまったようです。
たしかに、あの場面の不利はかなり痛かったと思いますし、あそこがスムーズで先行する位置で直線に向いてこれたらとは思うような結果だったとは思えるかもしれないですね。
ただ、デビューからほぼ1年。
この8戦を振り返ってみると、すべてダートの舞台で走ってきましたが、初戦、2戦目は結果的にメンバーに恵まれていて、ヒヤシンスSは少頭数で展開に恵まれた。
4戦目の兵庫CSはクリソベリルに0秒9離されて、それ以外のメンバーはやはり恵まれていた。
それ以降の4戦は重賞のメンバー、3勝クラスのメンバーの中で結果を出せずとなると、力が足りないのは当然ですが、時計的に、内容的に評価できるというレースもなく、ダートの舞台がそもそも?ということを言えてくるんじゃと思いますね。
和田調教師の「レース条件も色々と検討しながら」というのも、1600ダートは東京にしかないわけですし、1800は長いとなるとなかなか難しい局面になってきました。
まぁ、色々と検討してそれでも血統的にはやはりダートということになってしまうのであれば、地道に3勝クラスで力をつけていくしかないでしょう。