4月初旬に行ってきた北海道・出資2歳馬牧場見学の旅。
C-3厩舎のロードカナロア産駒イルミナル(クルミナルの17)です。
2月から坂路開始になった経緯や、現在の感触。
同厩舎のカナロア牝馬との比較、カナロア産駒の傾向や母クルミナルの話など色々と聞いてきました。
現在の馬体重は445キロ。
坂路17秒です。
厩舎内に入ってすぐ動画を撮っていたので、写真を取り忘れていました・・。
なのでキャプチャ画像。
ちなみに見学動画を上げたことはないです(一応)
(ちょっと大きくはなりました?)
なりましたね。
背はあまり大きくなってないですけど、幅は出ました。
これで440あるんだという馬体なんですけど、中身はしっかりしてるんだなっていう感じ。
乗るまでに時間はかかっちゃいましたけど、乗ってからは順調にきています。
(坂路2月になってからですが、そのほうがこの馬の成長のためという判断?)
乗らないほうがというよりは、ほんと馴致すらできなかった状態だったので、12月まで。
(それは馬体的に?)
いや、精神的にですね。
鞍を乗っける時点でこれはやめよう、待ちましょうということに。
お母さんも走ってる馬ですし、待っても行けるでしょうと期待も込めつつ。
年明けから普通の馬のスタートを切ったので、そう考えたらこの短いスパンで17まで上がっているので、相当順調だと思いますね。
普通の馬が1歳の9月に来たとして、1ヶ月したら坂路に入って、そこから11月には17で来ているんで。
3ヶ月、4ヶ月遅れていると考えれば申し分ないスピード。
(スピード感もある?) ← ※スピードを勘違いして聞いてしまった。
ありますね。乗ってる人に聞いても、ウチにカナロア5頭いるんですけど、一番モノがいいかもしれないっていうくらいの感触。
早い組で14-14とかやってるやつがいるんですが、最終的には抜いちゃうんじゃないってくらい。
初仔で小さく出ちゃったというのはあるかもしれないんですけど、それを補うだけの力はこの馬にはありそう。
これはPOG本などを見ていると、いい感じで名前が挙がってたりしますね。
ちなみにこれもPOG本によると同じC-3厩舎のカナロア牝馬はラッキーライラックの下もいるようです。
(母クルミナルもこの厩舎でした?)
そうですね。この厩舎でした。
(母も5月生まれで、2歳夏を越してから大きくなっていったと思うんですけど)
北海道でクルミナルはわからないんですけど、古馬になってからのクルミナルを見ててこんなに大きいんだ~って。
こっちきて話を聞くと最初すごい小さかったんだよって。
その世代で一番でかくなったねって。成長力という意味ではものすごくあったと。
カナロア自身、牝馬に出て、ウチの厩舎だけの話でいえば少し成長が遅いのかなってところがあった。
ダイワメジャーみたいに2歳戦からバンバンというよりは3歳明けてから伸びていくようなイメージなんじゃないかとやっている。
14-14やってるのもいますが、一番早い組よりはうーんっていう感じなんで。
成長がもっとあとに来るのかなと。カナロア自身もそうですし。
現状17で満足にこなしていますし、ペースを上げようかという話も出つつなんで。
食いが細くならないで上げていけるのが理想なので、現状それができているので。
(坂路を進めていく中では、精神面で悪いところは目立ってきていない?)
最初の素性が怪しかったので、それに比べたらマシな方。
環境の変化で人に対しての恐怖心が拭えていなかったと思う。
まだ幼すぎたというのがありました。
この仔も、今後は期待ですよ。
まだまだ大きくなっても不思議じゃないですね。
と、全体的には好感触な話を聞いてくることができました。
調整は遅れてしまいましたが、この感じであれば初仔ですが結構期待されているんじゃないかなと思える牧場見学でした。