2歳馬キアレッツァです。
11月1日に天栄から帰厩しました。
今週の土曜・福島3Rの芝1200未勝利戦に出走予定です。
18/11/1 萩原厩舎 |
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1日に美浦トレセンへ帰厩しました。 「前走の内容があまりにもというものだっただけに悩みが解決しているわけではないのですが、前回は初戦からそう間隔なく臨んだことも多少影響したかもしれません。今回は時間をかけて乗り込んでもらいましたし、そこに良化の余地を見い出したいですね。明日から徐々に動かしていき、可能であれば福島の最終週あたりを目指していきます」(萩原師) |
18/11/7 萩原厩舎 |
7日は美浦南Wコースで追い切りました(56秒0-41秒2-12秒8)。 「先週戻ってきて特に問題を感じることはなかったで、コンスタントに動かしてきました。時計になるところもすでに始めていて、今朝もコースに入り半マイル重点ですが追い切りました。動き自体は悪くなく、このまま動かしていければ来週のレースへ問題なく向かえるのではないかと見ています。前走の内容を見ると果たしてどこまで変われるかと言った状況ではありますが、それでもまずまず順調には調整できているので、このまま仕上げを進めていきます」(萩原師) 17日の福島競馬(2歳未勝利・牝馬限定・芝1200m)に丸山騎手で出走を予定しています。 |
18/11/14 萩原厩舎 |
14日は美浦南芝コースで追い切りました(67秒1-51秒5-37秒3-11秒5)。 「今週予定している競馬には元気に騎乗依頼をかけてあるので、今朝の追い切りにも跨ってもらうことにしました。芝の発育の関係で先々週まで制限されていた本馬場での調教が行えるようになったこともあり、今日は芝コースに入れてみました。それで感触を確かめてもらったところ良かったそうです。ただ、いくらか気難しさも感じたようです。悪いというよりは気持ちが消耗したり、精神状態によってパフォーマンスが左右されるようなところがありそうということでした。前回の負けは未だに首をかしげたくなる思いなのですが、思い返すと装鞍所でイレ込んでいたんです。消耗しきるほどのイレ込みではなかったのですが、まだ若い2歳の牝馬なのでちょっとしたことが影響していたとしても不思議ありませんよね。集中させるという点で見ても1200mに戻すことは悪くないのかなと思うので、何とか前走のモヤモヤしたものを払拭できるような走りを見せてほしいと願っています」(萩原師) 「本馬場で動かしてみたところアクションは良かったですよ。今日のようにしっかりと根付いた芝はいいですね。これが道悪になり、走りのリズムが乱されてしまいそうな馬場状態になるとちょっと不安です。天気予報が今のところ微妙で、ハッキリとしないような状況でもあるのですが、土曜日の早い時間帯のレースということを考えると雨が降ったとしても影響は最小限に留まるのではないかという気もしていますから、最終週ですが何とかいいところで走らせてあげたいですね。ちょっと繊細さを感じましたが、基本的には操縦性が良くて楽しみを持てる馬だと思うので、何とかこの馬の良さを引き出したいです」(丸山騎手) 17日の福島競馬(2歳未勝利・牝馬限定・芝1200m)に丸山騎手で出走を予定しています。 |
キャロット公式より |
帰厩してから萩原調教師の泣きのコメントが続いていましたが、最終追い切り、そしてレースでも騎乗する丸山騎手の助言によってその答えにたどり着いた感。
10月の天栄見学でも精神面の脆さを指摘されていて、「精神状態によってパフォーマンスが左右されるようなところがありそう」というコメントは次の競馬に向かうにあたって陣営から聞きたかったこと。
レース前のイレ込みだけではなく、デビュー戦のパドックでも一種パニックのような形で転倒したことも含めて、そういう面があってレースでもまわりの馬に左右されるところがあると思うので、それを前提としてレースに臨んでもらえそうなのは良かったと思います。
その鞍上の丸山騎手ですが、自分にとってはレイズアスピリットとのコンビで初勝利を含め3勝をあげてくれた騎手。
ですが、4歳春から5歳の春まで、馬群でかかることを恐れて、最後方から競馬に参加することを避けた超消極的な騎手、という印象のほうが強く。
今思い返してもなんでそんな戦法を取ったのか、聞けるものなら聞いてみたい。
当然というかレイズからは降ろされましたが、とにかく3勝をあげたこと以上に、それ以降の騎乗が残念だったという印象しかありません。
引退に際しまたこのコンビが見たいという方もいたようですが、自分の感覚ではありえないとしか思えなかったです。
と、ダークなことを書いてしまいましたが、丸山騎手が出資馬に騎乗するのはそれ以来。
今年はすでに去年の2倍弱の勝ちをあげて先週のG3福島記念でも勝利。
2、3年前とは騎手としての腕も上がっていることが感じられますし、キアレッツァとのコンビではあらためて期待しています。
この馬の繊細なところを捉えつつ、良さを引き出してもらいたいです。
最終追い切りは芝コースでしたが、終い11秒5でアクションも良かったということで、状態は悪くないように思います。
新馬戦以来の福島芝1200という条件も願ったりの条件。
想定では40頭と殺到しているようですが、出走間隔でたぶん出走できるはず。
クラブでも予定A。
勝てる能力は間違いなくあると言われていますし、あとはレース前、レースといかに集中して走ることができるか。
3戦目の競馬はその点に注目して、前進を期待しています。