デビュー3戦目のキャロットのフェールデクールです。
馬体重は490キロ(-8キロ)。
もっと減ってくるかなと思いましたが、
他馬が増やしている中で、意図的に絞ってきたもので好印象。
両前脚にしていたバンテージは、今日は付けてませんでした。
レースがスタート。
今回も、ゲートは好発で好位に付けます。
馬群が縦長になる展開で、無理なく5番手を追走。
あとは、前走のように早めに手応えが怪しくならなければと思っていましたが、
1000m通過あたりから、戸崎騎手の手が動き、ムチの連打。
前走と同じような形になってしまいますが、つかず離れず直線へ。
ただ、直線に入っても、伸びずバテずとピリッとした脚を使えず7着でゴール。
前走と同じような馬場コンディションで、同じ着順。
自身のタイムは0秒5詰めましたが、勝ち馬との差は2秒1と開いてしまいました。
1/14 高柳厩舎 |
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14日の中山競馬では好位につけて勝負どころで外からじわっと上げていきたかったが、伸びがひと息で7着。 「ちょっと我の強さはあるものの反抗することはなかったですし、道中のリズムは決して悪くはないんです。それが勝負どころでペースが上がってもまったく反応できず、直線では前の馬を捕らえられなかっただけでなく、後ろからの馬にも交わされてしまいましたね…。何かずっとこもった走りをしていて、終いにかけてもフットワークが変わらずに考えていたほど脚を使えませんでした。経験を重ねつつそのあたりが変わって来てほしいですね。絞れて動けるようになっていたはずですから前回よりもいい走りをお見せしたかったのですが、申し訳ありませんでした」(戸崎騎手) |
まぁ見たとおりというか、課題が決定的になったというか。
休み明けに敗因を求めた前走から、今回は前進を期待しましたが、
結果的には前走と全く同じ負け方になりました。
状態じゃなければ、適正が向かないと持っていけると思っていましたが、
この2戦、芝のデビューを含めた3戦を見て、
一概にダートが~とも、距離が~とも言えないような感覚というか。
とにかく勝負どころに反応できず、
ピリッとした脚を使うことないままレースが終わってしまいます。
そのあたりは、高柳調教師のコメントでも触れてくれています。
1/14 高柳厩舎 |
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「前走は重かったのもあるかと思ったのですが、揉まれて気にしたところもあったかなと思ったので、レース前にジョッキーと話をしてストレスがかからない形の競馬をしてもらえればと思っていたんです。そう思っていたところだったので形自体は理想的なものになり、悪くないなと見ていたんです。ただ、前半は一見元気よく行ってそうでしたけれど、ペースが上がっていくと段々と怪しくなってきていて…。ステッキにも反応していなかったようですし、苦しかったのでしょうか…。ジョッキーに聞くと、ハミは取れて走りにまとまりもあるのだけれどギアが上がってこなかったとのことでした。ワンペースな走りなので、競馬の仕方、脚の使い方を教えていったほうがいいのかもとも言ってましたね。あとは距離もあるのかもしれません。いろいろなことが考えられるはずなので、少しずつでもいいほうへと導いていけるようにしたいです。今回は続けて使い、また絞って使いましたので、立て直し期間を設けたうえで次走へ向かっていきたいと思います」(高柳瑞師)
前走の課題となった重さを解消して臨んだ今回でしたが、理想的な形で運べたものの前を捕まえられず後ろから差されるという厳しいレースになってしまいました。動かしていっても反応できなかったということで、もしかしたらタフなダートが堪えたのか、距離が長いのか、はたまた苦しい部分があるのかもしれません。また、現状ではピリッとした脚が使えないということで、少しずつでも脚の使い方を教えていかないといけないのかもしれません。楽観視するわけではないのですが、遅咲きの血統でもあります。変わってくる可能性もあるでしょうから、地道に良くしていければと思っています。 |
ということで、課題がハッキリしてきたのは収穫だったかもしれません。
今後の方向性としても間違ってはいないと思うので、
楽観視するわけではないのですが、遅咲きの血統でもあります
とまさにこんな感じで、
フェールデクールの成長と、厩舎での取り組みを期待したいです。
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