8戦目となり、転厩初戦となったキャロットのストライクイーグルです。
結果は、外から1頭だけ違う脚を繰り出して、惜しい2着でした!
11/5 杉山厩舎 |
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5日の京都競馬ではまずまずのスタートから積極的に馬群に取りつく。 向こう正面では馬なりでジワッとポジションを上げ、3コーナー過ぎから押して行くと、直線は馬場の外目をしっかり伸びて2着。 「今日は深めのブリンカーを試したのですが、その効果もあったようで、道中は自分からハミを取って進んでくれました。3コーナーでペースが上がった時に少し置かれたことだけ悔やまれますが、直線は最後までしっかり脚を使っていましたし、今日のようなレース運びがコンスタントにできるようになれば、積極的にポジションを取りに行っても終いまで脚を使えるでしょうし、このクラスはすぐに卒業できると思います」(岡田騎手) |
馬体重は10キロ減の496キロ。
絞れて素軽くなっていましたが、
それでもまだお腹周りを見るともう一絞りできそうですね。
パドックの雰囲気はいつも通りのんびり(TVで数秒しか見てませんが)
まずは注目のスタートから。
希望としては、スタートでなんとか先行して~と思っていましたが、
今日は行き脚云々の前にゲートで遅れ・・(笑
こうなっては仕方なく、12頭中11番手で1コーナーへ。
内で砂を被るポジションでしたが、嫌がる素振りもなく向こう正面へ。
ここでオッと思ったのが、岡田騎手の手が動かずにポジションを上げたこと。
3コーナーの下りにかかるあたりでは隊列のちょうど中団で、十分前が射程圏の位置取りに。
ただ、下りから4コーナーに向かうところでペースが上がったところで、
やや置かれてしまい、これは岡田騎手のコメント通り悔やまれるポイント。
そこから岡田騎手の懸命なアクションで、前を突こうとしますが、
4角からのレース映像には映らず、厳しいか~
直線は外に出して、この時点では前の馬と少し離れた9番手。
そこからじわじわ伸びてどこまで着を上げられるか・・・
と見ていると、ラスト300を切ったあたりでグンっと加速。
脚色が一緒になっている先行集団を一気に交わして、3番手に上り、
ラスト100のところでは2番手に上がると、
4馬身は抜け出しているアドマイヤロケットを猛追!
最後までよく伸びるも、あと3/4馬身届かずに2着となりました。
んーー、惜しかったです!
直線の伸びは、まさに目が覚めるような伸び!
「直線で馬券内に突っ込む脚が使えるわけでもない」なんて言っちゃってましたが、
ごめんなさい!
いや、しかし最後の脚に繋がったのは、
やはり距離延長と、深めのブリンカーが見事にハマった結果。
と言っていいのではないでしょうか。
最後の脚ですが、数字的には上がり『36秒6』で1位でした。
2位の勝ち馬アドマイヤロケットが37秒3で、0秒7上回っています。
この上がり、イーグル自身に取っても、
ダ1800以上としては、6月の阪神の37秒9を大きく上回るものです。
さらに、今年の京都ダ1900m・500万下の条件のレースを調べると、
今日のレースを含めて8レースありますが、
出走90頭中「36秒台の上がり」を使ったのは、イーグルだけでした!
さらにさらに、
レースタイム『1分58秒5』というのは、8レース中1位タイ。
そのタイのレースは、京都大賞典の日の稍重のレースですから、
時計的な価値も十分ありそうです。58秒6 の 2着でしたけど!
杉山調教師コメントも上がりました。
11/5 杉山厩舎 |
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「転厩初戦でしたが、これまで乗っていた岡田ジョッキーと話をしながら調整してきたこともあり、まずはいい内容の競馬ができてホッとしました。馬体は思ったよりも減っていたのですが、結果的に絞れたと見ていいと思いますし、深いブリンカーは効果があったようです。今日の経験を次に活かせるように、さらにしっかり調整していきます」(杉山師) 転厩初戦でしたが、この馬のことをよく知る岡田騎手が調教にも乗っていましたし、いい形でレースに臨めたようです。最後勝ち馬を捉えるには至りませんでしたが、道中はこれまでにないほどいい行きっぷりでしたし、それでも終いの脚が鈍ることはなく、収穫のあるレースでした。今日のような競馬を安定してできるようになれば先々も楽しみです。この後はトレセンに戻って馬体を確認してから検討します。 |
今回は、転厩初戦の1戦でしたが、
杉山調教師が馬のことをよくよく考えてくれてレースに臨んでくれた結果、
大きく前進できた1戦と言っても過言じゃないでしょう。
杉山厩舎は、福島6Rでナムラミラクルで早くも2勝目。
良いところに転厩できましたよ!
厩舎の勢いに加えて、イーグル自身の頑張り。
今後の視界が良好となった1戦でした。