現時点のキャロットの現役3歳未勝利馬について、いろいろ調べてみました。
2014年募集馬…80頭
現役勝ち上がり馬…33頭
未勝利馬…47頭(引退馬…9頭含む)
以下、全80頭/未勝利47頭/勝ち上がり33頭の各平均値。
各数値は、1歳募集時のもの
項目 | 全80頭 | 未勝利 47頭 |
勝ち上がり 33頭 |
---|---|---|---|
募集総額(万円) | 2,653 | 1,991 | 3,594 |
母年齢 | 10.7 | 10.9 | 10.4 |
何番仔 | 4.7 | 4.9 | 4.5 |
誕生日 | 3月18日 | 3月22日 | 3月12日 |
体高 | 154.2 | 153.9 | 154.6 |
胸囲 | 174.0 | 173.3 | 174.9 |
管囲 | 19.9 | 19.7 | 20.3 |
体重 | 434 | 428 | 443 |
平均する意味は?といわれるとアレですが、
この平均値だけを見ても、
未勝利馬は各値、全体の平均より低く、
勝ち上がりは、平均より高いというのは分かりやすいですね。
この募集時にわかる数字から、一つ一つ考えていきたいと思います。
募集総額
未勝利馬47頭の平均が1,991万円。
募集80頭中、
2000万円未満で募集された馬は「37頭」
この37頭中勝ち上がりは「6頭」
2000万円未満は割合的に多く、手も出しやすい価格帯ですが、
勝ち上がりとなると6頭に1頭。
この確率だけ見ると、2000万円未満から勝ち上がり馬を選ぶのは、
中々狭き門かなと思います。
母年齢
この数値は、平均値だけを見ると、未勝利馬も勝ち上がり馬も大差ないですが、
例えば、「母年齢15歳以上」の産駒で見てみると、
募集80頭中、
母年齢15歳以上は「11頭」、勝ち上がりは「3頭」
母年齢16歳以上にすると、該当は「7頭」、勝ち上がりは「1頭」
この11頭中、1歳9月からこれまでの近況で脚元に不安が出ていないのは2頭(どちらも未勝利馬)くらい。
そのうち6頭は3歳以降のデビューとなってますから、
やはり、母年齢は体質に関係があるかな?
と思います。
ちなみに、今年の2歳世代では、
母年齢15歳以上は「14頭」、ペースダウンとなったのが「4頭」。
ペースダウンはなくても、調整ペースが緩やかなのが「3頭」となってます。
ただ、この条件の中から、今年のキャロット最初のデビューでデビュー勝ち馬が出ました。
まぁ、走る馬は走るってことです。
測尺値と誕生日
体高、胸囲、管囲、体重のいわゆる測尺値と、誕生日についてですね。
わかりやすいのは、体重と管囲ですかね。
募集時の値が、小さすぎる馬はやはり苦戦傾向にありそうです。
未勝利馬の平均である
体重428キロ、管囲19.7を下回る馬は、80頭中「22頭」。勝ち上がりは「3頭」。
ちなみに、22頭中21頭が牝馬です。
勝ち上がりの3頭中、5月生まれが「2頭」。
この22頭のデビュー時の馬体重平均は「432キロ」
ちなみに、未勝利馬47頭が平均3月22日生。
全80頭の募集時からデビュー時の馬体重の増加を平均すると、
3月22日より前の馬は、38頭で、平均20.8キロ増。
3月22日以降の馬は、42頭で、平均42.6キロ増。
つまり、生まれが早くて、測尺値が小さい場合は、
その後の成長も一息で、
そうなると、競馬を使っていく上でもなかなか難しいと言うことができそうです。
逆に、生まれが遅い馬なら、その後の成長を見込んで、
測尺値が低い場合でも出資検討なりうるという印象です。
出資検討に役立てる
毎年2、3頭の出資くらいの資金力なので、
なるべく勝ちあがってくれる馬を選びたいですし、
最優先で出資するなら、クラシックを目指せる馬に出資したいですよね。
出資馬を検討する上で、馬体を見たり、血統を考察したり、
最後は自分のフィーリングを大事にしていますが、
こうやって、数字を使っていろいろアプローチしていくのも、楽しいです。