降級初戦を迎えました、レイズアスピリット。
福島では去年の11月に500万下の芝・2600m同条件を勝っている舞台です。
前走湾岸Sから+2キロの470キロ。
見た目には変わらず、テレビのパドックで見る限りでは集中して周回できているように見えました。
で、いきなり結果ですが、6着でした...
まずは、公式のコメントを。
7/18 福島競馬場 |
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18日の福島競馬では前の流れを見ながら最後方より進める。 2周目の向こう正面からジワジワと上げていきたかったが勝負どころから直線での伸びが本来のものではなく6着まで。 「レイズに乗りたくて函館から福島に来ましたし、もちろん楽しみにしていました。ただ、今日は雨の影響もあって進みっぷりが悪かったです。それでも押し上げていって何とか…と思ったのですが、前が楽をしていた分もあり、さすがに届きません。今日は噛み合わない条件だったこともあったのでしょうが、それでもこのクラスならもっと走れたはず。物足りなく感じるところもありますが、期待してるがゆえですし、何とか巻き返してほしいと思っています」(丸山騎手) 「肉体面と精神面のバランスをよく見つつ慎重に調整してきました。ちょっと重いかなとは感じつつトレセンから送り出したのは否めなかったのですが、久々の前日輸送で変に気負ってしまって輸送でも競馬場に着いてからも苛々していたんです。昔も少し見せた時はあったのですが、今回は馬房内でも旋回するように落ち着きがなくなってしまっていたんです。元気は馬場もあって進みっぷりが良くなかったのかもと言っていましたが、馬場だけでなくそういった精神面の影響もあったのだと思います。申し訳ありません。ここですぐ元のクラスに戻しておいて秋に備えたかったのですが、叶いませんでした。また、今の状態から押せ押せで行っても苦しくさせるだけなのでこの後は夏休みにしようと思います。今のところここでよく見てからそのまま天栄へ放牧に出すつもりですが、今後については状態を見つつでしょう。順調なら中山あたりでも良いかなと思っていますが、体調次第で前後もあって良いでしょうし、今の時点では決めつけすぎずに柔軟に考えていきたいと思っています」(上原師)ここでは力上位と思いましたし、いい結果を期待して臨んだレースでした。しかし、前半から思った以上に行きっぷりが良くなく、動かし始めは良かったもののその後は勢いが持続しませんでした。馬場状態もあるのかもしれませんが、レース前の消耗が影響したようですし、まともであれば巻き返し可能なはずです。この後は競馬場から直接NF天栄へ放牧に出る予定で、体調を見ながら今後のことを検討していく予定です。 |
(ここからは完全な個人的見解で、ちょっとグチグチとなってしまいます...)
んーーー。
コメントを見ても色々と釈然としません。
「春の2戦の反省を踏まえて」と思っていたのですが、
このレースでは、逆にその2戦の敗戦の影響か、
今回は馬群から更に離れた最後方と非常に消極的なレース運びになってしまったと思います。
今年初戦のサンシャインSではガツンと掛ってしまいましたから、
今回は馬群から離して、完全な「馬の気任せ」です。
確かに、レースでの掛かり癖のあるレイズですから、押して掛かるよりはというのはわかりますが、
今回のようなレースになると、全くレースに参加していないようなもので、
掛かり癖に対するレースでの経験値というのが全くないと思います。
Bコース替わりで、前が脚を残す展開で、逃げ馬が勝ち、馬群の内で脚を溜めた馬が2着。
展開が向きませんでした。
じゃ、ダメだと思うんですよね...。
競馬に参加させつつ、精神面の克服をしていかなければ、
レースの中でいつも同じ課題を持ったまま、不安を抱えたままの馬になってしまいます。
もちろん、直前に強まった雨の影響や、直前輸送の影響で精神面の影響、夏場のレイズ自身の状態など色々あったのでしょうが、
それにしても得るものがなにもないレースになってしまいました。
で、さらに夏休みですか...。
勝っても負けても既定路線の休みですからいいんですが、
ちょっと甘やかし過ぎじゃないか...とも思ってしまう今回の丸山騎手と上原師のコメントでした。
今日の函館記念はダービーフィズが勝利しました。
湾岸Sでは先着している相手です。
まぁだからレイズも今すぐ重賞級だとかいうつもりはないですが、
クラスが上の馬たちにも渡り合える実力はあると思ってますから、
今回の結果は歯がゆいですが、
去年も9月のレースから良くなっていったので、
仕切り直しの(おそらく)中山で前進してくれることを期待します。