'17 アップライトスピン

3歳6月 腰や芯の部分に力強さが備わってくればもっといい走りができる

投稿日:2019年6月14日

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3歳馬アップライトスピン

5月28日に帰厩して、来週の東京最終週の競馬を予定しています。

19/5/23 山元TC
この中間は周回ダートコースでの軽めのキャンター調整を中心に、坂路コースでハロン16~17秒のキャンター調整を行っています。
「徐々にピッチを上げてきていますが、ここまでは脚元、体調面ともに変わりなく推移しています。スムーズに進められるようで夏開催の前半の出走を目指していければと考えています」(山元担当者)
19/5/28 池上厩舎
28日に美浦トレセンへ帰厩しました。
「順調にペースアップを図ることができていましたので、このタイミングで美浦へ送り出すことになりました。カイバ食いは良好で調教の動きや走るフォームも悪くありませんので、スムーズに競馬まで進めることができればと思います」(山元担当者)
19/5/29 池上厩舎
29日は軽めの調整を行いました。
「山元での調整は順調に進み、6月の競馬を考えられそうということだったのでこのタイミングで帰厩させています。前回のことがあっただけに心配される方も多いと思いますが、今回は蹄を保護するようにバンテージを巻いて移動してきています。前回はテンションが高かったことから、別の脚で引っ掛けるなどしてズレてしまったと考えられますが、今回はそのようなことはなく無事に入ってきているので安心してください。今日は軽めに乗っていて、おそらく今週いっぱいは馴染ませるようにじっくり動かすことになると思います。その後は徐々にピッチを上げて、3週目もしくは4週目、おそらく後者をメインにしてレースへ向かっていきます」(池上師)
キャロット公式より

4月の帰厩時の頓挫から山元TCに戻されて1ヶ月ちょい。
その後はスムーズに進められての帰厩となりました。

そして帰厩時については「同じ轍を踏まないでほしい」と思っていたので、今回バンテージで工夫されて戻ってきたのは、今後のアップライトスピンにとってもいいことではないかと思います。

19/6/5 池上厩舎
5日は美浦南Wコースで追い切りました(72秒0-56秒1-40秒6-13秒3)。
「移動直後の体調面に不安を感じさせることはなかったものの、カイバ食いが若干悪く、食べたとしても身になりにくいような状況でした。帰厩当初は週末くらいから時計を出せればいいかなと考えていたものの、この状況なので週末も控えて今週からピッチを上げていくことにしています。それでも今日は最初なので速くなりすぎないようにスタッフには口酸っぱく伝えて、5ハロンを大体72秒くらいと、悪くない調教ができたように思います。やり出せば早いとは思うので、少しでも中身が整い、いいなと思える状態でレースへ向かえるように持っていきたいですね」(池上師)
23日の東京競馬(3歳上1勝クラス・牝馬限定・芝1800m)に出走を予定しています。
19/6/12 池上厩舎
12日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒2-53秒7-40秒0-12秒5)。
「今週の追い切りに乗せていただきました。印象は良い意味で変わりないですし、元々いいフットワークで走る馬ですが、強いて言えば腰や芯の部分に力強さが備わってくればもっといい走りができるなと感じました。精神的には悪くなく、カーッとすることが前面に出すぎることはありませんでしたよ」(大野騎手)
「先週は長めにじわっと動かす調教を課しましたが今週は大野ジョッキーに跨ってもらい、競馬をイメージして動かしてもらいました。ウッドチップと芝の差は当然あるでしょうし、今日は水分を含んだチップだったから余計に感じたのでしょうが、もう少し力強さが備わってほしいというコメントをもらいました。彼もアップライトスピンに期待を寄せているが故に求めたい気持ちもあるのでしょう。それに、我々と同じ考えで、見立てにも違いがないことを確認できたのは良かったです。体にはいくらか幅が出てきているものの、食べるカイバの量は与えた分の7~8割くらいで馬体重はそこまで増えていません。成長に見合った数字ではないとも言えるので精神面をより慎重に見ながら接して、少しずつでも成長を図っていきたいです。これもメンタルに関わることですが、前走で見せたようにゲートの中が良くないので、レースに備えて確認をしていきます」(池上師)
23日の東京競馬(3歳上1勝クラス・牝馬限定・芝1800m)に大野騎手で出走を予定しています。
キャロット公式より

帰厩してからはカイバ食いがよくない部分がどうしてもありますね。
ディープ牝馬という感じでピリッとしたところを持っていると思いますが、うまく接して競馬を使いながら心身ともに成長につなげていってほしいですね。

1週前は騎乗予定の大野騎手を背に南Wで古馬2勝クラスを相手に終いにかけての動きが良さそうな時計。

元々いいフットワークで走る馬で「腰や芯の部分に力強さが備わってくればもっといい走りができる」という評価ですから、先々がすごく楽しみになります。

今回はキャリア3戦目の競馬になりますが、1勝クラスの牝馬限定戦の競馬で前走で先着されたレベルの馬はまぁいないでしょうから、秋に向けて2勝目を掴みに行きたいですね。

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