'17 アップライトスピン

3歳4月 美浦に到着も右前脚の蹄鉄がずれ出血と痛みが見られたため立て直しへ

投稿日:2019年4月17日

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3歳のアップライトスピン

春の東京開催を目標に先週帰厩してきましたが、山元TCからの移動中にトラブルが発生してしまいました。

19/4/4 山元TC
この中間は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、坂路でハロン14~16秒のキャンター調整を行っています。
「引き続き、順調に乗り進めることができています。少しずつ毛ヅヤは良く見せるようになっていますから、状態は良化傾向にあると言っていいでしょう。そろそろ具体的な帰厩の段取りを厩舎サイドと詰めていこうと思います」(山元担当者)
19/4/9 山元TC
この中間は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、坂路でハロン14~16秒のキャンター調整を行っています。
「この中間も変わりなく坂路でのメニューを消化できています。厩舎サイドと相談した結果、今週の検疫で美浦へ帰厩する段取りになりましたので、状態を整えた上で送り出せればと考えています」(山元担当者)
19/4/11 池上厩舎
11日に美浦トレセンへ帰厩しました。
「前走後は毛ヅヤや馬体の張りなどの良化に時間がかかりましたが、気温の上昇とともに少しずつは良く見せるようになっていたのでこのタイミングで帰厩させています。美浦への到着直後の検疫所へ馬を見に行きましたが、馬運車なのか到着後の馬房内での出来事なのかはハッキリとわからないものの、右前脚の蹄鉄がずれていて出血と痛みが見られました。直ぐにケアをしていますが、調教に関してはそこの状況を見ながらになるでしょう。帰厩直後からご心配をおかけしてしまい大変申し訳ありませんが、まずは状態の変化を見極めて判断していきます」(池上師)
19/4/17 池上厩舎
17日は軽めの調整を行いました。
「蹄の状態ですが、入厩して週末までは痛み止めを投与した状態で治療にあたっていて、だいぶいいかなと思えたことから今はその痛み止めの投与をやめています。その後の数日の様子ではハ行したり、静止状態でも脚を着けないことはありません。そのことからも状態はだいぶ安定してきたと思えますが、改めて刺さった箇所を見るとシンプルに釘が刺さっただけではなく、少し動いたような跡にもなっていて、もしかすると鉄唇も踏んでいたように思える状態です。しかも、蹄の裏の溝がいちばん深いところ、つまり蹄の中でいちばん薄いところに刺さっていたので、中途半端な状態で進めていくのは後々に響いてしまう恐れがあるように感じます。装蹄師とも相談をしているのですが、ここは無理をしないほうがいいだろうという意見で一致しており、入れさせていただいたところで申し訳ないのですが、いったん立て直して不安をなくしたいと思っています。今は裸足に湿布をした状態で様子を見ていて、膿が中にこもっていないかどうかもう数日確認したのちに山元トレセンへ放牧に出そうと考えています」(池上師)
キャロット公式より

先週、美浦に到着直後に「右前脚の蹄鉄がずれていて出血と痛み」が見られたという報告。

この1週間、痛み止めを投与してケアをされて、状態はだいぶ安定してきたようですが、シンプルに釘が刺さっただけではなさそうということらしいです。

春の東京を楽しみにしていただけになんとも残念ですが、ここはいったん立て直し、山元TCへ戻されることになりそうです。

蹄のトラブルは出資馬ではほとんど経験がなく、クラブ所属馬ではチラホラ見かけますが、全力で走るためにはここが万全でないとという部分ですし、まずはしっかり治してですね。

先週の更新を見て、ディープで有名になった接着装蹄がなんで流行らないのかなと思って調べましたが、ものすごく時間と手間がかかるということらしいですね。

これから暖かくなっていく時期で、蹄の回復を促すにも、馬体の成長を促すにもいい時期、期間であると捉えたいと思います。

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