'17 シェドゥーヴル

2歳9月 天栄でシッカリ乗り込まれて美浦へ入厩して天栄に戻る

投稿日:2018年9月26日

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2歳牡馬シェドゥーヴル(ヒルダズパッションの16)です。

夏場に天栄でしっかりと乗り込まれて、9月6日にデビューに向けて帰厩してきました。

18/9/4  NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン13~15秒のキャンター調整を取り入れています。
「今週も3ハロン40秒前後のペースで登坂できているように順調です。この後も慎重に確認をしていきますが、問題なければ近いうちの移動が可能かどうかを相談をしていきます。馬体重は496キロです」(天栄担当者)
18/9/6  木村厩舎
6日に美浦トレセンへ帰厩しました。
「時間をかけて乗り込みを重ねて、だいぶ体力がついてきて、且つ動きも悪くないという状況になってきました。そのことを踏まえて東京開催でのデビューを目指して、このタイミングで入厩を考えることになりました。環境の変化によって反動が出ないか慎重に確認して、問題ないと思えれば徐々に乗り進めていきます」(木村師)
キャロット公式より

天栄では8月7日の更新から5週に渡って「3ハロン40秒」の文字が並んでいます。
この時計は天栄では送り出す前の時計で、だいたいこの時計で2、3週乗り込めば帰厩となりますが、デビュー前のシェドゥーヴルにこの時計を5週課しました。
単純に能力があることを認められてのことと思いましたし、馬もそれに応えて乗り切った。

最高の形でデビューに向けて帰厩したのが9月6日。
率直にいえば「10月7日のデビューまで(在厩期間)長いな・・」と思いました。

18/9/12  木村厩舎
12日は美浦南Wコースで追い切りました(89秒7-74秒6-58秒5-43秒4-14秒8)。
13日は軽めの調整を行いました。
「天栄でじっくり乗り込まれて美浦へ入厩しましたが、東京開催を目標にしているので最初は15-15くらいでベースを確認し、余裕が生まれてきたらドンドンとギアを上げていこうという意識で調整をスタートしています。その考えのもと、昨日の調教はウッドチップコースに入れて長めにじわっと動かしました。今はまだまとまりをつくっているところで時計は遅いですが、これからです。どれだけ上げていけるかはまだ何とも言えませんが、東京の前半戦を目指していけるように調整を進めて行きます」(木村師)
18/9/19 木村厩舎
16日は美浦坂路で追い切りました(56秒2-40秒8-26秒3-13秒1)。
19日は舎飼休養しています。
「東京開催へ向けて調整を進め出したところだったのですが、今のウッドチップコースは馬場状態が悪いため用心しながら調整していたものの、チップが擦れ、脚に傷ができ、そこから菌が入り込んでフレグモーネを発症してしまいました。体温は上がりはしたものの当日の午後には落ち着き、腫れは当初は右の膝上まで丸太ん棒のように大きくなっていたものの、今は落ち着いてきています。そのため今朝の調教は行えず安静にするため舎飼にせざるを得ませんでした。徐々に快方へ向かっていると思われますが、引き続き用心し、慎重に見ていきます。先週の水曜日の動きは正直もうひとつに思えるものだったので、これまでの疲れが溜り、段々と抵抗力が弱まっているところで菌に抵抗できなかったのかもしれません。今後の予定はまだ何とも言えず、回復具合を見てどうしていくか判断していきます。ご心配をおかけして申し訳ございません」(木村師)
18/9/26  NF天栄
25日にNF天栄へ放牧に出ました。
「先週発症したフレグモーネの症状は数日で治まり、週末には問題なく動かすことができる状況にまで回復していました。ただし、脚が腫れ、熱が上がったことで内面に炎症を起こしたことは確かで、それによってコンディションがさがっていることは否めません。デビューの日を楽しみにされている会員の皆様のことを思うと何とかこのまま競馬へ向かっていきたいという思いを持っていたのですが、いちばんはやはり良い結果を出すことだと考えると苦しい状況から無理矢理上げていこうとするよりも、しっかりと立て直す機会をつくった方がより良い結果につながりやすいのではないかと考えました。脚の腫れもまだ完全にスッキリしているわけではありませんので、大変申し訳ございませんがクラブ、牧場とも相談をして、牧場に出して不安を解消したうえで改めてレースへ向かっていくことにします」(木村師)
キャロット公式より

19日の更新はまいりましたね~。
何事もなく、何事もなくと願い虚しく、こちらの願いがフリかというくらいに見事にオトしてくれました。
いや、ある意味これがわかってたという人から見たらさぞかし、でしょうね。

頓挫の原因は「右脚のフレグモーネ発症
馬場状態が悪いため用心しながらとしておきながら、それを防ぎきらない、しっかりと問題を起こすのはすごいです。
その後に続く文もこちらの感情を逆なでしてくれるような秀逸さ。

ブログに書くのを1週間間を空けましたが、書くために読み返してたら・・いや、これはダメだ(笑

舎飼までの事態にさせた後に、先週の日曜には坂路入り。
62秒2-15秒3と時計手前の15秒台のものだったので、デビュー予定を伸ばしての在厩あるのか・・と思いましたが、昨日天栄に戻されたとのことです。

2歳馬のデビューなんて慎重に慎重を期すものだと思っていましたが、ちょっと考えられない事態を起こしてくれましたよ。

出資者はもとより、クラブもこれでいいんですかね?
クラブ、牧場とも相談をして」「牧場に出して不安を解消して」じゃなく、
クラブと牧場が相談して」、何が不安なのか、1番の不安が何かをよく考えた上で「不安を解消」してもらいたい。
そこに時間をかけてもらいたいですね。

 

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